(引用)
ウルトラマンを創った沖縄出身の男たち。
金城哲夫と上原正三の知られざる生涯に迫る人間ドラマ。ヒーロー誕生の舞台裏や本土復帰前後の沖縄の光と影、夢と挫折を見つめる。
1972年の沖縄本土復帰直前、日本全国で大ヒットした特撮ドラマ「ウルトラマンシリーズ」。そこには金城哲夫と上原正三という沖縄出身の若き脚本家が参加していた。アメリカの統治下、沖縄からパスポートを持って上京。20代で円谷プロのメインライターとして活躍、子どもたちが夢中になる人気番組を創り上げた。当時のことを知る人々の証言を交えながら、ヒーロー誕生の舞台裏を描く。沖縄復帰50年のドキュメンタリードラマ
この番組について
1965年、「円谷特技プロダクション」を沖縄出身の上原正三が訪れる。待っていたのは脚本家であり、故郷の同胞・金城哲夫だ。金城は、天才的発想で『ウルトラQ』の脚本を執筆していた。やがて円谷一らを中心に、若い監督たちが集結し、『ウルトラマン』を創りだす。沖縄の日本復帰が近づくなか、金城と上原は二人が交わした「ヤマトゥーンカイ、マキティナイミ!(日本人に負けるな)」の言葉を胸に、それぞれの道を歩みだす。
脚本・演出は、沖縄在住の映画監督・中江裕司