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観劇レビュー&旅行記
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斬新な演出の團伊玖磨のオペラ【夕鶴】を熊本県立劇場で観る !
2022年2月5日(土)

 新演出と言うか斬新な演出の團伊玖磨のオペラ【夕鶴】を
きょう、当日券狙いで熊本県立劇場まで行って観て来ました。

20220205_Yuuzuru-01.jpg

20220205_Yuuzuru-02.jpg

在来線乗り継ぎで朝9時に出て帰り着いたのは夜9時と、1日掛かり(^_^;)

舞台を現代に置き換えて、鶴の精霊ツウは、か弱い存在では無く
資本主義を乗り越えた強い女性として描かれます。
なので衣装も従来の白い着物では無く、肩まで露出した身体にピッタリの
セクシーな黒のタイト・ドレスに黒のハイヒール。

20220131_Kumanichi_Yuuzuru-01.jpg
    (画像は熊本日日新聞:1月31日付けWEB版から)

ヨヒョウ(与ひょう)も現代のブレザー姿。

『資本主義を象徴する』 ソウド(惣ど)は、如何にもヤクザの親分風の衣装。
ソウドの腰ぎんちゃく ウンズ(運ず)もやくざ風、

多少の違和感がありますが、次第に慣れました。

20220205_Kumanichi_Yuuzuru-01.jpg
    (画像は熊本日日新聞:2月6日付けWEB版から)

この銀色の衣装は、ヨヒョウがツウの正体を知ったあとの第2幕の衣装。
鶴であることを象徴している ?!
一方、鶴の正体を隠している第1幕は、上に紹介した黒の衣装。

20220205_Kumanichi_Yuuzuru-03.jpg
    (画像は熊本日日新聞:2月6日付けWEB版から)

20220205_Kumanichi_Yuuzuru-02.jpg
    (画像は熊本日日新聞:2月6日付けWEB版から)

当日券ですが、客席のほぼ中央(左右も前後も)付近をGET !
20220205_Yuuzuru-04.jpg

20220205_Yuuzuru-03.jpg
 2月6日付け熊本日日新聞によると観客は500人ほどだったとのこと。

熊本県立劇場 【夕鶴】 公式サイト 

20220205_Yuuzuru-05.jpg

20220205_Yuuzuru-06.jpg

オペラ「夕鶴」は、2022年2月5日(土)午後2時開演。
S席8千円、A席6千円。25歳以下と障がいのある人は各3千円引き。
県立劇場TEL096(363)2233。

【キャスト・スタッフ】
 配 役  :  役 名
小林沙羅  :  つう
与儀 巧  :  与ひょう
三戸大久  :  惣ど
寺田功治  :  運ず

************************
 2021年製作 : 日本
 木下 順二 : 原作。
 團 伊玖磨 : 作曲。
 岡田 利規 : 演出。
 管弦楽団 : 九州交響楽団
 児童合唱 : NHK熊本児童合唱団
 指  揮 : 鈴木優人
 会  場 : 熊本県立劇場演劇ホール
 日本語上演 : 日本語・英語字幕付き
************************


【関連記事】

現代に置き換えた新解釈オペラ【夕鶴】2月5日熊本県立劇場で !
 観劇レビュー&旅行記-2022年1月28日


斬新な演出、観客引き込む
 オペラ「夕鶴」、熊本県立劇場で

 熊本日日新聞―2022年2月6日07:30

(引用)
 熊本県立劇場と東京芸術劇場、刈谷市総合文化センター(愛知県)などが共同制作したオペラ「夕鶴」の熊本公演が5日、熊本市中央区の県立劇場であり、民話のイメージを覆す斬新な演出で、約500人を物語の世界に引き込んだ。

 オペラ「夕鶴」は、熊本ゆかりの劇作家木下順二さんが書いた戯曲を基に、團伊玖磨[だんいくま]さんが作曲した歌劇で、鶴を助けた与ひょうと女性の姿をした鶴[つう]の悲恋の物語。演出は、熊本市在住の劇作家岡田利規さんが手掛けた。

 オープニングでは、NHK熊本児童合唱団の団員らが、妖しげな雰囲気を漂わせながら登場。団員らは作中でも子どもたちをかわいらしく演じた。
 与ひょうの気持ちが金もうけに傾き始めたことを嘆き、つうがアリアを熱唱する場面では観客席から大きな拍手が起こった。
 (引用者注:この場面で最初に拍手をして観客を誘導したのは私です:笑)

 最後の布を織り終え、つうが与ひょうと決別するシーンでは、つうが家を囲む壁を力強く蹴り破って去り、観客を驚かせた。
  (枝村美咲)


   ************

オペラ「夕鶴」現代の物語に 2月5日、熊本県立劇場で上演
 演出の岡田利規に聞く 固定化されたイメージ裏切る

 熊本日日新聞 | 2022年01月31日 11:33

(引用)
 熊本県立劇場と東京芸術劇場、刈谷市総合文化センター(愛知県)などが共同制作したオペラ「夕鶴」が2月5日、熊本市中央区の県立劇場で上演される。演出を手掛けた同市在住の劇作家・岡田利規(48)は「民話の雰囲気から『夕鶴』を好きじゃない人の期待に応えられる作品」と語る。

 オペラ「夕鶴」は、旧制五高(現熊本大)出身の劇作家木下順二の戯曲を基に團伊玖磨が作曲した歌劇。ある日、鶴を助けた与ひょうの元に、女性の姿をした鶴(つう)が「妻にしてほしい」と現れる。つうは与ひょうを喜ばせようとこっそり布を織るが…。

 題材は民話「鶴の恩返し」だが、岡田はそのイメージを再生産することに意味を見いださない。「おとぎ話ではなく、現代を生きる私たちの物語にしたかった」という岡田の「夕鶴」は、固定化されたイメージを次々に裏切っていく。

 雪やいろりに表されてきた古典的な世界観を排し、今風の一軒家を舞台に展開。「誰もが知っている物語だからこそ裏切りやすい。古き良き日本のおとぎ話にしないことで、見る人が資本主義批判の話であると気づきやすくなった」

 従来の民話的世界観は「つうと子どもたちがイノセント(無垢[むく])であることを前提にしている」。しかし現代に上演する以上は「従来の『夕鶴』と同様に、つうを資本主義に入り込む前の状態=イノセントとして扱い、資本主義に汚された“かわいそうな存在”で終わらせてはならない。それではこの物語のポテンシャルをあまりに低く見積もることになる」。

 白い着物であるはずのつうが身にまとうのは、黒鳥を思わせる黒いドレスだ。「白は特に男性が女性に求める純粋さの象徴。黒いドレスでそれを裏切った」

 児童合唱団員が演じる子どもたちは、アニメ風の顔が描かれた大きな風船を掲げ、いかにも子どもらしく童謡を歌う。「われわれは子どもをイノセントだと思いがち。その期待に過剰に応えることで、本来想像する“子ども”と違うものになる」

 本作は劇中劇仕立てになっており、子どもたちはその観客の役割も担う。ステージ上に演者と観客の関係(演劇)が完成し、実際の観客は物語を俯瞰[ふかん]することになる。「例えば金銭欲まみれの運ずと惣どのやり取りは、大人が見るにはばかばかしく、『こいつらばかだな』で終わる。劇中劇なら『俺と一緒だ』と批判的に見てもらえるはず」

 劇団チェルフィッチュを主宰し、演劇を通して社会に問いを投げ掛けてきた岡田は、初めてのオペラの演出で「音楽のための演劇」を目指した。「音楽のための演劇づくりがうまくいけば、相互作用的に演劇も音楽に生かされると気づいた。この経験は大きい」と手応えを感じている。「面白いと思うことが増えた。今後もいろんな音楽劇をやってみたい」
  (枝村美咲)


   ************

 こちらは、1月27日付の西日本新聞・文化欄紙面から

20220127_Nishinippon_Yuuzuru-01.jpg



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