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観劇レビュー&旅行記
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ショパン・コンクール優勝者(ブルース・リウ)が語る演奏の本質
2023年2月6日(月)

  ショパン国際ピアノコンペティション(日本読み;ショパン・コンクール)
と言えば、一昨年2位に入賞した反田恭平さんと4位に入賞した小林愛実
さんばかりが持て囃され、その上二人が結婚すると言うのでクラシック界の
大きなニュースになっていますが、
優勝した東洋系カナダ人・ブルース・リウさんのことは殆ど話題になりません。

私は、ショパン・コンクール2021の結果発表後に公式サイトで
Bruce (Xiaoyu) Liuさんの幾つかの演奏を聴きました。 素晴らしい!

 週刊東洋経済がブルース・リウさんにインタビューをされたので、
引用して紹介します。


【ショパンコンクール優勝者が語る演奏の本質】
 ブルース・リウ氏「ショパンは無限の可能性」
 山本 舞衣 : 『週刊東洋経済』編集者

https://toyokeizai.net/articles/-/647277
#東洋経済オンライン ―2023年2月5日

BruceRiu_20230209.jpg




ブルース・リウ/Bruce (Xiaoyu) Liu
1997年5月8日にフランス・パリで生まれ、カナダのモントリオール音楽院でリチャード・レイモンドに師事、現在はダン・タイ・ソンに師事している。2021年にポーランド、ワルシャワで開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝。仙台、モントリオール、テルアヴィヴ、ヴィセウなどの国際ピアノ・コンクールでも入賞している。2023年2月18日から3月2日の間に、日本各地で8公演を予定している(詳細はこちら)(撮影:梅谷秀司)

世界3大音楽コンクールの1つで、5年に1度開催される「ショパン国際ピアノコンクール」。その第18回(2021年開催)で優勝したのがカナダ人ピアニスト、ブルース・リウ氏だ。

予選3ラウンドではすべての審査員から「イエス(=次のラウンドに進ませたい)」を獲得し、本選で演奏したピアノ協奏曲第1番も聴衆を魅了した。演奏技術の高さ、明るく新鮮なショパンは大いに注目を集めた。コンクール優勝を機に日本でも知られるようになり、来日公演のチケットは完売。2022年12月のリサイタルでは、ショパン、ラヴェル、リストの曲から成るプログラムに加え、アンコールで5曲もの演奏を行った。

リスト「ドン・ジョヴァンニの回想」の演奏が終わると、割れんばかりの拍手が送られた。続くアンコールでも、彼が1曲弾き終えるごとにスタンディングオベーションが起こった。最後の曲はリストの難曲「ラ・カンパネラ」。その演奏が始まって3音目、彼が演奏しようとする曲目が何であるのかに気づいた会場がどよめいた。聴衆の驚きと期待がコンサートホールに満ちていくような時間だった。

ピアノを始めたのは8歳。ピアニストを目指すには遅めだが、コンクールに出場するようになって以降、多くの高い評価を受ける。

カナダのモントリオール大学では、アジア人として初めてショパンコンクールで優勝したダン・タイ・ソンに師事し、個性を伸ばしながらショパンを学んだという。「ピアノはたくさんある選択肢の1つ」と語る25歳のピアニストは、今何を考えているのか。

音楽を弾く喜びやエネルギーを失わない

――ショパンコンクール優勝から1年と少し経ちました。優勝後、身の回りに変化はありましたか。演奏活動の中で感じていることは?

一番の違いは時間の使い方ですね。

コンクール前は「次に何をしようかな」と余裕を持って計画を立てていたのですが、優勝後は「次に休憩を取れるのはいつか」を考えなければならないくらい、緻密なスケジュールが必要になった。さらに、短期だけでなく、長期的な計画も要る。3年後に自分が何を弾くのかまで考えなければいけない。

【優勝者としての重圧は?】
https://toyokeizai.net/articles/-/647277?page=2

ただ、3年後の目標までしっかりとあって、今からその日まで多様な人たちと音楽を分かち合えるのはすごくいいことだと思っています。計画がないと、同じ曲を弾き続けてしまったり、演奏がルーティン化してしまったりする。根源的な部分、音楽を弾く喜びやエネルギーを失わないようにするのが重要だと思っています。

——ショパンコンクールで優勝したことによって環境が変わったと思いますが、優勝者の重圧のようなものはありますか。

そんなに感じていません。優勝直後は、自分にいったい何が起きているのかな、と思うこともありました。でも今は、プレッシャーがかかっているというよりも、自分に対して多くの人からの期待感があるのだと受け止めています。演奏を聞いてくれる人、待ち焦がれてくれる人たちがいるんだ、その期待に応えよう、という前向きな感じです。

僕はショパンだけではなくいろんな作曲家の曲を演奏するピアニストだと思われているので、これからもどんどん違う作曲家をレパートリーに入れたい。それを聴衆と分かち合うことに大きな喜びを感じます。

——リウさんはショパンコンクール優勝を機にアーティストとしての演奏活動を本格化されました。アジア人として初めてショパンコンクールで優勝したダン・タイ・ソンのもとで学びながら、ショパンコンクール優勝に向けて入念な準備をされてきたのでしょうか。

優勝のために何か、というふうには全然考えていませんでした。日々、自分がやらなければならないことを1つひとつこなしていった結果かなと思っています。

本当によかったのは、17歳や18歳のときではなく、この歳(出場当時24歳)になってから、ある程度、人間として成長しメンタルも成熟してきたタイミングでコンクールに出場できたことです。自分自身のマネジメントも結構うまくやれているのではないかと思っています。

自分の個性と表現したいものを出し切る

——ショパンコンクールを受けるにあたっての戦略はどのようなものでしたか。

とにかく、自分の個性と表現したいものを出し切る、それだけだったんです。「戦略」、例えば、「こういう人たちが審査員にいるから、この人たちに受けるよう狙って……」と考えると、自分らしさ、即興的な部分が失われてしまう。

それはコンクールのネガティブな部分でもあるのではないでしょうか。
僕は今回、自分らしく演奏したけれど、それがたまたま審査員の方たちに好評だった。とても運がよかった、いろいろなことがうまくいったと思っています。

――「オーソドックスなショパン演奏」とされてきたものとは一線を画すようなブルースさんの演奏が非常に高く評価されたことについて、どのように思っていますか。

僕の演奏は、確かにいわゆる「ショパンらしい演奏」ではないというふうに言われる。一方で「本当のショパンがどうだったか」は誰もわからないわけですよね。

彼は200年前の人です。残された書簡や手紙からしか、「本当のショパン像」というものはわからない。でも、実際の彼は、とても複雑で多面的な人だったと僕は思う。ショパンには知られざる部分がまだまだたくさんあると思うんです。だからこれからも、どんどんショパンを掘り下げていけば、さらに面白いものが出てくるのではないかな、と。


【演奏も時代とともに変わる】
https://toyokeizai.net/articles/-/647277?page=3

——ショパンコンクールの前、2018年にはショパン国際ピリオド楽器コンクール(※その時代の楽器を用いて演奏する)が開催されました。このコンクールや、ショパン本人が弾いていた当時の奏法も意識されていましたか。

コンクールの時点では意識していませんでした。僕がピリオド楽器に初めて触ったのはコンクール後。ショパンだけではなくて、それ以前のベートーヴェンやモーツァルトの音楽も、オリジナル楽器で弾くと新たな発見がたくさんありました。

――具体的には、どんな発見ですか?

ショパンにおいて即興は非常に重要な要素だ

とくにペダルの使い方です。ピリオド楽器を使うと、譜面2ページ分ずっとペダルを踏みっぱなしでも全然音がぶれない。それは新鮮な発見でした。ピリオド楽器では大音量を出すこともできない。ショパンの曲は本当にサロン文化のために書かれた曲なんだな、といったことがわかりました。

ただ、時代はどんどん変わっています。演奏も変わるのが当たり前。今は車に乗って移動するのが普通だし、スマートフォンを使えば夜中でも離れた場所にいる人とコミュニケーションできる。

ショパンの時代、遠くに行くためには馬に乗っていたし、夕方はサロンに集まってみんなと話をするような娯楽しかなかった。人を取り巻く環境がこれほど変わってきた中で、音楽が時代とともに変遷するのは当たり前のことだと思っています。

ショパンは日々変わっていった作曲家

——私はオーソドックスなショパンを聴く機会が多かったこともあり、リウさんの明るくて自由な演奏をとても新鮮に感じました。ただ、ショパン自身が即興を好んだことを踏まえると、リウさんは即興的なショパンを体現するピアニストなのではないか、とも思います。

ショパンにおいて即興は非常に重要な要素です。実際に譜面に書かれていなくても、意識して即興的に弾かなきゃいけないと思う。

ショパンは室内楽曲をあまり書いていませんが、実は指揮者泣かせの作曲家でもあります。合わせるのがとにかく大変。弾くたびに演奏が変わっていたというショパン自身のスタイルを踏襲すると、演奏者一人ひとりが持っている「ショパン」を別の人と組み合わせるのがなかなか難しい。

ショパンの楽曲を象徴する言葉に、テンポを基準からずらすことで演奏効果を高める「テンポ・ルバート」がありますが、その解釈は人それぞれだし、しかも毎回同じとも限らない。

ショパンは学生の指導も行っていました。ただし、ある日のショパンがエチュード(練習曲)について、「こういうアクセントで弾くといいよ」と言ったとしても、そのとおりに練習した学生が翌日褒められるかというと、「なんでそんなことやってるんだ」と言われてしまうと。そんなエピソードがあるくらい、本当に日々変わっていった作曲家なんです。


【日本人のピアニストをどう見ている?】
https://toyokeizai.net/articles/-/647277?page=4

——日本では、ショパンコンクールに非常に注目が集まります。2021年のコンクールにおける日本人出場者の印象は?

演奏を聴いたのはコンクール後ですが、全体的に見て、すごく革新的だったのではないかと思います。これまでも日本人のピアニストが大勢参加していましたが、とくに今回はみんながそれぞれすごく強い個性の持ち主だったように思っています。

参加者の中に、音楽に取り組んだのがそう早くはなかった医大生やYouTuberといった面白い人たちが出てきていたりもする。その多様性は、クラシック音楽を進化させ続けるためにとてもいいことだと思います。

ショパンひとつとっても無限の可能性がある。もちろん、史実を勉強し、ショパンの人となりについて知識を蓄え技術を高めるのは有用なことなのですが、絶対に固定観念があってはいけないと思っています。





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テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

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