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観劇レビュー&旅行記
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「ウィーン・フィル」の女性奏者のニュースほか
2023年2月26日(日)

  ダイヤモンド・オンラインで「ウィーン・フィル」に関する二つの話題!


DiamondOnline_20230226_MusikFerein.jpg


世界最高峰の楽団「ウィーン・フィル」に
 女性奏者が150年以上いなかった理由

https://diamond.jp/articles/-/317955
 ダイヤモンド・オンライン:渋谷ゆう子 - 2023年2月26日

(部分引用)
 日本でもファンが多い世界最高峰の楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。実は、その運営手法は音楽界でも極めて珍しい。民主主義を徹底し、演奏プログラムや奏者の報酬を「投票」で決めている。自ら意思決定を行うことで、180年間さまざまな苦難を乗り越えてきたのだ。渋谷ゆう子氏の著書『ウィーン・フィルの哲学』(NHK出版)から、その成り立ちと実態をひも解いていこう。
 今回は、1997年まで同楽団に女性奏者が在籍していなかった理由と、そこから方針転換した背景について解説する。

なぜ女性奏者がいなかったのか


 ウィーン・フィルがもっとも遅れていたのはジェンダーバランスの問題だ。驚かれるかもしれないが、女性奏者の正会員採用が始まったのは1997年のことである。創設以来、奏者たちは「フィルハーモニカー」と呼ばれていた。これは他のオーケストラと一線を画すという音楽的賛辞を含む呼称だが、ドイツ語の男性名詞である。

 男女の雇用機会均等が世界のスタンダードとなり、1980年代にはオーストリアを含む欧米各国ですでに女性雇用におけるガイドラインや法律が制定されていた。

 もちろん当のウィーン・フィルも、奏者に力量があれば男女問わず採用したいという意向はあったようで、彼らの公式史とも言える『王たちの民主制─ウィーン・フィルハーモニー創立150年史』(1992年)の中で、著者である元楽団長のヴァイオリニスト、クレメンス・ヘルスベルクは、女性採用について「オーストリアの法律や規定とのジレンマ」があると述べている。

 どういうことだろうか。オーストリアでは1990年代当時、妊娠や出産・育児に際して、公務員や教師、看護師などの職業に就く人は3年間休職でき(報酬はなし)、また必ず復職できる権利が認められていた。第二、第三子の出産を合わせれば合計6年、9年となる。一方、男性の場合は同様の権利は1年に限定されていた。

 ウィーン・フィルはというと、男性奏者に対する出産育児休暇は国立歌劇場でもウィーン・フィルでも、退職者などの相応の奏者の代役が可能である場合にのみ認められていた。

 休暇中はCDなどの印税収入を除いて演奏料は一切支払われず、無給での休暇を強いられる。女性奏者を採用すれば、法律どおりの休暇を与えると、人数の少ないオーケストラで何年も席を空けるメンバーを抱えることになる。国の制度が整い厳格に運用されていることが、かえって現場の首を絞めることになった。
(以下略)



世界最高峰の楽団「ウィーン・フィル」、
 曲者を束ねる楽団長・事務局長コンビの妙

https://diamond.jp/articles/-/317951
 ダイヤモンド・オンライン:渋谷ゆう子 - 2023年2月25日

(部分引用)
 今回は、曲者の奏者をまとめる楽団長・事務局長の人物像と、両者の仕事内容について解説する。

音楽的にも実務的にも民主的な運営を実現


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、オーストリアの法律に則った非営利団体の「フェライン(協会)」である。その会則に基づき、現在147名の正会員(奏者)全員がウィーン・フィルの運営に参加し、収益が分配されている。

 団体の意思決定の最高機関は、全員が参加する総会である。1933年以降、ウィーン・フィルは常任指揮者を立てず、オーケストラがコンサートごとに指揮者を選ぶ方法を採用しており、音楽的な観点からもオーケストラ自身で全責任を負っている。これが彼らの音楽とその伝統継承の重要なポイントだ。

 加えて、指揮者や演奏プログラムの選定などの音楽的な面だけでなく、奏者の報酬や決算の承認などの事務的な側面についても民主的に議論され、決定される。正会員全員に総会での投票権1票が付与され、会則の変更などの重要案件は、総会での多数決による厳密な採決が必要とされる。過去には1票差で採択されなかった議題もあったという。

「楽団長」と「事務局長」の存在

 日常の実務を担うのは12名の運営委員で、監査委員会も設置されている。

 そこに総会の議長職Vorstand(ドイツ語で「代表」の意。日本での慣例的な表記は「楽団長」、英語表記の名刺はchairmanと当てられているが、口頭でpresidentを名乗ることも)やGeschaftsfuhrer(ドイツ語で「ビジネスマネージャー」の意。日本での慣例的表記は「事務局長」、英語表記ではGM、またはCEO)など4名の運営トップがいて、総会の選挙によって選ばれる。

 楽団長や事務局長は、指揮者とのコンタクト、コンサートやツアー日程の調整や、プログラムの組み立てなど運営の実務を担う。

 指揮者とのコンタクトと聞くと、スケジュールとギャラの調整などの事務手続きを想像するが、それだけでなく楽団長や事務局長らが自らウィーン国際空港に指揮者を出迎えに行くなど、他の楽団ではマネージャーが担うような細やかな業務も行なっている。
(以下略)



【関連記事】

ベルリン・フィルに初の女性コンサートマスター
 Vineta Sareika-Völkner(36歳) 

http://junsky07.blog89.fc2.com/blog-entry-6360.html
 観劇レビュー&旅行記 - 2023年2月19日(日)




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