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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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映画 【劔岳 点の記】 
2009年6月29日(月)

ひとつ前に見た 【群青】 が、海が舞台とすれば、こちらは二千メートル級の
嶮しい山に挑んだ男たちの話です。
吹雪や嵐や雪崩場面を除いては、これも静かに進行する映画です。

【劔岳 点の記】 
  を、封切り2週目の6月27日に見ました。

TurugidakeTop.jpg
                (画像をクリックで拡大)
    15:30からの上映に、観客は百人以上。 
    こちらも「地味な映画」と思っていましたが、ほぼ満席に近い状態・・・
    豪華俳優陣を考えると、観客の多さにも納得。

 副題の「点の記」とは、大日本帝国陸軍・陸地測量部によって歴代に亘って測量・設置されてきた三角点(▲)に関する記録のことで、映画の中でも書架に何拾冊?と保存されていました。

 先日の鶴瓶の 【A-Studio】 に主演の香川照之さんが出て、撮影のエピソードを幾つか語っていました。
 その話によると、監督の木村大作さんの映像へのこだわりは物凄いもので、何時間も掛けて山を登り、何時間も天候や光の加減を待って、撮影しているのに、「このカットは使えないかも知れないな」と平気で言うそうです。
 香川照之さんの話では、何か月も剣岳周辺で撮影し、一日8時間の登山が毎日のように続いて、午前3時ごろ出発という日も日常茶飯事だったとのこと。
 「今日は、ロケ地まで2時間の登山」と言われると、「あぁ今日は近い処で良かった」という程の過酷な撮影だったとか。
 その上、8時間かけて登山して撮影するカットの内、映画で使うのは『数秒』だけという場合も多々あったとか・・・

Turugidake002.jpg

 映画を観る前に、この 【A-Studio】 を見ていたので、それぞれのカットの長さを図ってみたら、長い登山のシーンも5秒程度のカットを繋いで構成されていることが解りました。
 登山中の場面は長くても10秒ほどでカットが変わります。もちろん一連の登山の様子なのですが、撮影位置や高さや角度などをさまざまに変えながら撮影していて、その一つひとつは5秒程度なのです。 しかし、これは意識して見ないと、長い登山シーンが続いていたという印象になると思います。
 多少なりとも長いカットは、一時休憩で双眼鏡などで周辺を観測するシーンや食事シーンなどです。それでも数分程度に過ぎません。

 なるほど、映画と言うものは、こういう短いカットを繋いでできているのだと言うことが意識して見ることで、初めて解りました。

 そのそれぞれの数秒のワンカットのために、片道8時間の登山を毎日続けていた訳です。
それだけでもこの映画を観る値打ちがあろうと言うもの。

 映画館の中で安穏として観ているのが申し訳ないほど、厳しく険しい撮影だったようです。

Turugidake005.jpg


 いわんや、映画の舞台となった明治40年頃の測量隊は、ヘリコプターなどの近代装備も無く、三角点に使う巨木や石の標識を担いで上がった訳ですからそりゃ大変だったことでしょう。

 その上、物解りの悪い陸軍の命令で、軍人でも無い測量技師(文人)が挑まされた訳ですから・・・

 その「明治40年」といえば1907年? この映画は、なんと百年前の話なんですね。
ちょうど百年後の2007年から撮影はクランクインしたそうですから、
「記念碑的作品」でもある訳でしょう。
 測量に関する学校や学会も、この映画の普及に協力しているそうです。 

TurugidakeAutumn.jpg
                (画像をクリックで拡大)
    
 音楽は、山の四季に合わせたように、ビバルディの合奏協奏曲 【四季】 が
全編通じて使われていました。

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ランキングの応援をよろしく ⇒ 
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公式サイトは、ここをクリック
  (この公式サイトを眺めているだけで次々と美しくも険しい山の様子が顕れます)

goo映画による解説とスタッフ・キャスト紹介は、ここをクリック

劔岳 点の記 - goo 映画
劔岳 点の記 - goo 映画

【スタッフ・キャスト】

監督・撮影:木村大作

原作:新田次郎

TurugidakeCast.jpg
                (画像をクリックで拡大)
    
出演
  浅野忠信
  香川照之
  宮崎あおい
  小澤征悦
  井川比佐志
  國村隼
  夏八木勲
  松田龍平
  仲村トオル
  役所広司

Turugidake007.jpg
    (宮崎あおい さん:柴崎葉津よ と 柴崎芳太郎:浅野忠信 さん は夫婦役。
     しかし、宮崎あおい さんが和服で登場すると、若き日の篤姫の印象が・・・)

goo映画による 【作品解説・紹介】 

 明治40年、地図の測量手として、実績を上げていた柴崎芳太郎は、突然、陸軍参謀本部から呼び出される。「日本地図最後の空白地点、劔岳の頂点を目指せ」―当時、ほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されてきたが、未だに登頂されていないのは劔岳だけだった。柴崎らは山の案内人、宇治長次郎や助手の生田信らと頂への登り口を探す。その頃、創立間もない日本山岳会の会員も剱岳の登頂を計画していた。

測量に携わる人たちの情熱と尊厳を描いた、新田次郎の同名小説が原作。『八甲田山』『火宅の人』などの撮影を手掛けた日本映画界を代表する名カメラマン・木村大作が、50年の映画人生全てをかけて監督・撮影に取り組んだ。日本地図を完成させるために、未踏峰の劔岳山頂を目指す測量手と山の案内人をそれぞれ浅野忠信と香川照之が演じるほか、松田龍平、仲村トオル、役所広司など名だたる俳優たちが集結。CGに頼らない本物の大自然を撮影することにこだわり、危険を冒しながら圧巻の雪山シーンにも挑んだ。出演者が異口同音に「今までで一番つらい撮影だった」と語る妥協を許さない過酷な撮影を想像しながら、その映像美に酔いしれたい。
 

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テーマ:劔岳 点の記 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

役者の方々のインタビューがたくさんのメディアで放映されていまして、ぜひ、映画館に足を延ばしたいと思っています。

【2009/07/02 08:37】 URL | 嶽村 #- [ 編集]


はじめまして!
美紀といいます。
この度ブログを始めたので挨拶で
コメントさせて頂きました。

私のブログは競艇やギャンブルが主になっちゃうと
思いますが日常の事もいろいろ書いていくので
よかったらコメントください☆

http://ameblo.jp/boat-gals/

【2009/06/30 17:18】 URL | みき #- [ 編集]



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