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観劇レビュー&旅行記
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ロシア映画 【親愛なる同志たちへ】をKBCシネマで見る !
2022年5月2日(月)

 ウクライナが舞台の【ひまわり】デジタルリストア版を
KBCシネマで上映中と言うことで見に行くことに。

その【ひまわり】上映時間の一つ前にロシア映画 【親愛なる同志たちへ】
(英題:Dear Comorades)が上映されるスケジュールなので
内容を全然知らずに見ました ! 

20220502_DearComorades-01.jpg

時代を感じさせるモノクロ映画で、縦横比(アスペクト比)は3:4

1962年6月にノボチェルカッスクで発生した労働者のストライキとそれを弾圧する
ソ連政府の非道な残虐性を描き、当にウクライナで行われている戦争での
残虐行為と基を一にするものです。

現地の軍は最初拳銃などを不携帯で出動を若い兵士(兵学校学生など)に
命じますが、ソ連政府(ミコヤン副首相など)は武器の携帯と発砲を許可。

ストライキ弾圧に関わる各階層の幹部の言動が描かれているのですが
地位が下の者に高圧的に命じる下級幹部が、その上長が来ると平身低頭
して、朝令暮改の命令変更。
更に、その上役が来ると、先ほど方針変更を命じた中堅幹部も平身低頭と
上には逆らえないソ連政府の官僚体質が描かれます。
(まぁ、日本の自民党で今も行われている光景でしょうが)

その中堅幹部の女性が映画の主役なのですが、スターリンの時は良かった
と考えているガチガチのスターリニストで『スト参加者を全員逮捕』と
党の会議で主張します。

処が、娘がストの群衆に参加していて暴徒として殺されてしまい・・・
その娘を都市封鎖をかいくぐってKGBの同志と共に郊外の墓地に
探しに出ると云う展開。

弾圧で殺された人を秘密裏に郊外に埋めて隠蔽するというウクライナで
行われていることと同じことが半世紀以上も前から。
ようやく、それらしき処を見付け、『埋葬』に関わった地方役人を脅して
極秘機密を話させ、娘らしき年齢の少女を埋めたという処に行きますが・・・

ソ連が崩壊しロシアになっても長らく極秘事項とされていた事実が
2020年にようやく映画として世界に公開されたのです。

【親愛なる同志たちへ】公式サイト

【ノボチェルカッスク事件】
 フルシチョフ政権によって1950年代後半から1960年代前半に導入された経済・貨幣改革により、物価上昇と食料不足が国中を蔓延する。1962年6月1日(土)、給与カットに対する労働者の不満が高まり、ロシア南西部の町ノヴォチェルカッスクの国営機関車工場で大規模なストライキが発生。群衆は5000人を超え、鉄道を封鎖し、現地共産党幹部が集結する工場の管理棟を占拠するなど暴徒化した。翌6月2日(日)、戦車とともにソ連軍がノボチェルカッスクに入り、群衆を暴力的に鎮圧。KGBのデータによると死者26人(非公式では約100人)、負傷者数十人、処刑者7人、投獄者数百人に達した。この事件はソ連が崩壊するまで約30年間隠蔽されていた。




   【親愛なる同志たちへ】予告編

映画.comによる【親愛なる同志たちへ】紹介
 劇場公開日 2022年4月8日

(引用)
【解説】

「暴走機関車」などで知られるロシアの巨匠アンドレイ・コンチャロフスキーが、冷戦下のソ連で30年間も隠蔽された民衆弾圧事件を題材に撮りあげた社会派サスペンス。

1962年6月1日、ソ連南部ノボチェルカッスクの機関車工場で大規模なストライキが発生した。
フルシチョフ政権が目指した豊かな共産主義統治にも陰りが見え始め、生活に困窮した労働者たちが物価高騰や給与カットに抗議の意思を示したのだ。
危機感を抱いたフルシチョフ政権は、スト鎮静化と情報遮断のために現地へ高官を派遣。そして翌日、約5000人のデモ隊や市民に対して無差別に銃撃が行われる。
広場がすさまじいパニックに陥る中、熱心な共産党員として長らく国家に忠誠を誓ってきたリューダは、18歳の愛娘スヴェッカの行方を捜して奔走する。

リューダを演じるのは、コンチャロフスキー監督作「パラダイス」でも主演を務めたユリア・ビソツカヤ。
2020年・第77回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。

****************
 2020年製作/121分/G/ロシア
 原題:Dorogie Tovarischi
 配給:アルバトロス・フィルム
****************

【キャスト・スタッフ】
 役 名 : 配  役
リューダ : ユリア・ビソツカヤ
ヴィクトル : アンドレイ・グセフ
ロギノフ : ウラジスラフ・コマロフ
スヴェッカ : ユリア・ブロワ
リューダの父 : セルゲイ・アーリッシュ

監督 :アンドレイ・コンチャロフスキー
製作 :アンドレイ・コンチャロフスキー
製作総指揮 :オレサ・ヒュドラ
製作統括 :アリシェル・ウスマノフ
脚本 :アンドレイ・コンチャロフスキー エレナ・キセリョワ
撮影 :アンドレイ・ナイジョーノフ
美術 :イリーナ・オシナ
衣装 :コンスタンチン・マズール
編集 :セルゲイ・タラスキン カロリーナ・マチェイェフスカ
音楽 :ポリーナ・ボリンキナ





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テーマ:ロシア・ウクライナ・CIS関連情報 - ジャンル:政治・経済

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