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宝塚歌劇団で数多くの話題作を手がけ、ことし3月に退団した演出家の上田久美子さんが自身初となるオペラ作品の演出を手がけることになり、来年、愛知県で上演されることが決まりました。
来年3月に愛知県芸術劇場で上演されるのはイタリアオペラの名作『道化師』と『カヴァレリア・ルスティカーナ』の2作品で、演出をことし3月まで宝塚歌劇団の座付きの演出家として活躍した上田久美子さんが手がけます。上田さんは宝塚歌劇に新風を吹き込む話題作を数多く生んだ人気演出家で、今回は宝塚を退団してから初めて演出する舞台となるほか、自身にとって初めてのオペラ作品となります。
今回の公演は全国の劇場などが文化庁の助成を受けて新たな演出のオペラを制作するプロジェクトの1つで、これまでにも演劇界を代表する演出家の野田秀樹さんなどによるジャンルを超えた話題作が生まれています。
上田さんは「こんな時代こそ人々のエネルギーが混ざり合い、イタリアと日本が混ざり合い、脳みそフル稼働で見ていただけるオペラができたらと思います」とコメントしています。
愛知県芸術劇場の水野学プロデューサーは「宝塚で活躍してきた上田さんがオペラにどのような風を吹き込むのか、楽しみにしてほしい」と話しています。