ジャニーズ事務所の元所属タレントが、亡くなったジャニー喜多川前社長による性被害を相次いで訴えている。今週、藤島ジュリーK.社長が公式見解を発表した。BBCのドキュメンタリーや外国特派員協会での会見後、独自取材を進めてきた取材班。今も自らが受けた被害に苦しんでいるという人、周囲の被害を目撃していたとして沈黙した自分を責める人など、新たな証言の数々が。被害を繰り返さないために何が必要か検証する。

(桑子真帆キャスター)
「なぜこの問題を報じてこなかったのか。私たちの取材でもこうした声を複数いただきました。海外メディアによる報道がきっかけで波紋が広がっていること。私たちは重く受けとめています」
(中略)
そんな中で「クロ現」は、新たに3人目となる顔出し実名で証言する被害者をテレビメディアでは初めて登場させた。そのインパクトは計り知れない。これから勇気を出してメディアの前で証言する人が続く可能性があることを示したからだ。
「いま声を上げる時だと思った」
初めてカメラの前でそう話すのは、元ジャニーズJr.の二本樹顕理(にほんぎ・あきまさ)さん(39)。中学2年生で事務所に入ってしばらくして経験した性被害を赤裸々に証言する。

(二本樹顕理さん)
「マッサージから始まってだんだんパンツの中に手を入れられて性器を触られて……。その後は手で触られたり、そこからオーラルセックスされました。後は勃起した性器を体にこすりつけられたり」