2009年2月3日(火)
一昨日見た映画 続いては、【感染列島】

日本で感染性疾患の爆発(パンデミック)が起こったらどうなるのだろうか? をリアルに描こうとした力作である。
まぁ、突っ込みどころはあるが、それは脇に置いて・・・
時は、近未来の2011年1月。
映像は、群衆の中で、ウイルスの感染がどのように簡単に広がってしまうかを印象付けるために、CGも活用したイメージ映像を流す。
咳込んだ際の呼気や唾液飛沫が、どのように空中を舞って廻りの人々に取り込まれるかを極めて印象的かつ象徴的に描く。

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夫婦づれの一人(夫)の「風邪」のような症状から感染は始まる。 インフルエンザ・ウイルスは検出されていない。
翌日には、その連れ合い(妻)にも症状が発症し、夫は吐血や目や耳からの出血という「エボラ出血熱」のような激しい症状で亡くなってしまう。
最初にこの患者を見た医師・松岡剛( 妻夫木聡 )には感染しないが、他の病院スタッフが次々に院内感染で倒れて行く。
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この映画、「主役級は死なない」という、ヒーロー映画の鉄則は使わず、どんどん感染死する。
佐藤浩市は、今も上映中の「誰も守ってくれない」に引続き、重要な役どころで出ている。 「友情出演」と最後のタイトルバックで出ていた。
************************* 【檀れい さん】
最近、多くの映画やドラマに出演中の 檀れい さんが、WHOのメディカルオフィサー・小林栄子役で全編に大活躍。 宝塚時代よりは、よっぽど存在感が増し、宝塚時代の「綺麗なだけ」「歌・踊り・演技 三拍子揃っていない」という、いわば可愛い子ちゃん路線からは考えられない成長ぶり。 今や、テレビドラマや日本映画に無くてはならぬ存在になりつつある。
演技も山田洋次監督に、「母べえ」 や 「武士の一分」 で鍛えられたのかうまくなった。
この映画でも重要な役どころ、且つ「トリアージ」など困難な判断を求められる役どころを毅然と演じている。
そのうえ、出演シーンの半分以上が防護マスクを付けた状態での目だけの演技。 「眼力」(めじから)勝負とというところですが、その演出にも充分に応えています。

そういう役柄故、画面一杯に大写しになることも多く、そういう場面ではお肌の年齢が少し表に現れているところも。

ひと月前には、NHK正月時代劇 『陽炎の辻スペシャル』 に出演 2009年1/3(土)21:00~22:27(NHK) 2週間ほど前には、TBSドラマ特別企画 『そうか、もう君はいないのか』 に出演 2009年1/12(月)21:00~23:04(TBS)
番組宣伝も兼ねてバラエティにも出演されてます。
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【ストーリー】
正月明け、市立病院に務める松岡剛の元に1人の急患が運ばれてきた。新型インフルエンザに類似する症状だがワクチンが通用せず、患者は死亡。
やがて同僚の安藤医師や他の患者に感染が広がり、病院はパニックになってしまう。
WHOのメディカルオフィサーで松岡の元恋人・小林栄子が事態の収拾と調査に乗り出し、松岡も彼女と共に戦うことを決意するが、感染は日本全国に広がってしまい……。
有効な治療法のないウイルス感染症が広まった日本をリアルにシミュレートしながら、ウイルスと戦う人々の姿を克明に描き出した作品。 感染患者が多数搬送され修羅場と化した医療現場で、自らの体力と精神を削りながら治療を続ける医師たち。そして感染症にかかってしまった患者たち。 彼らが必死になって“今、できること”を模索し、実行する姿には胸を打たれる。
その中心にいて、苦しい事態の中で感情を揺さぶられる医師を妻夫木聡と檀れいが熱演。
そんな心を動かす物語の一方、作品の中で進んでいく感染被害の状況には、背筋の寒い思いをするはず。パンデミックの脅威について、大きな警鐘を鳴らす作品だ。
【キャスト】
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妻夫木聡、檀れい、佐藤浩市 国仲涼子、田中裕二、池脇千鶴、藤竜也 他
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