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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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映画 【The Reader】 朗読者 (つづき)
2009年6月24日(水)

【愛を読むひと】 と言う偽善的な邦題を付けた、
 非道徳極まりない映画評の続きです。

TheReader004.jpg

昨日書いた、映画の第一部に相当するところが、ハンナの失踪で終わります。

セックスするために走ってハンナのアパートに帰って来たマイケルは茫然自失の状態。
何故ハンナは失踪したのか? マイケルにも映画を見ている人にも解りません。

そのまま映画は第二部に入ります。

時代は1965年頃。
マイケルは、法学部の学生として法廷傍聴研修に出向きます。

そこで被告とされているのはハンナで、
罪状はナチスの看守としてアウシュビッツ(“死刑台”)送りの人選をしていたというもの。

 映画は、ここから俄然色合いが変わり、ナチスの罪状とそれをSS隊員として執行していたハンナ達数名の女性看守の罪状を問うて行きます。

 この問題単独で、充分映画1本を撮るに値する内容なのですが、これが第一部と敢えてリンクさせていることで、歴史的重大問題が、ハンナとマイケルの情事のサイド・エピソード に貶められてしまっています。

 ハンナは普通の就職先の一つとして選んだ積もりが、ユダヤ人収容所の看守にさせられたことを主張するが、“死刑台”送りの人々を日常業務として選定したことは認める。
 その“死刑台”送りの人々を選定するように命じた者の責任は、この裁判では問われていない。
ハンナは、毎日大量の囚人が送られてくるのだから、誰かを選ばないと収容できなくなる。
と主張し、裁判長に「あなただったらどうしますか?」と問い返す。
裁判長は何も答えられずバツの悪い様子だが話題を変えて誤魔化す。
 検事が一枚の証拠書類を示し、「これを書いたのは誰か?」と問うたところ、同僚の女性看守は一斉に口汚く(この描き方も極めて紋切り型)「ハンナが書いた」とののしる。
 自らの罪一等を逃れるために、他人に責任を転嫁するという見え透いた態度であるが、こういう責任逃れに徹した被告の方が、結局刑は著しく軽かったという結果が、後に判決公判で示される。
 筆跡鑑定を、という検事の前でしばらく躊躇していたが、「私が書きました」と冤罪を認める。
しかし、ハンナは本当は文字が書けない(文盲な)のであった。

 それを知っているマイケルはハンナの冤罪を証明できるのは自分だけだと悩み、担当教授に相談するが・・・

映画の第三部に相当するところは、無期懲役刑となり投獄されたハンナに対するマイケル(レイフ・ファインズ)の行動が中心となって展開される。
裁判から30年ほど経過し、マイケルも中年となりハンナは70歳前後の老人となっている。

TheReader009.jpg

 この『文盲である』ことが映画の中で明らかになる前に、伏線としてハンナがマイケルから差し入れられた朗読テープと本を見比べて「the」という単語に○をつける場面がある。
 その場面を見た時はその意味に気付かず、
暗号か何かを仕組んでいるのでは?と思ったが、
文盲であるハンナが、「音と文字の関係性」 を発見した場面であったことが最後に解った。

 こういう内容であるから、後半のドラマは悪くないのだが、それなら第一部のセックス漬け生活の描写は意味があるのか? という疑問である。
 『全裸のセックス』 無しで、
 若者が朗読をして中年女性と心の交流をするということだけで、足りるではないか?
 その知り合いがナチス裁判で被告になって・・・という展開で充分繋がるではないか?

 やはり、アカデミー賞狙いのためだけの『全裸でセックス』の演出であったのか・・・
  
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テーマ:洋画 - ジャンル:映画

この記事に対するコメント

いや、インモラルな関係を強調していたのでしょう。

【2011/02/25 03:40】 URL | 名無し #- [ 編集]



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??????¡Хå?å??ν?????ľ?
??????¡Хå?å??ν??【2009/06/25 21:33】