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観劇レビュー&旅行記
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「実写版リトル・マーメイド」日本人が批判のなぜ:東洋経済
2022年9月19日(月)

  東洋経済オンライン が、ミュージカル映画
【実写版リトル・マーメイド】をネタに
皮膚の色についての潜在的人種差別意識を考察する
超長い記事を書いています。

ToyoKeizai_20220918_LittleMermaid-01.jpg

 欧米は白人の目から有色人種に潜在的な差別意識を持ち
 日本人は黒人系の人々に対して潜在的な差別意識を持つ
 と言う構造を描いています。

 どちらの人々も表向きは人種差別に反対してはいるのですが
リトル・マーメイドの主役である人魚姫を黒人が演じるのは
イメージが違うとして、黒人の歌手に拒否感を感じていると云う話し。

 特に、欧米人はアリエルは白人が演ずるべきと言う固定観念が
拭えないらしい。

 だいたい、アリエルは人間ではないのですから白人限定も
おかしい話しなんですが。

 日本では、劇団四季が日本人や韓国人をアリエルに配役し
観客は違和感なく受け容れています。

 以下、超長い外国作家の記事ですのでリード文とリンクのみ表示します。

   *******


「実写版リトル・マーメイド」日本人が批判のなぜ
「白人のアリエル」を求めるのは人種差別なのか

バイエ・マクニール : 作家
https://toyokeizai.net/articles/-/619134
#東洋経済オンライン ―2022年9月18日 05:00

(引用)
「黒人差別とかじゃなくてアリエルはアリエルっぽい人にやってほしい」「アニメで親しんだアリエルのビジュアルが完全に無視されて悲しい」「アジア人でも黒人でも白人でも、誰だってアリエルになれるでしょ」――。

9月9日、アメリカのウォルト・ディズニーが公開した実写版『リトル・マーメイド』の予告編をめぐって海外のみならず、日本でも議論が巻き起こっている。

この予告編では、アリエル役のハリー・ベイリーがバラード曲 「パート・オブ・ユア・ワールド(Part of Your World)」 を歌っているが、この映像を見た人から「白人」の役を黒人女性が演じることに対するさまざまな反応がネット上で繰り広げられているのだ。

  (以上、リード文)
【明らかにポリ・コレを狙った配役】
https://toyokeizai.net/articles/-/619134
 (ポリ・コレ = political Collectness:政治的選別)

【2019年に配役が発表されてから批判を受けてきた】
https://toyokeizai.net/articles/-/619134?page=2
なぜ白人のアリエルがいいのか考えてみてほしい

【「白人でないプリンセス」を受け入れ難いワケ】
https://toyokeizai.net/articles/-/619134?page=3
アジアの観客は人種差別的?

【アリエルを演じた日系人女優】
https://toyokeizai.net/articles/-/619134?page=4
多様性のカギを握るのは観客側





   **************

「実写版リトル・マーメイド」日本人が批判のなぜ
「白人のアリエル」を求めるのは人種差別なのか

バイエ・マクニール : 作家
https://toyokeizai.net/articles/-/619134
#東洋経済オンライン ―2022年9月18日 05:00

(引用)
「黒人差別とかじゃなくてアリエルはアリエルっぽい人にやってほしい」「アニメで親しんだアリエルのビジュアルが完全に無視されて悲しい」「アジア人でも黒人でも白人でも、誰だってアリエルになれるでしょ」――。

9月9日、アメリカのウォルト・ディズニーが公開した実写版『リトル・マーメイド』の予告編をめぐって海外のみならず、日本でも議論が巻き起こっている。

この予告編では、アリエル役のハリー・ベイリーがバラード曲 「パート・オブ・ユア・ワールド(Part of Your World)」 を歌っているが、この映像を見た人から「白人」の役を黒人女性が演じることに対するさまざまな反応がネット上で繰り広げられているのだ。

「明らかにポリ・コレを狙った配役」

ハリウッドが『Ghost in the Shell(攻殻機動隊)』の実写版で日本人サイボーグの主人公、草薙素子を白人女性のスカーレット・ヨハンソンが演じることが決まった際、「ホワイトウォッシング」であるという非難を中心に論争が起こった。

今回は、黒人女性がアリエル役を演じることについて、「これは明らかにポリティカル・コレクトネス」「キャストの多様化のために選ばれた」という批判の声が上がっている(ディズニー側がこの映画の実写化にあたって、優れた歌唱力を持つ女優を選んだ、としているにもかかわらず)。

批判は今に始まったことではない。2019年世界中で愛されるアリエルの役をベイリーが演じることが発表されて以来、彼女は世界中で巻き起こる匿名の投稿者による、そしてしばしば人種差別的なネット上の「荒らし」による毒に対処してきた。

彼女は非常に才能のある女優であり、歌手でもある。人気テレビ番組『グロウニッシュ(Grown-ish)』のレギュラーとして活躍し、姉と人気音楽デュオ『Chloe x Halle』を結成し、歌手としても活動している。

しかし、ベイリーの演技力と圧倒的な歌唱力にもかかわらず、アリエル役に起用されたことで、多くの人が怒り、困惑している。中には黒人が白人の人魚姫を演じることはあり得ないと訴える人もいる(人魚は実在しないし、人間でもないので、彼女の人種は関係ないはずだが)。

なぜ白人のアリエルがいいのか考えてみてほしい

日本でも予告編に対してさまざまな反応が出ている。そして、今回のディズニーの選択に対する、日本での反応に一通り目を通して、私は心を痛めている。白人ではなく、黒人がアリエルに選ばれたことを批判しながら、その考え方は人種差別ではない、と信じている人が多くいるからだ。

白人のアリエルを好むこと、アニメ版のアリエルと同様のルックスを求めることは必ずしも人種差別ではないと、私は考えている。しかし、白人のアリエルを好む日本人の1人ひとりが、その好みに潜む意味を考える必要がある。アリエルが黒人であること、もしくは白人でないことに関して、自分が問題のある思想を持っていることに気付くかもしれない。

映画を楽しむには――特にディズニー映画にありがちなファンタジー映画を楽しむには――かなり懐疑心を抑えなくてはならない。いったん懐疑心をなくせば、物語に入り込むことができる。登場人物への関心も高まり、より満足のいく経験が得られる。そのために映画は、ファンタジー要素と、受け入れやすい要素のバランスを適切に保たなければいけない。

例えば、ハリウッド映画の中の王族の肌の色はほぼ限定されている。通常は1種類だけ、つまり、白人だけだ。そのため、私たちはハリウッド映画の王族にはヨーロッパの上流階級の人々を期待するようになっている。

こうした中で、黒人やアジア人の女性を「プリンセス」として受け入れるのには(シンデレラ、眠れる森の美女、その他の多くのプリンセス映画のおかげで)、私たちはいつも以上に懐疑心を捨てなければならない。白人ではないプリンセスを見るのは、ハリウッドでは非常にめずらしいため、不自然に感じられるからだ。

そういう理由で白人のアリエルを好むのであれば、それはまったく人種差別ではないと、私は思う。しかし、あまりに多くの役柄に白人の登場人物しか見られないのは、ハリウッドによるステレオタイプ化の結果なのだ(とはいえ、これはまた別の話である)。

しかし、例えば、映画で黒人をみると気分が悪くなったり、不愉快に感じたり、黒人女性に魅力がないとか、皆に愛される人魚姫の役にはふさわしくないなどと思ったり、あるいは、黒人といえば、都会的なものや"アフリカ的"お祭り騒ぎなどしか連想できず、王室やバレエやオペラといった”伝統的”とみなされるものとは結びつけられない、という理由によって白人のアリエルの方を好むというのならば、それは、問題のある考え方に傾いていると憂慮する。人種差別的でもあるだろう。

アジアの観客は人種差別的?

残念ながら、アジアにおいて黒人はあまりいい印象ではない。その事実を、映画産業は痛感している。ソニー・ピクチャーズの役員から流出したメールには、ある役員が、別の役員に対して「海外の観客は人種差別主義的だと思う。というのも、一般的に、アフリカ系アメリカ人が主役の映画は、海外ではあまり好況ではない」と書いている。

これは、アカデミー賞を2回受賞したデンゼル・ワシントンについて書かれたものだ。つまり、ハリウッドを代表する素晴らしい俳優であるワシントンでさえ認められないのだから、ベイリーが非常に否定的な反応を受けるのは驚きではない。

海外市場が、国内映画市場と同等か、それ以上の収益をもたらすこともあるハリウッドでは、当然、顧客を満足させるために必要なことをする。アジアの映画ファンが、不愉快な気分にならないように、黒人の顔を小さくしたり、まったく消してしまうという、アジア版のポスターすらあるのが現実だ。

どうあれディズニーは多様性を許容することを決めたに違いない。2017年当時、ディズニーは日系アメリカ人俳優、ダイアナ・ヒューイを採用し、ミュージカル『リトル・マーメイド』のアリエル役として据え、全米ツアーを行った。

彼女のパフォーマンスは素晴らしい評価を得て、ヒューイは 「これまでで最も層が厚く、素直で、リアルで、なおかつ愛らしいディズニー・プリンセス」とまで言われた。

しかし、当時、観客はほとんどが白人であり、彼女の人種を問題視した。ショーのキャスティング、彼女の外見や歌唱力などを批判する否定的なコメントが、ソーシャルメディアで相次いだのである。つまり、アリエルをほかの民族にしてしまうことに対する批判は、目新しいものではないのだ。

白人は日系人のアリエルを批判し、日本人は黒人のアリエルを批判する。

伝統的には白人であるはずのキャラクターに、有色人種を配役するのは非現実的だという議論はしばしば起こる。だが、信じ難いのは、こうした人々は歌を歌う魚を問題としてとりあげず、「リアリティ」を気にすることだ。これが遠回しな人種差別なのは明らかである。

ベイリーがアリエルに選ばれたことを問題視する日本人がいるなら、このように考えてみてほしい。ハリウッドでは、白人以外の人たちは、人種のカーテンを破って仕事を得ることに必死である。最近のマイノリティは、仕事を得ても政治的な理由が多く、ある時はダイバーシティ採用の一環として、またある時は単なるお飾りとして採用されている。そう、ハリー・ベイリーだって同様のケースかもしれない。

しかし、マイノリティが特にこのような役を得るチャンスはまだめずらしいのだ。

多様性のカギを握るのは観客側

インターネット上で発せられる不満は、ハリウッド中の映画会社の取締役の耳に届くだろう。彼らは、映画での多様性に対して、世界市場がどう反応するのかを見ている。黒人だけではなく、有色人種であるアジア人、インド人、ラテン系、中東系なども含めてだ。

多様性がない、つまり白人が多いほうが見ていて心地いい、というメッセージを無意識にでもハリウッドに送ってしまうと、業界はまさにその通りのものを私たちに提供することになるだろう。

私は個人的に、映画でもっと多様性に触れたい。あなたもそう思わないだろうか。

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テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

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