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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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映画【福田村事件】関連情報
2023年9月18日(月)

  おととい見た映画【福田村事件】関連情報


この1本:「福田村事件」
 狂気への過程、丹念に

 https://hitocinema.mainichi.jp/article/weekend-cinema-fukudamura
 ひとシネマ - 2023年9月1日

Fukudamura1923_Movie-26.jpg

関東大震災直後の1923年9月6日、千葉県福田村で、香川県から来た被差別部落出身の行商人15人のうち9人が、朝鮮人だと誤解され自警団ら村民に惨殺された。タブーとされていた史実を発掘したノンフィクションが出版されたのが2013年、本作は「A」などのドキュメンタリーで知られる森達也監督が、事件を劇映画として再現した。歴史の闇に埋もれた惨劇に名前と顔を取り戻し、当事者の目から語り直す力作だ。

新助(永山瑛太)が率いる薬の行商団15人が、香川県を出発する。一方、日本統治下の朝鮮で教師をしていた智一(井浦新)は、妻の静子(田中麗奈)と帰国し、故郷・福田村で農業を営み始める。シベリアで夫が戦死した咲江(コムアイ)は、夫の留守中に村の船頭、倉蔵(東出昌大)と関係を持っていた。そのほか、老いた父親と妻の関係を疑う馬子、軍の威信をかさに着る在郷軍人会の分会長、民主主義を信奉するインテリの世襲村長ら、映画の前半では多くの人物を点描する。

背景に、韓国併合以来の韓国での独立運動の高まりと、反日感情を警戒する日本で強まった朝鮮人差別がある。地元紙の記者楓(木竜麻生)は、凶悪事件を報じる記事を、犯人は〝主義者か鮮人か〟という決まり文句で結ぶことに抵抗する。多様な人物は善悪に色分けされず配されて、一人の中に差別も偏見も、善意も持ち合わせる。弱者が弱者を差別し搾取し、良心を持った人物の声が押しつぶされる。時代と共同体の空気を丹念に描くのである。

地震を契機に不安と恐怖が噴出し、流言飛語に点火されて惨劇に至ったのはどんな状況だったのか。平凡な人間がいかに集団的な狂気に至るか。資料の隙間(すきま)を想像力を駆使して埋め、真実に肉薄できるのが虚構の力だ。製作、俳優陣の気迫と覚悟も感じられる。

ただ、映画としては欲張りすぎた感もある。あれもこれもと問題意識を詰め込んで、いささか窮屈で慌ただしい。しかしそれでも、100年前の出来事ではないという主張は強い説得力を持つのである。2時間17分。東京・テアトル新宿、大阪・シネ・リーブル梅田ほか。(勝田友巳)

<ここに注目>
「顔」が見える。加害者も被害者も顔をしっかり映す。とりわけ、在郷軍人や自警団、村人一人一人、村長らの顔が見える。多くの人物が登場する群像劇でありながら個々の内心を想像させる。それは、事態の緊迫度が増すにつれて強い震動の源となって押し寄せる。被差別部落への差別や社会主義者が殺害された亀戸事件などとともに、村社会のセクシュアリティーや土着性を分かりやすく提示するのも効いている。結末は知っており、どんよりとした心持ちが重くのしかかる。歴史から学び、思考する映画。日本映画の大きな転換点になる作品だ。(鈴木隆)

<技あり>
「ラーゲリより愛を込めて」を撮った鍋島淳裕撮影監督に師事した、桑原正撮影監督の仕事だ。群像劇をうまくさばいた。行商の薬売りを朝鮮人と誤解した村人の擦り半鐘で、在郷軍人や自警団らが集まってくる。地元の警官は、署に帰り身元照会をするから待てと村民を落ち着かせるが、在郷軍人の面々や自警団は収まらず、やがて暴行の口火が切られる。それまで固定カメラで撮っていたのを、手持ちカメラを交ぜて撮るが、画(え)が大揺れすることはない。「いかにもドキュメンタリー監督の劇映画らしさ」を裏切る手法が、新鮮に感じた。(渡辺浩)

2023年 /日本 /137分 /PG12
#森達也 #永山瑛太 #井浦新 #田中麗奈 #桑原正




今朝の西日本新聞紙面から
【福田村事件】著者インタビュー

西日本新聞 - 2023年9月4日(火) 

NishinipponNP_20230904-Fukudamura-01.jpg


今日の西日本新聞夕刊から
映画【福田村事件】
KBCシネマで9月15日から上映予定!

 西日本新聞 - 2023年9月7日

NishinipponNP_20230907-Fukudamura-01.jpg


【「福田村事件」公開】
森達也監督が胸中を告白
「誰も映画に参加してくれないと思っていた」

https://eiga.com/news/20230901/13/
映画.com ニュース - 2023年9月1日 

映画「福田村事件」の初日舞台挨拶が、関東大震災発生から100年が経過した9月1日、テアトル新宿にて行われ、メガホンをとった森達也監督をはじめ、井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、向里祐香、杉田雷麟、水道橋博士、豊原功補が登壇した。

Fukudamura1923_Movie-27.jpg

「i 新聞記者ドキュメント」など、数々の社会派ドキュメンタリー作品を手がけてきた森達也が自身初となる劇映画作品として挑んだ本作。関東大震災直後の混乱のなかで実際に起きた虐殺事件を描く。

全国90館で封切りされた本作。満員の客席を見渡した井浦は「映画館を満席にして僕たちを迎えてくださってありがとうございます。幸せです」と感無量な表情を浮かべると「2019年10月17日、このテアトル新宿で森監督と井上淳一プロデューサから、福田村事件を映画化するという話を聞きました。そのとき『君にも参加してほしい』とオファーをいただいたのですが、僕はその場で『どんなことがあっても必ず参加したいです』と森監督に伝えたんです」と裏話を披露する。

井浦は即決した理由を「森監督のドキュメンタリー作品は観てきましたが、劇映画でどのように現場に立って、同映画作りされるのか、それを最前線で何が何でも観たいと思ったんです」と語ると、9月1日に映画が封切られたことに「関東大震災から100年の今日、この作品が上映できたこと、映画がちゃんと旅立ったこと、本当に意味があることだと思います。映画を観にきてくださって、どうもありがとうございます」と感謝を述べていた。

井浦と共に主演を務めた田中も満員の観客に感謝を述べ「私もこの映画に関わるまで、福田村事件のことは知りませんでした。これほど大きな事件がなぜ多くの人に伝わらなかったのか、映画を観てくださった方なら分かったと思います」と語ると「100年前のことですが、いまの現代の私たちの生活にもいろいろなことを問いかけてくれることがたくさんあると思います」と作品に込められたメッセージについて述べる。

永山は映画の企画と準備稿を読んだ際「僕の出番を増やしてほしいと、初めて言いました」と言うほど作品に前のめりだったことを明かすと「本当に素晴らしい映画に携われたことが幸せです」と笑顔。東出も「差別の問題や国の問題など、日本の大手配給会社やテレビ局では描き切れない題材」と述べると「楽しいエンターテインメントだけではなく、過去に起きたことをなぜ起きてしまったのか……と考え続けながら物語を紡いでいくのも、映画人の大切な仕事かなと思う」と作品の意義について語る。

多くの俳優陣が「ぜひ」という思いで参加した本作だが、森監督は企画が走り始めた段階では「映画に誰も参加してくれないんじゃなか」と不安があったという。

森監督は「始まる前は、どう考えても反日映画と批判され、上映中止運動が起きて、劇場どこもやってくれないということになったら、俳優には何もメリットがない」と危惧していたというが、ふたを開ければ多くの俳優たちが意欲的に参加してくれたという。森監督は「この状況はおかしい、なんで日本映画がダメになってしまったのだろうかという思いが皆さんにもあったのかなと、いまは思っています」と胸の内を明かしていた。



映画【福田村事件】公式サイト
 https://www.fukudamura1923.jp/




 

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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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