今日の「その時!」は、「源氏物語の誕生」物語であった。
一条天皇をめぐる貴族の権力闘争に「枕の草子」の清少納言や「源氏物語」の紫式部など知性派の女性が利用されたさまを、赤裸々に描いていた。
そう言えば、紫式部の直筆原本が無くなっているという困難な状況のもとで、新たな写本が発見されたと言うニュースもつい最近発表されていた。 源氏物語の最古級の写本発見 甲南女子大
番組では、寛弘5(1008)年11月17日を、「源氏物語」が一条天皇に献上された日と設定しています。 「紫式部日記」の記述では、この11月17日は、出産で里帰りしていた中宮・彰子が内裏に戻る還啓の日です。また日記には、11月1日以降、天皇に献上するための「源氏物語」の製本が慌ただしく行われた様子が細かく記述されています。そのため製本作りは、この還啓の日に間に合わせるために行われたと考えられています。また国文学研究資料館館長の伊井春樹氏や紫式部研究の第一人者・故今井源衛氏も、製本された「源氏物語」は中宮のお土産品だったと想定しているため、伊井氏の助言も受け番組では11月17日の還啓の日を献上の日とし、「その時」としました。
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