私たちはジャニーズ事務所に所属していた橋田康、カウアン・オカモト、二本樹顕理、志賀泰伸です。
私たちが発起人となり、これ以上、経済的または社会的地位に基づく影響力のある、第三者による虐待や、性虐待の被害者を出さないために、「児童虐待防止法」の改正を求めて署名を集めたいと思います。

今議論されている、法改正のポイントは2つあります。
①「保護者」の対象が第三者に拡大
現行の児童虐待防止法では「保護者」が18歳未満の児童に行う暴行・わいせつ行為などを「児童虐待」と定義していますが、ここでいう「保護者」は親権を持つ親に限定されています。
自分が経験した環境も含めて考えると、現在の児童虐待防止法は、子どもたちを守るのには十分ではないと感じました。性的虐待に関しては、親以外からの方が多いのではないかと感じています。
今提案されている法案では、その対象が第三者に広がります。
例えば学校や幼稚園、また部活動や塾など子どもたちを育てる場での地位に基づく影響力を持っている人物。教師やコーチなども対象になり、エンターテイメントの世界でも、芸能事務所の幹部らも対象になるという議論がなされています。
②見聞きした人の通報の義務化
経済的、または社会的地位に基づく影響力のある、第三者による性暴力やわいせつ行為が行われている場面を見聞きした場合、その見聞きした人による警察への通報が、法的に義務化されます。
例えば芸能事務所で児童に対する性的虐待が行われていた場合、社員やマネージャーなど、近くにいる大人が通告することが義務化されるのです。見て見ぬふりを止めることが、さらなる被害の抑止に繋がると思っています。
この改正法案は、6月21日まで行われる通常国会で審議されています。私たちは、この問題に超党派で取り組んでもらいたいと思っています。一人でも多くの方の賛同の声が集まることが、法改正の後押しにつながります。
多くの方にご賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
以上
2023年5月26日