動植物や化石など、国内外のさまざまな標本を収集し、国内最大規模のコレクションがある国立科学博物館。
財政のひっ迫を改善するために、クラウドファンディングで1億円を募ると発表しました。
国立の博物館が、なぜクラウドファンディングに踏み切ることになったのか。
その背景と現状を詳しくお伝えします。
<目次>
「膨大なコレクションを守りたい」
午後5時20分に目標金額の1億円に達する
クラウドファンディングに踏み切ったわけ
貴重な昆虫標本 求められる繊細な管理
“100年後、1000年後に引き継ぐ気持ちで管理”
「博物館は過去と未来をつなぐ組織」
朝ドラ「らんまん」主人公在籍した植物園も資金難
(中略)
7日午前9時からの記者会見で発表された国立科学博物館のクラウドファンディング。
発表直後からホームページにアクセスが集中し、一時、閲覧しにくい状況になりました。
国立科学博物館などによりますと、標本を収集・管理する資金への協力を呼びかけるクラウドファンディングは7日、募集を呼びかけるページが開設されたあと、次々に支援が集まり、午後5時20分に目標金額の1億円に達したということです。
(以下略)