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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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常に進化する 「エリザベート」
2008年9月6日 正午より

博多座で、朝海ひかる 「エリザベート」 を見ました。

Elisabeth2008HakatazaM.jpg

今回も演出は、1996年の宝塚版以来の小池修一郎。 12年間続けておられます。

 しかし、今回も前回の博多座公演とは演出が大きく変わっていたし、新しい曲目も結構たくさん追加されていました。(反面削除された曲目と場面があるようですが)
常に新しい演出を目指しているようです。

 歌詞も新しくなっているものがあり、
「私が踊る時」(Wenn Ich Tanzen Will)は、原語(ドイツ語)に近くなったように思えます。元の題名は、上に書いたように『意志のWill』を使っていて、英語なら"When I will dance"という意味ですが、以前は「踊るなら~」と訳されていましたが、今回は「踊る時は~」と改善されています。もっと正確には「踊りたい時は~」となるのでしょうが、それでは音符(5音で、当初の「おどるなら~」にあっていました)が舌足らずになってしまいますので、ぎりぎり「踊る時は~」で妥協したものと思われます。
 そのうえ、以前は「飛ぶがいい~」で始まっていましたが、今回はそこは2番となり、1番として別のフレーズと歌詞が追加されていました。

「夜のボート」も新たに1番が追加されていて、従来の歌詞は2番になっていました。

 他にもブリッジ的な短い新曲がそこここに追加されていました。

******************************

 トート(死)役の武田真治さんは、今回再演と言うことで、安定した『不気味さ』を醸し出していました。

Elisabeth2008AsamiElisa.jpg Elisabeth2008TakedaTod.jpg
 朝海ひかるさん    武田真治さん

 さて、今回から新しいキャストとして配役された、朝海ひかるさんですが、元宝塚歌劇・男役(雪組)ですが、いわゆるフェアリー系男役として、ダンスが得意の男役TOPスターでした。
 博多座では、同じく雪組の「凱旋門」で、いわゆる『三番手』位で画家の役で出ていたと思います。
その時は歌の出番は殆どなかったのですが、一節歌うところでは結構うまいと思わせた記憶があります。

 朝海ひかるさんは雪組で、私が勝手にファンをやっている美穂圭子さんと一緒だったのですが、「タランテラ」では、朝海ひかるさんが歌う代わりに美穂圭子さんが歌っている感じでした。
ここをクリック
 そういうこともあって、朝海ひかるさんがエリザベートをやるについては、私には若干不安があり、あまり期待せずに、ある意味では「恐いもの見たさ」に観劇したのですが、その『期待』は、見事に裏切られました。
 予想に反して、朝海ひかるさんは低音の深い声から、裏声の高い声まで充分に聴かせる声で、この歌(ナンバー)の数の無茶多いこのミュージカルを歌いきったのです。
 特に、長い1曲を歌い終わった後に、最高音で歌いきる「私だけに」(ICH GEHOER NUR MIR)は、はらはらしながら聞きましたが、声量豊かに聴かせました。 感動しました。

 裏声への変わり際も、不自然さはなく、滑らかに切換えていました。
宝塚退団以来の鍛錬と精進が思われます。

 男役からのエリザベートへの転換は、初役の一路真輝さんからの伝統ですが、一路さんは、退団後随分女性としてのリハビリを積んだ後でしたから(たとえば 「王様と私」 など)、理解できますが、朝海ひかるさんは、まだ間もないので、なかなか高音域には慣れなかったであろうと思われます。

 最も、宝塚現役男役にも拘わらず、エリザベートを演じた瀬奈じゅんさんや、アイーダを演じた安蘭 けいさんの成功も過去にはありますが・・・

瀬奈じゅんさん の 「私だけに」は、【Youtube】 で見ることができます。
ここをクリック または
http://jp.youtube.com/watch?v=o2PQoUsKfos  または


 凄い! 瀬奈じゅんも最高!

 皇太后ゾフィーの、これも元宝塚の寿ひずるさん、
 エリザベートの母親ルドヴィカの、これまた元宝塚の春風ひとみさん
 フラウ・ヴォルフの伊東弘美さん(宝塚出身ではない)
など、脇役も声量・音程・演技とも確かな技を見せていました。

相関図はこちら (下の画像をクリックで拡大)
Elisabeth2008Hakataza03.jpg


 狂言回しであり、エリザベートを暗殺したルキーニ役を、一人でずっと演じている高嶋政宏もコメディ・タッチの雰囲気を充分出しているのだが、ちょっと充分すぎる表現が目立った。
早い話が、「ちとやり過ぎ・・・」って感じ!

 何度見ても新しい発見のあるエリザベートで、ストーリーは知りすぎるほど知っているのに、退屈することなく、眠気を催す事もなく、充分満喫しました。

 博多座・2階3列目ほぼ中央ブロックでとても見やすい席でした。
ところが、私の前は満席なのに、後からは急に空席が目立っていました。
チケット金額の関係でしょうか?(いや、6列目までは同じA席;¥15,500_ですが・・・)

2008年9月28日まで、博多座にて公演

080906_152627.jpg

日程は、下記
http://www.hakataza.co.jp/kouen/nittei_h2009.html

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************

博多座オフィシャルサイトは、
http://www.hakataza.co.jp/kouen/index.html 
以下は、博多座オフィシャルサイトより

【Story】
 19世紀末、暗殺されたオーストリア皇后エリザベート。煉獄の裁判所では百年経った今も暗殺者ルキーニへの尋問が続き、闇に閉ざされた世界の中で、彼はエリザベートの生涯を語り始めます。
自由を謳歌する父を心から愛する少女エリザベートは、ある日、木から落ちて生死の淵を彷徨います。彼女に一目で恋に落ちてしまった死の帝王トートは、そんな彼女の命を奪わず現世に帰します。その後オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフに見初められ、結婚したエリザベートを待っていたのは厳しい宮廷での生活と、姑の皇太后ゾフィーとの確執でした。窮屈な宮廷生活、夫とのすれ違い、孤独を募らせながらも、エリザベートは自らの意思を貫いていきますが、彼女の背後には常に死の影、トートがつきまといます。
ハプスブルク帝国終焉を目前にした激動の時代。エリザベートを取り巻く愛と死の悲劇が幕を開けるのでした。

【みどころ】
 何といっても美しい珠玉のミュージカルナンバーが最大の魅力。脚本・歌詞ミヒャエル・クンツェ、音楽シルヴェスター・リーヴァイのコンビが生み出す荘厳で華麗なメロディの数々を、迫力の生オーケストラ演奏でお楽しみいただきます。さらに豪華な舞台装置・衣裳・照明とすべての要素が融合した完成度の高い舞台です。
そして、今回よりエリザベート役を、ダブルキャストで涼風真世と朝海ひかるが演じます。抜群の歌唱力と安定感を持ち、『マリー・アントワネット』でのマリー・アントワネット役の好演が記憶に新しい涼風真世と、宝塚在団中はルドルフ役を演じ、東宝ミュージカルには宝塚退団後初出演となる朝海ひかる。新たなエリザベートの誕生は日本ミュージカル界の注目の的です。そしてトート役を山口祐一郎と博多座初登場の武田真治がダブルキャストで務めます。その他いくつかの役でもダブルキャストが組まれているので、多彩な組み合わせも見逃せません。

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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

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