2009年6月8日(月)
今日は、この嬉しいニュースを紹介して、私的には手抜きブログとさせて頂きます。

バン・クライバーン国際ピアノコンクール 全盲の辻井さん優勝 産経新聞 2009年6月8日(月)16:05
■日本人初
米テキサス州フォートワースで開かれた第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクールで7日(日本時間8日)、全盲のピアニスト、辻井伸行さん(20)が日本人として初めて優勝した。中国人ピアニストと並んでの第1位だった。賞金は各2万ドル(約200万円)。
1962年にスタートした同コンクールで、これまでの日本人最高位は69年の野島稔さんの第2位。障害を克服しての快挙に内外の注目を集めそうだ。
授賞式で名を呼ばれると、辻井さんは母親のいつ子さん(49)とともに壇上に上がり、受け取ったカップを抱き締めて観客の拍手に応えた。
辻井さんは東京都生まれ。生まれつきの全盲で、幼少期に音楽を始めた。現在、上野学園大に在学中。先月31日、日本人としては40年ぶりに決勝(6人)に進出。今月4日に始まった決勝の公開演奏では、ショパンのピアノ協奏曲第1番、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番などに挑み、観客から熱狂的に迎えられた。
◆20歳「心から楽しんだ」
「聴衆の皆さんが僕の演奏を楽しんで聴いていただいているのが分かり、心から楽しんで演奏することができました」-。全盲のハンディキャップを克服し、快挙を達成した辻井伸行さんは、産経新聞の取材に対して喜びを語った。
7歳で全日本盲学生音楽コンクール第1位、10歳でリサイタルデビューと才能を早くから開花させ、“天才少年”と呼ばれた辻井さん。だが、同行しているエイベックスのプロデューサーによると、今大会は、過去の「反省」から教訓を得て臨んだという。
平成17年のショパン国際コンクール。辻井さんは「批評家賞」を受賞したが、「『入賞したい』という意識が強く、審査員の評価を気にした演奏になった」と反省していたという。そこで今回は、「ファイナルに残ればオーケストラとの共演ができる。共演できたらいいな、ぐらいの気持ちで臨んだ」。
辻井さんは「バン・クライバーンから『奇跡のピアニストで、これからもっと活躍してほしい』と励ましの言葉をいただき、本当に光栄」と語った。
またプロデューサーは、審査員から非公式に「全盲というハンディキャップはまったく考慮していない。純粋に演奏が評価された」と打ち明けられたという。
逆境を乗り越えての優勝は、知人や関係者にもより大きな喜びをもたらした。辻井さんの父親、孝さんは「幸せな人生が歩めるか、常に不安を感じてきた息子だったが、優勝の瞬間は『生まれてきてよかった』と感じてくれただろう。お世話になった方や、伸行の目となり手足となり付き添ってくれた妻に感謝したい」と話していた。 ◇
【用語解説】バン・クライバーン国際ピアノコンクール
1958年に第1回チャイコフスキー国際コンクールで優勝した米国のピアニスト、バン・クライバーンの名を冠したコンクール。62年に創設、原則4年ごとに開催される。これまでラドゥ・ルプー氏(66年)らが優勝。優勝者には賞金のほか、CDの制作やコンサート開催などの機会が与えられる。 産経新聞 2009年6月8日(月)16:05
全盲の辻井さんが優勝=米ピアノコンクール、日本人初(時事通信) - goo ニュース
辻井さん快挙「すごい」「感動した」…喜びに沸く関係者(読売新聞) - goo ニュース


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