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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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裸婦、猫、輪郭線、パリのエスプリ
透き通った白い肌で有名な数々の裸婦像

 一見するとフランス近代絵画風だが、近づいて見ると、浮世絵の美人画の影響もあるように私には思える。
 特に、洋画では描かない被写体の輪郭線が細い線で明瞭に描かれているところに、日本画風というか浮世絵風の筆致を見ることができる。

(猫が、 ここに居ます。 裸婦の輪郭線は目立ちませんがクリアに描いてます)
leonardfoujita_Rafu_01_3.jpg
    【仰臥裸婦 1931年 福岡市美術館蔵】    (髪の毛の表現 は絶妙です!)

 この明瞭な人体の輪郭線は、通常の鑑賞する位置からは殆ど目立たない絶妙なバランスである。
反対に肉感や筋肉の隆起は、輪郭線ではなく、微妙な陰影を水墨画的なボカシで表現している。
しかし、それらは墨や岩絵の具ではなく、油彩で描かれているのである。

 展示してある殆どの裸婦の横には猫が詳緻に描かれている。毛並みや猫の目もリアルに描いてある。
猫は、家畜と野獣が同居しているから好きだったと言う。

     leonardfoujita__Portrait.jpg

        日本人画家・藤田嗣治
    1955年に日本国籍を捨てフランスに帰化してからは
         レオナール・フジタ
      Léonard Foujita  (1886-1968)

 彼の没後40周年をを記念する
  【レオナール・フジタ展】
が、4月19日(日)まで福岡市美術館(大濠公園)で開催されている。 

   福岡市美術館
   2009年2月22日(日)
   ~2009年4月19日(日)



20090405152615
レオナール・フジタ展

1992年に再発見され、2002年から2007年に欠けてフランスで修復された
幻の大作 (1枚が3m□で、4枚連作)「構図Ⅰ・Ⅱ」「争闘Ⅰ・Ⅱ」 が
今回の展覧会の中心である。
制作されたのは、1928年。 油の乗り切った40代の作品
leonardfoujita_Composition_2.jpg
   【ライオンの居る構図;Composition Ⅰ】
       leonardfoujita_Composition_1.jpg 
          【犬の居る構図;Composition Ⅱ】


leonardfoujita_Lutteurs_2.jpg 
   【争闘Ⅰ;Lutteurs Ⅰ】 死闘と言うよりはレスリングの競技のようです。
        leonardfoujita_Lutteurs_1.jpg 
           【争闘Ⅱ;Lutteurs Ⅱ】 こちらは男女の交わりを含むようです。


以下のリンクから詳細を見ることができます。
「構図」 (Composition) の全貌を見る

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【レオナール・フジタ展】 公式サイト

一方、1930年代後半から1955年に至る、戦時帰国していた時期に軍部に描かされたという【戦争画】(昨年、東京での展覧会の際にマスコミに“戦争責任”を取り上げられていたもの)は、一切展示されていなかったし、販売していた図録にも掲載されていなかった。

【公式ホームページ】 より、この展覧会の 概要説明

藤田嗣治、幻の群像大作 日本初公開

 1992年、フランス・オルリー空港近くの倉庫で発見された、縦横3メートルの大作4点。それらは一部が1929年に日本で公開されたものの、その後所在が不明になっていた、藤田嗣治(1886-1968)の「幻の作品」でした。

 この4点はアトリエの建物とともにエソンヌ県の所蔵となり、フランス第一級の修復チームによる本格的な修復作業が、6年の歳月を経てついに終了しました。

 そして2008年夏、これらすべての大作が日本で一堂に会し、いよいよ初公開となります。また、今回は、この4点のほかにも、パリ日本館壁画と関連する貴重な大作1点が、世界初公開作品として加わります。

 日本人でありながらも、フランス人レオナール・フジタとしてその生涯を終えた数奇な異邦人、藤田嗣治。本展では、独自のスタイルを確立し、大画面の構成に挑んだエソンヌの大作群を中心に、「すばらしき乳白色」と世界が絶賛した裸婦群を展示。

 また、アトリエ・フジタに残された豊富な生活資料や作品も日本で初公開されます。

 さらに、キリスト教改宗後、「レオナール・フジタ」として生涯を賭けて挑んだ、ランスの「平和の聖母礼拝堂」とそのフレスコ壁画の習作群も世界初公開。

 幻の群像大作への挑戦とエソンヌをめぐる生活、そして晩年の宗教画への昇華─本展は、5会場の出品総数 油彩約50点、水彩・ドローイング約100点、アトリエ関連作品約100点において、この類いまれなる世紀の天才画家の実像を明らかにし、いまだかつてない圧倒的なスケールで、藤田嗣治の実像に迫ります。
 


福岡市美術館
2009年2月22日(日)
~2009年4月19日(日)

主催
福岡市美術館、西日本新聞社、
TVQ九州放送

後援
外務省、フランス大使館、
福岡県、福岡県教育委員会、
(財)福岡市文化芸術振興財団、
西日本リビング新聞社、cross fm
FM FUKUOKA、LOVE FM、
FREE WAVE TENJIN FM、
西日本鉄道、九州旅客鉄道、
(社)日本自動車連盟福岡支部、
福岡県タクシー協会、
九州日仏学館、福岡EU協会、
西日本文化サークル連合、
西日本新聞天神文化サークル

協賛
トヨタ自動車、大日本印刷
ヤマトロジスティクス
損害保険ジャパン
(財)福岡文化財団

協力
DNPアートコミュニケーションズ
日本航空

出力協力
エプソン

企画協力
フランス・エソンヌ県
キュレイターズ

 Léonard Foujita (1886-1968), Japanese painter, fascinated gay Paris as well as the world. We will introduce new perspectives of this painter with all of his four major works which will be introduced for the first time in Japan that were discovered in the vicinity of the Orly Airport in recent years, the materials associated with Foujita's atelier in the suburbs of Paris, as well as his religious works which he engaged in his last years and other works.. 

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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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