【解説・ストーリー】
「イン・ザ・ベッドルーム」「リトル・チルドレン」のトッド・フィールド監督が16年ぶりに手がけた長編作品で、ケイト・ブランシェットを主演に、天才的な才能を持った女性指揮者の苦悩を描いたドラマ。
ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命されたリディア・ター。天才的能力とたぐいまれなプロデュース力で、その地位を築いた彼女だったが、いまはマーラーの交響曲第5番の演奏と録音のプレッシャーと、新曲の創作に苦しんでいた。そんなある時、かつて彼女が指導した若手指揮者の訃報が入り、ある疑惑をかけられたターは追い詰められていく。
「アビエイター」「ブルージャスミン」でアカデミー賞を2度受賞しているケイト・ブランシェットが主人公リディア・ターを熱演。
2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、ブランシェットが「アイム・ノット・ゼア」に続き自身2度目のポルピ杯(最優秀女優賞)を受賞。また、第80回ゴールデングローブ賞でも主演女優賞(ドラマ部門)を受賞し、ブランシェットにとってはゴールデングローブ賞通算4度目の受賞となった第95回アカデミー賞では作品、監督、脚本、主演女優ほか計6部門でノミネート。
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2022年製作/158分
G/アメリカ
原題:Tar
配給:ギャガ
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【スタッフ・キャスト】
監督 : トッド・フィールド
製作 : トッド・フィールド スコット・ランバート アレクサンドラ・ミルチャン
脚本 : トッド・フィールド
撮影 : フロリアン・ホーフマイスター
美術 : マルコ・ビットナー・ロッサー
衣装 : ビナ・ダイヘレル
編集 : モニカ・ウィリ
音楽 : ヒドゥル・グドナドッティル
配 役 : 役 名
ケイト・ブランシェット : リディア・ター
ノエミ・メルラン : フランチェスカ・レンティーニ
ニーナ・ホス : シャロン・グッドナウ
ソフィー・カウアー : オルガ・メトキナ
アラン・コーデュナー : セバスチャン・ブリックス
ジュリアン・グローバー : アンドリス・デイヴィス
マーク・ストロング : エリオット・カプラン