kinocinema 天神で映画【せかいのおきく】を見ました !
2023年5月5日(金) きのう15時35分から、kinocinema 天神で、黒木華主演の 映画【せかいのおきく】 を見ました! 江戸時代末期の街中で糞尿を回収し、農村の肥料として販売する 『下肥買い』の人々が主人公となる“挑戦的な”映画で、全編に亘り 糞尿の回収シーンが連続します。 町民の厠(便所)だけではなく、武士の屋敷の厠の糞尿も回収し、 その回収費用を受け取るのではなく、糞尿を資源として買い取り 農村で売って差額を僅かな生活費にすると言う厳しい状況。 今では、殆どの都市で水洗トイレが不通になっていますが、 私が子どもの頃の60年前までは、公営の糞尿回収が行われて いました。 幼かりし頃は、江戸時代と同様、柄杓(ヒシャク)で掬って桶に入れる と云う状況そのままでしたが、その後は『バキュームカー』で吸い取る 方法に代わっていきました。 今の若い人々には信じられないことだろうと思います。 映画は、モノクロ(白黒)映画で8部構成になっており、 各部の終わり数秒間だけカラー映像となります。 ******* 映画【せかいのおきく】公式サイト http://sekainookiku.jp/22歳のおきくは、武家育ちでありながら今は貧乏長屋で父と二人暮らし。毎朝、便所の肥やしを汲んで狭い路地を駆ける中次のことをずっと知っている。ある時、喉を切られて声を失ったおきくは、それでも子供に文字を教える決意をする。雪の降りそうな寒い朝。やっとの思いで中次の家にたどり着いたおきくは、身振り手振りで、精一杯に気持ちを伝えるのだった。 江戸末期、東京の片隅。おきくや長屋の住人たちは、貧しいながらも生き生きと日々の暮らしを営む。そんな彼らの糞尿を売り買いする中次と矢亮もまた、くさい汚いと罵られながら、いつか読み書きを覚えて世の中を変えてみたいと、希望を捨てない。お金もモノもないけれど、人と繋がることをおそれずに、前を向いて生きていく。そう、この「せかい」には果てなどないのだー。
映画【せかいのおきく】予告編映像 https://youtu.be/MCcKdPxwhdAVIDEO インタビュー映像 https://youtu.be/jFtakmfUEMcVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98522/【解説・ストーリー】 「北のカナリアたち」「冬薔薇(ふゆそうび)」などの阪本順治監督が、黒木華を主演に迎えて送る青春時代劇。 江戸時代末期、厳しい現実にくじけそうになりながらも心を通わせることを諦めない若者たちの姿を、墨絵のように美しいモノクロ映像で描き出す。 武家育ちである22歳のおきくは、現在は寺子屋で子どもたちに読み書きを教えながら、父と2人で貧乏長屋に暮らしていた。 ある雨の日、彼女は厠のひさしの下で雨宿りをしていた紙屑拾いの中次と下肥買いの矢亮と出会う。 つらい人生を懸命に生きる3人は次第に心を通わせていくが、おきくはある悲惨な事件に巻き込まれ、喉を切られて声を失ってしまう。 中次を寛一郎、矢亮を池松壮亮が演じ、佐藤浩市、眞木蔵人、石橋蓮司が共演。 *********************** 2023年製作/89分/G/日本 配給:東京テアトル、U-NEXT、リトルモア ***********************【スタッフ・キャスト】 監督 : 阪本順治 脚本 : 阪本順治 製作 : 近藤純代 企画 : 原田満生 プロデューサー : 原田満生 撮影 : 笠松則通 照明 : 杉本崇 録音 : 志満順一 美術 : 原田満生 美術プロデューサー : 堀明元紀 装飾 : 極並浩史 小道具 : 井上充 衣装 : 大塚満 床山 : 山下みどり メイク : 山下みどり 結髪 : 松浦真理 VFX : 西尾健太郎 編集 : 早野亮 音楽 : 安川午朗 音楽プロデューサー : 津島玄一 マリン統括ディレクター : 中村勝 助監督 : 小野寺昭洋 ラインプロデューサー : 松田憲一良 バイオエコノミー監修 : 藤島義之 五十嵐圭日子 配 役 : 役 名 黒木華 : 松村きく 寛一郎 : 中次 池松壮亮 : 矢亮 眞木蔵人 : 孝順 佐藤浩市 : 松村源兵衛 石橋蓮司 : 孫七
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テーマ:日本映画
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kinocinema 天神でアニメ映画 【BLUE GIANT】 を見ました!
2023年5月4日(木) きょう13時20分から、kinocinema 天神で、アニメ映画 【BLUE GIANT】 (私も読んでいたビッグコミック連載の劇画のアニメ版)を見ました! 連休半ばで『博多どんたく』開催中でもあり 観客は多く、客席の7割方埋まっていました。 ジャズ映画でもあり、それぞれのアニメの役柄を演じているのは 本格的なプロ・ジャズプレイヤー。 例えば、ピアノは世界的に活躍する上原ひろみさん。 ピアノの指使いやドラムスのバチさばきは、アニメの細部まで実際の音に 合っていましたが、肝心のサックスは、身体の大きな動きを強調されていて 指使いは殆ど映りませんでした。VIDEO 音楽映画としては音楽も映像も素晴らしいものでした。 上映の冒頭に拍手を許容する(と言うか促進する)テロップが 表示されましたが誰も拍手はしませんでした。 長いエンド・クレジットが(数百人が関わっている)終わるとボーナスアニメが 流され、海外編の続編を期待されるものでした。 ******* 映画【BLUE GIANT】公式サイト https://bluegiant-movie.jp/映画【BLUE GIANT】予告編映像 https://youtu.be/h1I116oS_LkVIDEO 映画【BLUE GIANT】LIVEシーン特別映像 https://youtu.be/KaB7tTJ2T5oVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/95954/【解説・ストーリー】 2013年から小学館「ビッグコミック」にて連載開始した石塚真一の人気ジャズ漫画「BLUE GIANT」をアニメ映画化。 仙台に暮らす高校生・宮本大はジャズに魅了され、毎日ひとり河原でテナーサックスを吹き続けてきた。 卒業と同時に上京した彼は、高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込む。 ある日、ライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会った大は彼をバンドに誘い、大に感化されてドラムを始めた玉田も加わり3人組バンド「JASS」を結成。 楽譜も読めずただひたすらに全力で吹いてきた大と、幼い頃からジャズに全てを捧げてきた雪祈、そして初心者の玉田は、日本最高のジャズクラブに出演して日本のジャズシーンを変えることを目標に、必死に活動を続けていく。 主人公・宮本大の声を人気俳優の山田裕貴が担当し、沢辺雪祈を間宮祥太朗、玉田俊二を岡山天音が演じる。 「名探偵コナン ゼロの執行人」の立川譲が監督、原作の担当編集者でストーリーディレクターも務めるNUMBER 8が脚本を手がけ、「幼女戦記」シリーズのNUTがアニメーション制作を担当。 世界的ピアニストの上原ひろみが音楽を手がけ、劇中曲の演奏も担当した。 ************** 2023年製作/120分 G/日本 配給:東宝映像事業部 **************【スタッフ・キャスト】 監督 : 立川譲 原作 : 石塚真一 脚本 : NUMBER 8 キャラクターデザイン : 高橋裕一 総作画監督 : 高橋裕一 メインアニメーター : 小丸敏之 牧孝雄 ライブディレクション : シュウ浩嵩 木村智 廣瀬清志 立川譲 プロップデザイン : 牧孝雄 横山なつき 美術監督 : 平柳悟 色彩設計 : 堀川佳典 撮影監督 : 東郷香澄 3DCGIディレクター : 高橋将人 編集 : 廣瀬清志 音楽 : 上原ひろみ 演奏(サックス) : 馬場智章 演奏(ピアノ) : 上原ひろみ 演奏(ドラム) : 石若駿 アニメーション制作 : NUT 声 優 : 役 名 山田裕貴 : 宮本大 間宮祥太朗 : 沢辺雪祈 岡山天音 : 玉田俊二
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テーマ:アニメ
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【スポーツ界の暴力】 選手傷つけ主体性をむしばむ 為末大さん警鐘 !(赤旗)
2023年4月29日(土) しんぶん赤旗の今日の記事で為末大さんによる 【スポーツ界の暴力】 に関する大事な記事が掲載されていましたので 御紹介します。 それによると、2013年の4月末に「暴力行為根絶宣言」を 日本のスポーツ5団体が出しましたが、その後も指導と称する 暴力は根絶されず、今も『必要悪』として罷り通っているとのこと。 この記事には記述がありませんが、最近も男性指導者による 女子選手へのセクハラが少なからず起こっていることが明らかに なっています(その逆も有るかも知れませんが)。 スポーツ的な演出も行われるジャニーズ事務所で長期に渡って 数百人(数千人と言う話しも)に性的凌辱を行っていたことも 似たような背景があるかもしれません。シリーズ 2023焦点・論点 スポーツ界の暴力 元陸上選手・スポーツコメンテーター 為末大さん https://www.akahata-digital.press/article/article/20230429-0301 しんぶん赤旗-2023年4月29日(引用)暴力根絶宣言から10年 スポーツの明日のために 選手傷つけ主体性をむしばむ 相手を尊重し内的意欲育んで 指導者の暴力・暴言が選手を追いつめ、命を奪い、告発が相次いだ10年前。日本のスポーツ5団体がその年の4月末「暴力行為根絶宣言」を出しました。以来スポーツ界は変わったのか。世界陸上400メートル障害銅メダリストでスポーツコメンテーターの為末大さんの見解とは。(和泉民郎) ―2013年、日本オリンピック委員会(JOC)などが主催した暴力行為根絶の「集い」で指導の見直しを訴えました。 あのとき、ある大学の先生から言われたことをよく覚えています。「暴力の克服にはとても時間がかかりますよ」と。海外の事例を研究されている方でした。私はスポーツ界挙げて宣言を出したのだから「数年でなくなるだろう」と思っていたのです。でも、その見通しは甘かった。歩みは遅かったですね。 ―根絶できない要因は何でしょうか。 練習などを体罰や暴力で「やらせる」ことで一時的にでも効果があるようにみえるからです。そうした経験を持つ方が、よく私に「こうして子どもが育っている」と言ってこられます。でも暴力で強制したおかげなのかは、はなはだ疑問です。そうした指導で子どもたちを傷つけ、培われるべき大事な力をむしばんでいることに思いをはせてほしい。 ―その大事な力とは何ですか。 選手の主体性や自分で考える力、自立する力です。体罰は指導者の思い通りにやらせる手段です。恐怖心で選手を萎縮させ、上から言われた通りに人を動かす。そのことで多くの選手を傷つけ、スポーツ嫌いを生み、自分で考える力、行動できる力を奪ってしまっています。 この問題を考えるとき、最終的にどんな人を育てたいかに行き着きます。スポーツは人生を豊かにするためのもので、自立する人を育てる大事な特質がある。その最も大事な部分を台無しにしていることは本末転倒です。 ―為末さんは体罰や暴力指導は“ドーピング”だとおっしゃっていますね。 二つの意味があります。一つは、選手の主体性を育て内的な力で競技力を上げるのがスポーツなのに、指導者の暴力という外的な強制力で強くしようとすること。もう一つは、短期的には選手に効くように見えるけれども、それは長期的にも客観的にも選手にとって害悪だということです。やってはならないことだと思います。 ―選手の自立を目指すにはどんな指導が求められますか。 私の中学の陸上部の先生は教育学を学んだ方でした。座学の時間があったり、スポーツ科学の本を読んだりしながらわからないことを質問し、話し合うことが当たり前でした。 目標を決めるときも先生と話し合い、自分で決めます。3年生になるとき私が「日本で一番になりたい」というと、先生は「100メートルや幅跳び、三種競技などは可能性があるけど一番は200メートルが近いかな」と。それで私は「200でやります」。タイムの目標はどうする?「21秒8で」と答える。そんな感じで問いかけられながら、自分で目標やどうしたいかを決めていくのです。 ―選手、指導者の垣根が低いのですね。 対等の関係に近いと思います。指導者は選手を尊重し、その意欲や意志を引き出す働きかけが重要だと思います。上からただ「やれ~」というのは、手っ取り早い。対話を大事にしながら対等の立場で考えていくのは力量がいるし、時間もかかります。やきもきもするでしょう。でも、そこで指導者が待つことで、選手の内なる気持ちや力が育つ。いい指導者は日々学び、理性と科学的な裏付けのある「言葉の力」で選手に働きかけています。 ―この10年で変化はありますか。 多くの暴力的な事例が報じられています。でもそれは、体罰や暴力がいけないという認識が社会に広がりつつあることの裏返しでもあります。同時に選手の告発が増えたのも特徴です。それは勇気がいることですが、社会に向けたメッセージになります。13年の「宣言」が果たした役割は大きかったと思います。 ―今後、日本のスポーツ界が前進するには何が必要ですか。 私はスポーツ界には三つの役割があると思っています。一つは世界で通用する選手を育てること。もう一つは、スポーツにかかわる人が幸福感を得られること。最後に地域社会や市民の連帯、絆の基盤となることです。 でも日本は選手強化しかやってこなかった。社会に貢献する二つの役割が抜け落ちています。東京五輪・パラリンピックで多くの人たちが開催に反対しました。それは新型コロナウイルスの問題もありましたが、スポーツ界が社会に貢献できていないことの結果だと思っています。やるべきことの3分の2に力をいれていくべきで、暴力・体罰をなくすことも、その大きな役割だと思っています。
ためすえ・だい 1978年、広島市生まれ、44歳。男子400メートル障害日本記録保持者。2001年、05年世界陸上銅メダル。00年シドニーから3度の五輪出場。12年引退。現在、Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。主な著書『走る哲学』など。
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テーマ:スポーツ医学・コンディショニング
- ジャンル:スポーツ
「まるで遺言じゃないか…」坂本龍一さんから東京新聞に取材依頼
2023年4月28日(金) きのう(4/27)付けの東京新聞WEB版で、先日亡くなった 坂本龍一さんの取材に至るでの経過が紹介されていました。 表題にあるように東京新聞編集部は「まるで遺言じゃないか…」 と受け取られたようで、当に命懸けの想いを記事にして欲しいと言う 強い意志の感じられる要請だったようです。 その取材依頼の文章そのものもマネージャーによる口述筆記で 自ら文章を書く力も無くなりつつある状況だったようです。 東京新聞で、その取材依頼の口述筆記のテキストが掲載されて いましたので、コピペして御紹介します。 *******「まるで遺言じゃないか…」 死の3週間前、坂本龍一さんから届いた本紙への取材依頼 伝えたかったことは https://www.tokyo-np.co.jp/article/246491 東京新聞:森本智之 - 2023年4月27日(引用) 「再開発に反対していることを記事にしていただけないでしょうか」。音楽家の坂本龍一さんから東京新聞に連絡があったのは3月7日、亡くなる3週間前のことだった。東京・明治神宮外苑地区の再開発の見直しを求めるインタビューは同16日にウェブで先行公開、関連報道は今も続く。病床から伝えたかったメッセージは何だったのか。坂本さんが亡くなって、明日28日で1カ月となる。 (森本智之) 「大切な故郷、東京が美しく魅力的な場所であってほしい」 坂本龍一さんインタビュー詳報 https://www.tokyo-np.co.jp/article/238434 東京新聞 - 2023年3月16日 19時31分◆望月記者通じ「力をお貸しください」 ツイッター経由で、その連絡を受けたのは望月衣塑子記者だった。2人はツイッターでつながっていたが面識はない。それでも知り合いを介した方が少しでも早く記事にしてもらえる、と考えた。「坂本さんには時間がなかった」(関係者)。本紙を選んだのは「外苑問題を追う数少ないメディア」だったからだ。 「子供たちに美しい日本の姿を残せない現実には忸怩じくじたる思いがあります。病床からでもできることはしたいと願っています」 外苑の取材を続ける私は望月記者から転送されたメッセージを読み、緊張した。がん闘病中のため、マネジャーが代筆。対面取材も無理。だが、書面インタビューは受ける、とあり「お力をお貸しください」と結んであった。 回答でさらにたじろいだ。反対運動に参加するほどの体力が残っていないことを告白。「未来のことを考えた時、あの美しい場所を守るために何もしなかったのでは禍根を残すことになると思いました」「後悔しないように」と声を上げる理由を記していた。 同僚は「まるで遺言じゃないか」と驚いた。 東京生まれの坂本さんにとって、外苑一帯は思い出をはぐくんだ場所だった。周辺には親に連れられて現代音楽を聴いた草月会館があり、新宿高校時代には青山通りでデモに参加。プロになってからはビクター青山スタジオに通った。 その外苑を、坂本さんはがん闘病の合間を縫って訪ねていた。樹木を眺め、外苑の中をわざと遠回りすることもあった。没後の取材で、関係者が明かした。 書面インタビューでは最後にこんな言葉を残した。 「自分たちが住む地域がどんな場所であってほしいか。それぞれがビジョンを持つことが大切だと思います。私は自然豊かな公園や墓地が好きですし、樹木の多い道を歩くのが好きです。皆さんはどんな東京に住みたいですか」◆気に掛けていた福島、原発…声を上げなかった理由は 実は坂本さんには外苑の問題ともうひとつ、最後まで気に掛けていた問題があった。福島県の除染作業で集めた土の新宿御苑への持ち込みだ。ただ、声高に反対することはあえて避けた。「声を上げることで福島の方々を傷つけることになるのではないか」と、周囲にはその理由を話していたという。 インタビューでは「驚いた」としながらこうつづった。 「原発事故の問題は福島だけが背負わされるべきではないと思います。皆が福島を支え、汚染を広げるのではなく、できるだけ封じ込めることがなされるべきではないかと思います」
明治神宮外苑地区の再開発 秩父宮ラグビー場と神宮球場の敷地を入れ替えて建て替えるほか、190メートル、185メートルの超高層ビルを建て商業開発も行う。その過程で大量の樹木が伐採されることが判明。事業者は見直したが743本が伐採される見通し。事業は3月に着工しており完了は2036年。一帯は風致地区に指定され、神宮創建以来、100年近く景観が守られてきたが、節目になる。
ガン闘病中の坂本龍一さん、 外苑再開発見直し要望書を東京都に送付 ◆「樹々は万人に恩恵、開発は一部の富裕層だけ」 「何もしなかったら禍根を残す」 https://www.tokyo-np.co.jp/article/238437 東京新聞 - 2023年3月16日 19時31分
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テーマ:社会問題
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国連の世界気象機関が海面上昇の速度と水位が過去最高と警告 !
2023年4月25日(火) おとといの『しんぶん赤旗』 で、英国・ノーザンブリア大学の報告と ともに取り上げられていたのが、こちらのニュース。国連の世界気象機関(WMO)は21日、「アースデイ」(22日)を前に、世界の気候状況に関する年次報告書を公表しました。地球温暖化により海面上昇の速度が1993~2002年の時期に比べ2倍となり、海面水位が過去最高になったと明らかにしました。
*******海面上昇速度2倍 世界気象機関が報告書 https://www.akahata-digital.press/.../article/20230423-0602 しんぶん赤旗【国際】-2023年4月23日(引用) 国連の世界気象機関(WMO)は21日、「アースデイ」(22日)を前に、世界の気候状況に関する年次報告書を公表しました。地球温暖化により海面上昇の速度が1993~2002年の時期に比べ2倍となり、海面水位が過去最高になったと明らかにしました。 報告書によると、海面は1990年代前半から計10センチ以上上昇しました。昨年は地球上の海面58%で海水温が異常に高い「海洋熱波」を観測。海水温は過去20年間で最も高く、南極の海氷面積は昨年6~7月には観測史上最小になりました。 三大温室効果ガスの二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素の排出量は21年に観測史上最多となり、22年の排出量はさらに上昇していると見通しています。 世界各地で熱波や洪水などの異常気象の発生頻度が高まっていると強調。欧州では昨年、記録的な熱波により1万5千人が死亡。昨年10月までに洪水の影響により世界で800万人が国内避難民となりました。東アフリカでは5年に及ぶ干ばつに紛争の影響が重なり、現在2000万人が深刻な食糧危機に陥っています。 報告書は「技術が発展したことにより、再生可能エネルギーへの移行がかつてなく安価で簡単にできるようになっている」と強調。異常気象による壊滅的な影響を緩和するために、気象観測や早期警報システムにも資金投入するよう勧告しています。
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テーマ:国際ニュース
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故・ジャニー喜多川氏によるジュニア少年たちへの性的暴行・凌辱事件
2023年4月23日(日) この問題は、私のもう一つの時事・政治ブログに掲載してきましたが、ジャニー喜多川のジュニアへの性暴力にテレビはダンマリ! JUNSKY blog - 2023年4月16日(日) ほか エンタメ業界に広がる問題でもあるので、こちらにも一度掲載しておきます。 上記とできるだけ報道元が重複しないように(内容的には当然重複しますが) 御紹介します。 まず、基本情報として、4月12日に行われた1時間超におよぶ カウアン・オカモト氏の日本外国特派員協会での記者会見映像から。カウアン・オカモト氏の日本外国特派員協会での記者会見映像 https://youtu.be/EoWwZpOZyyk 日本外国特派員協会 - 2023年4月12日VIDEO 続いて、この間の【西日本新聞WEB版報道】 から 故・ジャニー喜多川氏によるジュニア少年たちへの 性的暴行・凌辱事件に関する西日本新聞WEB版報道。 西日本新聞(紙版)も購読していますが、新聞紙面ではあまり見覚えが無い。 WEB来歴を見るとカウアン・オカモト氏の日本外国特派員協会での 記者会見当日から配信していたようですが・・・ *******元ジャニーズ「性的被害受けた」 2023年4月12日 11:38 (21:46 更新) https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1078992/(部分引用) ジャニーズJr.として活動していた歌手のカウアン・オカモトさん(26)が12日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、ジャニーズ事務所に所属当時、ジャニー喜多川前社長(2019年死去)から「12~16年に15~20回ほど性的被害を受けた」と主張した。 (中略) ドラマやCMへの出演やデビューは「ジャニーさんの一言で全てが決まる」と述懐。「(被害に遭った)全員が出て来た方がいい。とんでもない数だと思うので。皆が出て来て、しゃべることはすごい大きなことかなと思う」と呼びかけた。 その上で「事務所のトップの人たちに認めてほしい。 芸能界でそういうことがなくなる方に向かってくれたら」と訴えた。 (中略) 前社長の性加害疑惑を巡っては、オカモトさんが「週刊文春」に告発。 英BBC放送も3月、オカモトさんと別の人物の証言を報じるドキュメンタリー番組を放送した。
元ジャニーズJr.の性被害主張、 識者「事実であれば組織的問題」 2023年4月12日 18:49 (22:00 更新) https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1079096/(部分引用) ジャニーズJr.として活動していた歌手カウアン・オカモトさん(26)が12日、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害と、その背景にある支配的な構造を主張した。 識者から「事実であれば、権力関係を利用して被害に遭いやすい環境をつくり被害を与えたのだから、組織的な問題だ」と事務所に対応を求める声が上がっている。 文化やメディアに詳しいジャーナリストの松谷創一郎さんは、喜多川前社長が所属タレントにわいせつ行為をしたと報じた「週刊文春」の記事を巡る民事裁判で04年、セクハラの一部が認定されたと指摘。「事務所が対策を講じずに放置してきたのであれば、責任は非常に重い」と批判し、第三者委員会による調査を行うべきだと語った。 「芸能界では、ハラスメントを含めた一般的なコンプライアンスが守られているとは言い難い」と業界全体の風潮に言及するのは、「日本芸能従事者協会」の森崎めぐみ代表理事だ。「もし本当なら、社会構造や、ハラスメントを含む安全衛生上の問題もはらんでおり、ただのスキャンダルで終わらせてはならない。実態を明らかにし、根本的な解決につなげてほしい」と訴えている。
ジャニーズ事務所のコメント全文 2023年4月12日 21:13 (21:49 更新) https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1079137/(コメント全文引用) 弊社としましては、2019年の前代表の死去に伴う経営陣の変更を踏まえ、時代や新しい環境に即した、社会から信頼いただける透明性の高い組織体制および制度整備を重要課題と位置づけてまいりました。 本年1月に発表させていただいておりますが、経営陣、従業員による聖域なきコンプライアンス順守の徹底、偏りのない中立的な専門家の協力を得てのガバナンス体制の強化等への取り組みを、引き続き全社一丸となって進めてまいる所存です。
元ジャニーズ歌手「前社長から性的被害」 記者会見で「12~16年に15~20回」 2023年4月13日 6:00 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1079246/(部分引用) オカモトさんは、同様の被害事例に関し「はっきり分かるのは僕以外に3人。正直(前社長宅を訪れた)ほぼ全員だと思っている」と発言。 前社長に対し「感謝の気持ちを持っている一方、当時15歳の僕や、他のJr.に対し性的行為を行ったことは悪いこと」と話した。
(10日間ほど空いて漸くジャニーズ事務所が反応)ジャニーズ事務所、性被害調査 2023年4月22日 01:02 (03:49am 更新) https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1081998/(部分引用) 文書には、社員や所属タレントらに聞き取り調査を行ったことや、外部専門家が元所属タレントらの相談を受け付ける窓口を設置する方針を記載。メディアの報道や告発を真摯に受け止めているという趣旨の内容も書かれているという。 同事務所は、オカモトさんが記者会見した12日、共同通信の取材に「コンプライアンス順守の徹底などを全社一丸となって進める」とコメントを出していた。
ジャニーズ事務所、取引先に説明文書 性加害訴え受け 2023年4月23日 6:00 https://www.nishinippon.co.jp/item/o/1082241/(部分引用) 元ジャニーズJr.の歌手カウアン・オカモトさん(26)がジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長(2019年死去)による性加害を訴えた記者会見を受け、同事務所が対応を説明する文書を取引先に送付していたことが、分かった。
*******他の報道機関による【社説】や【主張】など 芸能界の性被害 業界を挙げて根絶せよ https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1011977 京都新聞【社説】 2023年4月21日(全文引用) 芸能界で深刻な性被害やハラスメントの告発が続いている。 フリーランスが多く、人間関係で仕事が決まるなど契約関係があいまいで、上下関係も強い業界である。華やかな表舞台とは裏腹の闇を感じざるを得ない。 メディアも含めた業界が、切実な訴えの声を黙殺することがあってはならない。外部の目も入れて事実関係を調べ、再発防止に向けた手だてを講じるべきだ。 大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」に所属していた男性歌手が、創業者のジャニー喜多川氏(2019年に死去)から性被害を受けていたと証言した。 実名で記者会見した男性によると、15歳だった12年から4年間に15~20回ほど、喜多川氏のマンションやホテルで性被害に遭ったと語った。同じ部屋で他の少年が被害を受けるのも見たという。 今年3月には、英BBC放送も男性とは別の元所属タレントの証言を報じた。 会見を受け、同事務所は法令順守の徹底やガバナンス体制の強化などを進めるとのコメントを出した。事実関係に触れず、まるでひとごとのようである。 喜多川氏を巡っては1999年に週刊文春が所属タレントの少年らに、長年わいせつ行為を行っていると報じた記事について、主要部分の真実性を認める判決が確定している。だが、その後、多くのメディアを含め十分な追及がされず、事務所も放置したことが増長を招いたのではないか。 男性の会見をNHKはニュースで報じたが、主要な民放は扱っていない。大手芸能事務所への忖度(そんたく)とも見える。視聴者の信頼を損なうような姿勢は改めるべきだ。 芸能界の人権意識の欠如や旧態依存とした労働慣行が、ハラスメントの温床と指摘されて久しい。 昨今、映画監督や劇団主宰者から性暴力や暴言を受けたとする若手俳優らの告発が後を絶たない。 日本芸能従事者協会の昨年調査で、回答した俳優や歌手、モデルらの93%がパワハラを、74%がセクハラを体験・見聞したという。加害者は監督や演出家が多い。 文化庁は本年度から新たに、文化芸術分野のハラスメント防止に向け、契約の適正化や研修・相談などの支援を予定する。 米国では映画プロデューサーによる性被害を告発する「#MeToo」運動から、防止策が進む。日本も業界を挙げて旧弊を絶ち、夢を持つ若者が安心して活躍できる環境を整えてもらいたい。
ジャニーズ事務所 性加害の疑惑に口をつぐむな https://www.jcp.or.jp/.../2023-04-21/2023042101_05_0.html しんぶん赤旗【主張】-2023年4月21日(金)(全文引用) 大手芸能プロダクション・ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川前社長(2019年死去)が、事務所に所属した10代の少年たちに性加害を常習的・継続的に行っていたとの証言が、元メンバーから相次いでいます。少年たちの夢につけこむ 元メンバーの26歳男性は12日に記者会見し、15歳の時にジャニー氏の自宅で口腔性交されたと証言しました。男性が事務所に所属していた12~16年の間、同様の行為を15~20回されたと言います。男性は、自分と同時期にジャニー氏の自宅に泊まった少年は少なくとも100~200人にのぼり、そのほぼ全員が被害を受けていたと思うと述べました。 イギリスの公共放送BBCのドキュメンタリー番組(3月7日放送)や、『週刊文春』(3月23日号など)に元メンバーが次々登場し、同趣旨の証言をしています。少年たちの間では「これを我慢しないと売れないから」と話されていたとされます。 芸能界で絶大な権力を持つ人物が、デビューを目指す少年の夢につけこみ、相当数の未成年者に性行為を強要し続けていた深刻な疑惑です。ジャニー氏はすでに故人ですが、その名を冠した企業が、重大な疑惑に口をつぐんだまま営業を続けることは許されません。 これだけの被害が長年にわたって生み出されながら、なぜ大きな問題になってこなかったのか。 BBC番組では、元メンバーが今でも少年時代の被害を被害と認識できず、「自分の人生を変えてくれた」「今でも大好き」などとジャニー氏への感謝や愛情を口にする様子が描き出されています。BBCは、彼らの言動は「グルーミング」によるものだと指摘しています。グルーミングとは、おとなが性的行為を行う目的をもって子どもを懐柔し、自分たちには特別な絆があると思い込ませ、被害を被害と思わず、声を上げづらくさせる性加害の手口を指します。 グルーミングを行うおとなは「すごく優しい」「共感してくれる」などの印象を子どもに与えます。一度手なづけられると、あとでひどいことをされても、相手を全否定できません。 お気に入りのメンバーを自宅に泊まらせ、スターへと導く恩義を感じさせながら性行為を受け入れさせる。これは典型的なグルーミングです。近年、SNSなどを通して子どもを言葉巧みにだまして信用させ、性犯罪に及ぶケースが増えていることから、国会に提出された刑法改正案にはグルーミングに関する罪の新設が盛り込まれています。ジャニーズ事務所の事例からも、グルーミングの特徴と危険性について議論と認識を深めることが求められます。社会のあり方も問われる ジャニー氏の性的虐待疑惑は、1999年に『週刊文春』が報道しました。ジャニーズ事務所側が同誌を名誉毀損(きそん)で訴えた裁判ではジャニー氏のセクハラ行為が事実認定されました。同事務所とのしがらみから、疑惑を大きく報じてこなかったメディアと、噂(うわさ)をうすうす知りながらも「芸能界ではよくあること」などと見て見ぬふりをしてきた日本社会のあり方も、厳しく問われます。 被害が「なかったこと」とされ、被害者が声を上げられない―そんな社会を変えることが必要です。
*******【東京新聞・独自】 ジャニーズ事務所が文書「告発を真摯に受け止める」 所属タレントの性被害疑惑巡り <全文あり> https://www.tokyo-np.co.jp/article/245473 東京新聞:望月衣塑子 - 2023年4月21日 文書は藤島ジュリー景子社長名で送付された。それによると、「告発について真摯しんしに受け止めている」と強調。その上で、ジャニー喜多川氏が故人のため「すべての事実の確認は難しい」としつつ「問題がなかったなどとは考えていない」と記述した。 社員や在籍タレントに対するこれまでの面談では問題点は確認できなかったが、「社内のヒアリングなので十分であるとは考えていない」と前置きし「外部専門家の相談窓口の設置、個別対応を行う準備を進めている」と説明。退所したタレントへの対応も含め、新たに相談を受ける窓口を設けるという。 さらに「会社として、特定の個人に権限が集中することを防ぐ」として、社外取締役を招くなどとしている。 (望月衣塑子)◆ジャニーズ事務所の文書全文 関係者各位 はじめに、皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、 心よりお詫び申し上げます。 今回各方面よりご指摘の件につきまして、当事者であるジャニー喜多川が既に故人であることに起因して、全ての事実を確認することが難しい状況である点につきましては、何卒ご理解賜われればと存じます。 一方、私たちは本件につき、問題がなかったなどと考えているわけではございません。 既に発表および実施しております新経営体制でのコンプライアンス遵守という、今現在できることと、これから先のお約束をさせていただく以前に、このようなメディアでの報道、告発等については真摯に受け止めております。 これまで、外部の有識者や専門家によるご意見を受け止め、議論や検討を重ねながら、社員及び在籍タレントに対して相談の窓口を設け、ヒアリング及び面談を実施してまいりました。 また今回、退所されたタレントの会見後も、あらためて同様のヒアリングを行いました(現在在籍の社員、タレントからは、現時点では問題となる点は確認されておりませんが、あくまで社内のヒアリングになりますので十分であるとは考えておりません)。 退所されたタレントにおきましては、すべての方にこちらからご連絡をさせていただくことは難しく、また、そのような対応を行うべきかにつきましては、様々な方面の方からご意見をいただきました。 そこで弊社といたしましては、最大限個人のプライバシー等の人権に配慮しながら、弊社から独立した立場で行える外部専門家の相談窓口の設置、個別対応を行う準備を進めております。 また、会社として、特定の個人に権限が集中することを防ぐ取り組みが必須であるとの認識から、年初にお約束しております方針に則り、この度、社外から取締役を新たにお迎えいたします。また、タレントの育成現場や活動の場においても、専門家や中立性のある窓口への相談が可能な体制・制度を現在準備しております。後日詳しくご報告させていただきますが、この件につきましては在籍タレントたちと共に整えてまいる所存です。 最後にお伝えしたいことがございます。 弊社タレントは皆、それぞれが日々の並々ならぬ努力や研鑽によってのみ輝いているものと存じます。そのことだけは、どうかご理解いただき、引き続きお力添え賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 株式会社ジャニーズ事務所 代表取締役社長 藤島ジュリーK.
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坂本龍一さんのドキュメンタリー映画【CODA】をkinocinema 天神で見る!
2023年4月20日(木) きょう、kinocinema 天神で 坂本龍一さんのドキュメンタリー映画【CODA】 を見てきました! 坂本龍一さんの死去に伴う再上映のようです。 冒頭は東日本大震災の津波で水没したピアノの 音を出してみて被災状況を確認する処。 後半、修復されたこのピアノも参加しての 演奏(坂本龍一さんが演奏)の様子もありました。 冒頭のシーンではグランドピアノ本体(脚部を覗く)の下から6割 ほどの処に水没線が付いていてその背後の壁の水没線から見ると 1mほど水の上に浮いたていた状況がうかがわれました。 400kg前後はあるグランドピアノですが、本体の大部分が木製であり 内部が簡易的な密閉構造のために(舟のように)津波の海水に 浮いてしまったようです。 次のシーンは、反原発運動に参加される姿。 環境問題など政治課題に対する考え方の本音も披露。 一方では、五線紙に手書きで音符を書き込む作曲するシーンと伴に ピアノの弦を直接叩いたり擦ったりして音を発生させるとか、 スタンドシンバルを弦楽器の弓で擦ったり、大きな磁器の器を 太鼓のソフトバチで擦ったりするなど様々な音源を探っていました。 さらにそれらの音源をコンピューターやシンセサイザーを使って 編曲する場面など坂本龍一さんの現代音楽創作の過程も 詳しく紹介されていました。 別の場面では、坂本龍一さんが音楽を付けた映画の映像と ともに『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』の 音楽が流されました。 kinocinema 天神のディスプレイから *******坂本龍一のドキュメンタリー映画『CODA』 NHK総合で4月27日深夜放送 https://amass.jp/166118/ amass - 2023年4月20日(木) (引用)Ryuichi Sakamoto: CODA 坂本龍一のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』がNHK総合で4月27日(木)深夜に放送されます。坂本龍一の活動を記録したドキュメンタリー。YMOから身近な「音」に至る音楽的変遷、闘病、北極圏やアフリカへの旅。5年間の密着取材で追った。 ■『Ryuichi Sakamoto: CODA』 NHK総合 2023年4月28日(金)午前1:20 ~ 午前3:02 (102分) 日本での劇場公開は2017年11月。 (以下略)
映画予告編映像 https://youtu.be/Goo_LRPrnk8 Ryuichi Sakamoto: CODAVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/86609/【解説・ストーリー】 日本が誇る世界的音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー。 2012年から5年間にわたって密着取材を行ない、アーカイブ映像も織り交ぜながら坂本の音楽的探求をたどる。 YMO時代をはじめ、米同時多発テロや東日本大震災後を経ての様々な活動、14年7月から約1年間に及ぶ中咽頭ガンとの闘い、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作「レヴェナント 蘇えりし者」での復帰、さらに17年3月リリースの8年ぶりオリジナルアルバムの制作現場にも密着。 坂本の過去の旅路が、現在の作曲プロセスと見事に交差していく様子をとらえた。 監督は「ロスト・イン・トランスレーション」の共同プロテューサーを務めたスティーブン・ノムラ・シブル。 **************** 2017年製作/102分/G アメリカ・日本合作 配給:KADOKAWA ****************【スタッフ・キャスト】 出演:坂本龍一 監督 : スティーブン・ノムラ・シブル プロデューサー : スティーブン・ノムラ・シブル エリック・ニアリ 橋本佳子 エグゼクティブプロデューサー : 角川歴彦 若泉久央 町田修一 空里香 共同制作 : 依田一 小寺剛雄 撮影 : 空音央 トム・リッチモンド 編集 : 櫛田尚代 大重裕二 音響効果 : トム・ポール 音楽 : 坂本龍一【関連記事】 Ryuichi Sakamoto: CODA : インタビュー https://eiga.com/movie/86609/interview/ 映画.com-2017年11月4日更新 官邸前の大規模反原発集会でスピーチする坂本龍一さん
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大阪・国立国際美術館 【ピカソとその時代】展
2023年4月14日(金) きょうの しんぶん赤旗記事で紹介された美術展【大阪・国立国際美術館「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」】 見に行った訳ではありません (-_-;) 記事の紹介のみです。 *******大阪・国立国際美術館「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」 林哲夫 愛が伝わる珠玉の蒐集 https://www.akahata-digital.press/.../article/20230414-1601 しんぶん赤旗【文化】 2023年4月14日(金)(引用)世界各国を巡回 至極のピカソ35点。日本初公開。ベルリンのベルクグリューン美術館は大改修を機に主要なコレクションを世界各国で巡回展示する運びとなった。その最初の寄港地が日本である。ピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティを中心にブラック、セザンヌを含む97点。さらに日本国内に所蔵される11点を加えた108点によって構成されている。 美術館にその名前が冠されているハインツ・ベルクグリューンは1914年にベルリンのユダヤ系ドイツ人家庭に生まれた。ナチス政権の抑圧から逃れアメリカへ移住。ジャーナリスト、美術館勤務などの経験を積む。第2次世界大戦後にヨーロッパへ戻り、1947年、33歳にしてパリで画商としてのスタートを切った。商売の傍らピカソとクレーを軸に自分自身のコレクションを形成していった。彼の自伝は『最高の顧客は私自身』と邦訳されているが、まさにタイトル通りの画商人生を送ったと言えるだろう。 会場に足を踏み入れると、まずはセザンヌの夫人や庭師にグッと引き込まれる。ピカソがスペインからパリへ出て本格的に画家としての活動を始めた「青の時代」、モンマルトルの洗濯船と呼ばれた集合住宅で詩人や画家仲間とつきあいながら制作をしていた「ばら色の時代」、それぞれの秀作を通り過ぎれば、キュビスム時代の佳作十数点がずらりと並んでいる。ブラックとともに絵のなかに「手で触れることのできる空間」を作ろうとして実験を繰り返し、キューブ(立方体)を重ねたような画面を生み出した。それがキュビスムである。その生成と変貌をこれほどコンパクトに追うことのできる機会はそうはないだろう。 だが、なんといってもパウル・クレーの部屋は格別である。例えばピカソは時代状況に(あるいはつきあっている女性に)よって画風を大きく変える。ピカソの絵筆は外界を歪(ゆが)めてはね返す鏡のようだ。対してクレーの画面は、どんな色や形であれ、画家の懐深くに蔵された詩の泉から湧き出す清冽(せいれつ)さをたたえている。ベルクグリューンが心からクレーを愛していた気持ちがひしひしと伝わってくる珠玉の蒐集(しゅうしゅう)である。 さらに実物を見ることの喜びを感じたのはマティスの切り絵だった。色紙の貼り合わせが作る凹凸、しわ、ちょっとした汚れなど、微妙なニュアンスがたまらない。PC画面や複製図版ではまず伝わらないだろう。額装は創作行為 そしてもう一つの重要な見どころは額縁である。ベルクグリューンは自伝のなかで「よい絵には、それを祝福し、歓待し、よく調和する額が必要である」(田部淑子訳)と書き、ぴったり合う額を探すためには労を惜しまなかった。彼が選ぶのは16世紀、17世紀の骨董(こっとう)が多く「時間と執念をかけて見つけた額は絵と一体である」(同前)とし、クレーを単調な白木の額に入れようとしたがる美術館や美術の専門家たちに苦言を呈している。その言葉通り古典的な額がモダンな作品を引き立てることがここで立証されているように思われるし、その意味で額装はベルクグリューンの創作行為だったと考えられる。 ピカソの友人であった作家のミシェル・レリスはピカソの創造物について「われわれと同じではあるが」異なった形体ともっと生き生きとした構造とすばらしい明証性をもつとして「驚きは尽きることがない」(「ピカソの近作について」岡谷公二訳)と書いている。どうやら大阪のご婦人たちと同意見のようである。 (はやし・てつお 画家・著述家・装幀家) *5月21日まで。大阪市・国立国際美術館 電話 06(6447)4680
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映画【エブ・エブ】をトリアス久山ユナイテッドシネマで見る! 超クダラナイ!!!
2023年4月13日(木) きょう17:20 からトリアス久山ユナイテッドシネマで映画エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス (略称:エブ・エブ,原題:Everything Everywhere All at Once) を見ました! 予告編をみて、ハチャメチャな映画だろうとは予想していましたが アカデミー賞・作品賞や主演女優賞など7部門を受賞した作品 という話しなので、取り敢えずみてみることに。しかし、超絶!クダラナイものでした。 これがアカデミー賞7部門でオスカーを獲得したとか、アカデミー賞の 低俗化を歴然と示すものと言えるでしょう。 東洋人が主演女優賞を獲得したことばかりが話題になりましたが・・・ 映画冒頭は、米国に住む中国系のコインランドリーを営む家族の描写。 家族の話す言葉は中国語(方言か?)と米語の混ざった会話で、 突然米語になったり中国語になったり完全に混ざり合った『新しい言語』 これは、この映画特有のものではなく、帰国子女の家庭では日本でも 日本語と英語が自然に混在していることが良くあるらしいです。 その家族の描写が映画の15分過ぎ頃から、『メタバース』と言う次元を 超越した世界になり、人々が突如過去に戻ったり未来社会に行ったり 現在に戻ったりと、絶え間なく変遷し、その殆ど全てで乱闘シーンが 展開されます。 もう、冒頭から30分ほどで辟易しましたが、映画は2時間半ほどあるので 一部ウトウトしながら、どうにか最後まで見届けました。 しかし、大いなる時間の無駄でした。 1ヶ所、敢えて評価するポイントを挙げると映画の1時間50分頃に 崖っぷちに卵型の岩が二つあり、字幕のみで言いたいことを表示 している場面。 おそらく制作者の意図は、ここにあり他の部分は ただ、荒唐無稽破天荒なコメディタッチの乱闘シーンでした。 ******* 映画【エブ・エブ】公式サイト https://gaga.ne.jp/eeaao/数々のオリジナリティあふれる魅惑的な作品を世に送り出し、映画ファンの絶大なる信頼を獲得してきた人気スタジオA24が、家族の問題に悩み赤字コインランドリーの経営に頭を抱えるフツーのおばさんが、新たなヒーローとして世界を救うという、全人類が初めて体験するアクション・エンターテインメントを完成させた! (以下略)
映画【エブ・エブ】予告編映像 https://youtu.be/gqdZLWb8KEsVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/96942/【解説・ストーリー】 カンフーとマルチバース(並行宇宙)の要素を掛け合わせ、生活に追われるごく普通の中年女性が、マルチバースを行き来し、カンフーマスターとなって世界を救うことになる姿を描いた異色アクションエンタテインメント。奇想天外な設定で話題を呼んだ「スイス・アーミー・マン」の監督コンビのダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)が手がけた。 経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケているのに頑固な父親と、いつまでも反抗期が終わらない娘、優しいだけで頼りにならない夫に囲まれ、頭の痛い問題だらけのエヴリン。いっぱいっぱいの日々を送る彼女の前に、突如として「別の宇宙(ユニバース)から来た」という夫のウェイモンドが現れる。混乱するエヴリンに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせるウェイモンド。そんな“別の宇宙の夫”に言われるがまま、ワケも分からずマルチバース(並行世界)に飛び込んだ彼女は、カンフーマスターばりの身体能力を手に入れ、全人類の命運をかけた戦いに身を投じることになる。 エヴリン役は「シャン・チー テン・リングスの伝説」「グリーン・デスティニー」で知られるミシェル・ヨー。 1980年代に子役として「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」「グーニーズ」などに出演して人気を博し、本作で20年ぶりにハリウッドの劇場公開映画に復帰を果たしたキー・ホイ・クァンが、夫のウェイモンドを演じて話題に。 悪役ディアドラ役は「ハロウィン」シリーズのジェイミー・リー・カーティスが務めた。 第95回アカデミー賞では同年度最多の10部門11ノミネートを果たし、作品、監督、脚本、主演女優、助演男優、助演女優、編集の7部門を受賞した。 *************************** 2022年製作/139分 G/アメリカ 原題:Everything Everywhere All at Once 配給:ギャガ ***************************【スタッフ・キャスト】 監督 : ダニエル・クワン, ダニエル・シャイナート 製作 : ジョー・ルッソ, アンソニー・ルッソ, マイク・ラロッカ, ダニエル・クワン, ダニエル・シャイナート, ジョナサン・ワン 製作総指揮 : ティム・ヘディントン, テレサ・スティール・ペイジ, トッド・マクラス, ジョシュ・ラドニック, ミシェル・ヨー 脚本 : ダニエル・クワン, ダニエル・シャイナート 撮影 : ラーキン・サイプル 美術 : ジェイソン・キスバーデイ 衣装 : シャーリー・クラタ 編集 : ポール・ロジャース 音楽 : サン・ラックス 音楽監修 : ローレン・マリー・ミカス ブルース・ギルバート 視覚効果監修 : ザック・ストルツ 配 役 : 役 名 ミシェル・ヨー : エヴリン・ワン ステファニー・スー : ジョイ・ワン/ジョブ・トゥパキ キー・ホイ・クァン : ウェイモンド・ワン ジェニー・スレイト : ビッグ・ノーズ ハリー・シャム・Jr. : チャド ジェームズ・ホン : ゴンゴン ジェイミー・リー・カーティス : ディアドラ・ボーベアドラ タリー・メデル : ベッキー・スリガー アンディ・リー ブライアン・リー
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テーマ:アカデミー賞
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映画【ノートルダム 炎の大聖堂】をKBCシネマで見る!
2023年4月10日(月) きょうKBCシネマで13時45分から 映画【ノートルダム 炎の大聖堂】 (原題:Notre-Dame brule)を見ました! 2019年4月15日に実際に起こった火災をテーマに主として消防士の 奮闘を描いたドキュメンタリー的な再構成映画でした。 火災で崩れ落ちる前の『ノートルダム 大聖堂』の中でのミサの様子などの 演技(実写利用ではなく俳優が演技している)をどのように撮影したのかが 私の大きな関心ごとでした。 屋根が崩れ落ちてくるシーンは、大きなスタジオで実際に火災を再現し 天井が崩れるシーンを撮影したことはNHK【あさイチ】などでも紹介 していたので、納得いきましたが。 あの広大な内部の様子をスタジオに再構築したのでしょうか? とてもCGで構成したようには見えませんでした。 (なお、現時点で『Production Note』は見ていない) 外部から火災の様子を描いた場面には、多くの人がSNSに投稿した映像や ニュース映像なども合成したことはTV番組で紹介されていました。 取り分け、内部での消火活動を描いた部分は木造の骨組みなどが 極めてリアルで実際に火災現場で撮影したもののように見えました。 映画が始まって10分以内で火災発生。 映画終了の数分前まで消火活動が描かれていました。 つまり、映画の殆ど全部が消火活動(その中には交通渋滞で動けない 消防車などの描写も含む:「野次馬どもで動けない」と怒鳴る処も) 印象的だったのは、最前線の火炎の中で消火ホースで水を撃つ隊員に 若い女性が数人いること。 命知らずの勇敢な人々です。 司令官など各階級の呼称は『軍隊方式』の名称が使われていました。 火災と消火場面が殆どの映画でしたが感動しました。 火災の鎮火以外の重要な仕事は、『ノートルダム 大聖堂』に伝わる 『聖遺物』の救出。 何重にも鍵が掛けられ厳重に管理されているので探し出すまでが 大ごとでした。(映画の中でも大変なので実際には困難を極めたとのこと) キリスト磔(はりつけ)処刑時に被った【荊冠】【十字架の破片】【釘】 など(本物とのこと)。そのほか千数百点が救出されたとのこと。「いばらの冠」の救出場面 https://youtu.be/ATMnpdpevi8VIDEO ミサ礼拝者や観光客は、火災が本格的になる前に全員避難して無事。 死傷者は消防士も含めてゼロ。 音楽は、サイモン・フラングレンとのことだが、その楽曲の雰囲気は 『ジュラシックパーク』(ジョン・ウイリアムズ)の楽曲に似ていました。 これを見ていると、沖縄の首里城火災や福島原発事故への 消防の奮闘などを思い起こさせました。 観客は十数人でした! ******* 映画【ノートルダム 炎の大聖堂】公式サイト https://notredame-movie.com/2019年4月15日、 ノートルダム大聖堂炎上―― フランス・パリの街に794年前に建造され、ゴシック建築の最高峰として名高い、世界遺産・ノートルダム大聖堂。 「ノートル(我々の)・ダム(聖母)」という名が示す通り、その存在は宗教や国境さえ超えて、人々に愛され、人々を見守ってきた。 その大聖堂が、炎に包まれ、崩れ落ちようとしている。 大聖堂崩落の危機が迫る中、それでも消防士たちは大聖堂も、聖遺物も、自分たちの命も、どれも諦めない。 決死の突入を試みる勇敢な消防士たちの姿…「死者ゼロ」の嘘のような衝撃の真実が今、明らかになる。 『愛人/ラマン』『セブン・イヤーズ ・イン・チベット』の巨匠、ジャン=ジャック・アノー監督の元にフランス最高峰の技術者が集い、大規模なセットを炎上させての撮影とVFXの融合で、驚愕の迫真性と映像美を見せる。 膨大な資料調査とインタビューを行い、SNSで呼びかけて集めた当時の動画や写真を使用することで、実際の火災の様子やマクロン大統領の姿が随所に織り込まれている。それによって、映像の緊張感と信憑性は格段に高まり、当時の張り詰めた現場に立ち会っているかのようだ。映画『ノートルダム 炎の大聖堂』メイキング映像 https://youtu.be/mplzbNBzCJEVIDEO さらに、Dolby Atmosの技術を用い、徹底したこだわりで録音された現場の音声にも 驚かされる。弾ける火、流れる水、そして消防士の息遣いまで精緻にとらえ、まるで自分も消防隊の一員になったかのような没入感を生んでいる。 しかし監督が「映画の目的は、大聖堂で大火災が発生した原因を追究することではなく、どのように大聖堂が救出されたのかを描くことにある」と語るとおり、その立役者は、驚異的な勇敢さと偉業にもかかわらず無名のままでいることを望んだ、消防士たちだ。このヒーローたちのドラマと現実とは思えないスリリングなストーリーは、最高の映像技術が融合し、本作を白熱のエンターテイメントへと昇華した。 (以下略;どのように撮影されたかの裏話もあります。)
映画【ノートルダム 炎の大聖堂】予告編映像 https://youtu.be/Dm0_2gVqtvkVIDEO 映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/98974/【解説・ストーリー】 「愛人 ラマン」「セブン・イヤーズ・イン・チベット」などで知られるフランスの巨匠ジャン=ジャック・アノーが、2019年に起きたノートルダム大聖堂の火災を題材に、消防士たちの命懸けの救出劇を描いたドラマ。 2019年4月15日、パリのノートルダム大聖堂で火災が発生した。 警報器が火災を検知するも大聖堂の関係者たちは誤報だと思い込み、その間にも火は燃え広がっていく。 消防隊が到着した頃には大聖堂は激しく炎上し、灰色の噴煙が空高く立ち昇っていた。複雑な通路が入り組む大聖堂内での消火活動は難航し、貴重なキリストの聖遺物は厳重な管理が裏目に出て救出に困難を極める。 消防士たちはマクロン大統領の許可を得て、最後の望みをかけた突入作戦を決行する。 実際に大規模なセットを炎上させてIMAXカメラで撮影した映像とVFX映像の融合により、圧倒的リアリティで緊張感たっぷりに描き出した。 **************** 2021年製作/110分/G フランス・イタリア合作 原題:Notre-Dame brule 配給:STAR CHANNEL MOVIES ****************【スタッフ・キャスト】 監督 : ジャン=ジャック・アノー 製作 : ジェローム・セドゥ アルダバン・サファイー 脚本 : ジャン=ジャック・アノー トーマス・ビデガン 撮影 : ジャン=マリー・ドルージェ 美術 : ジャン・ラバッセ 編集 : レナルド・ベルトラン 音楽 : サイモン・フラングレン 配 役 サミュエル・ラバルト ジャン=ポール・ボーデス ミカエル・チリニアン
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テーマ:フランス映画
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映画【マリリンとアインシュタイン】(原題:Insignificance)をKBCシネマで見ました!
2023年4月7日(金) おととい 15:55から、KBCシネマで コメディ映画【マリリンとアインシュタイン】 (原題:Insignificance;取るに足らない)を見ました! 以外にも米国で1950年代に起こった『赤狩り』と『反原爆』がテーマ 【マッカーシズム】と【ラッセル・アインシュタイン宣言】が伏線に・・・KBCシネマ公式サイトによる作品紹介 https://kbc-cinema.com/movie/11853.html 4月5日が、KBCシネマで上映最終日でした。 時は1954年頃のとあるアメリカの町。 マリリン・モンローのあの有名な場面 (地下鉄通風孔の上に立ち、薄い白のスカートが風で巻き上がる場面) の撮影現場を思わせる映画スタジオ風景と 『非米活動委員会』(赤狩り)の聴聞会に出るようにマッカーシーを思わせる 米国上院議員から説得されるアインシュタインを思わせる人物が 「同じ日にある平和会議には出るが聴聞会には行かない」と云う状況が 不思議に交錯して物語が展開します。 映画冒頭に「この映画は完全な作り物(フィクション)です」とのクレジットが 大きく出て、奇想天外なマリリン・モンロー?とアインシュタイン?の一夜 (セックス抜きの『特殊相対性理論についての討論』の一夜)を描きます。 そのホテルの部屋にはジョー・ディマジオを思わせる野球選手が乱入し・・・ その4人が主要登場人物。 マリリン・モンロー?が玩具を使ってアインシュタイン?に 『特殊相対性理論』に関する自らの知識を披歴する場面が秀逸(笑) その女優は風評のようなお馬鹿ではなく知性的であることを象徴! なお、エンドクレジットではマリリン・モンローとアインシュタインの 役名はなく、Actress, Professor と成ってました。 フィクションを明示する為に名も知らぬ女優と教授にしたようです。 アインシュタイン?が度々確認する懐中時計は止まっていて、 8時15分をさしています。 時折り、ウクライナではないが破壊された町のイメージが 瞬間的にフラッシュして・・・ 映画の最後に「広島原爆」を象徴する『爆風と火炎』で焼け焦げる 人たちが出てくるのですが、米国内での核実験の様子から再構成 されたもののようで広島の惨状には遠く及びません。 それでも何とか核兵器を使用することの恐ろしさを描こうとした努力は 評価されて良いでしょう。 英国で演劇として公演されていたもののリメイク映画とのこと。 その映画そのものも1985年制作のリバイバル上映(私は初見)。 観客は、残念ながら数人だけでした。 ******* 映画【マリリンとアインシュタイン】公式サイト https://12cinemarelay.com/(引用) 20世紀後半、映画の黄金時代に生まれた輝かしい名作を月替わりでお届けする、異例の12ヶ月連続上映プロジェクト <12ヶ月のシネマリレー>第12作マリリンとアインシュタイン】 『地球に落ちて来た男』のN・ローグ監督による異色の会話劇。 ニューヨークの夜、1950年代アメリカを体現する著名人が、とあるホテルの一室に集合。性や人間関係、宇宙の問題に至るまで多様な議論が展開される。マリリン・モンロー、アインシュタインなど、誰もがわかる外見と作り込んだ演技も素晴らしく、不条理極まるラストも圧巻。
映画.comによる作品紹介 https://eiga.com/movie/49749/【解説・ストーリー】 「赤い影」「地球に落ちて来た男」などのニコラス・ローグ監督が、女優マリリン・モンロー、物理学者アインシュタイン、野球選手ジョー・ディマジオ、上院議員ジョセフ・マッカーシーら1950年代アメリカを象徴する4人を想起させる人々を登場させて描いた会話劇。 1954年、ニューヨーク。撮影を終えた人気女優は、とあるホテルに滞在中の天才物理学者の部屋を突然訪れ、かつて彼が提唱した特殊相対性理論について親しげに会話を交わす。やがて女優の夫である元野球選手が、妻の浮気を疑って部屋に押しかけてくる。 翌朝、赤狩りに奔走する上院議員が物理学者の部屋へやって来て、彼を弾劾するための書類を押収しようとするが……。 女優を「ジェラシー」のテレサ・ラッセル、野球選手を「ビッグ・ウェンズデー」のゲイリー・ビューシイ、上院議員を「お熱いのがお好き」のトニー・カーティスが演じた。 **************** 1985年製作/109分/イギリス 原題:Insignificance 配給:東北新社 日本初公開:1986年8月8日 ****************【スタッフ・キャスト】 監督 : ニコラス・ローグ 製作 : ジェレミー・トーマス 製作総指揮 : アレクサンダー・スチュアート 脚本 : テリー・ジョンソン 撮影 : ピーター・ハナン 美術 : デビッド・ブロックハースト 衣装 : シュナ・ハーウッド 編集 : トニー・ローソン 音楽 : スタンリー・マイヤーズ 配 役 : 役 名 テレサ・ラッセル : 女優(マリリン・モンロー;似) マイケル・エミル : 博士(アインシュタイン;似) トニー・カーティス : 上院議員(ジョセフ・マッカーシー;似) ゲイリー・ビューシイ : 野球選手(ジョー・ディマジオ;似) ウィル・サンプソン パトリック・キルパトリック
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