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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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2位・4位の日本人のニュースばかりで辟易していたが漸く優勝者の話題が!
2021年11月18日(木)

ショパン国際ピアノコンペティション
2位:反田恭平・4位:小林愛実の日本人2人のニュースばかりで
辟易していたが、漸く優勝者:ブルース・リウのの話題が!

20211118_18thChopin_1stPrize_Ryu-02.jpg

ブルース・リウが弾いたピアノは最近ショパンコンクール
公式ピアノに認定された新興のピアノ専門メーカー『FAZIOLI』
1980年代に操業された会社です。

*******

第18回ショパン国際ピアノ・コンクール
優勝者、ブルース・リウの素顔に迫る
~記者会見レポート
SPICE - エンタメ特化型情報メディア

 メディアスパイス−2021年11月18日

20211118_18thChopin_1stPrize_Ryu.jpg
     ブルース・リウ  (C)Wojciech Grzedzinski_NIFC

(引用)
2021年10月、一年の延期期間を経てポーランドで開催された「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール」。この世界一過酷で最も権威あるコンクールから、また新たなスターピアニストが誕生した。カナダ出身の24歳、ブルース・リウ。コンクール後のポーランド国内でのセレブレーションイベントを終え、11月上旬、全世界に先駆けて日本の聴衆の前に登場。11月8日(月)はNHK交響楽団とのコンチェルト共演、そして、11日(木)には東京のオペラシティ・コンサートホールでのリサイタルに臨んだ。その合間を縫ってオンラインによる記者会見が行われた。

11月11日(木)、東京での日本初のリサイタルを前にして、オンライン形式で「第18回ショパン国際ピアノ・コンクール」の優勝者ブルース・リウの記者会見が行われた。事前に多くの記者・関係者たちから質問が寄せられた。

ブルース・リウは1997年生まれの24歳。小一時間の会見を通し、しっかりとした考えを理路整然と述べる姿が印象的だった。そして、つねにエキサイティングな刺激を求め続け、多彩な趣味を楽しむ、社交的で明るいリウの人となりが、寄せられた質問に答えるうちに、自然と自らの口で語られた。ピアノ一辺倒の人生ではない、柔軟性にあふれた新時代のショパン・コンクール優勝者の素顔を垣間見た感があった。

会見を通して、終始「音楽においても、ライフスタイル一般においても、対峙するものへの真摯な姿勢を失わずに、しかし、自らの個性や創造性も尊重していきたい。この二つのバランスを保ってゆくこと、そして、特に音楽に対しては、つねに新鮮な感覚を失わず、何百回、何千回と同じ作品を演奏しても新たな発見を求めてゆく姿勢やインスピレーションを大切にしたい」と語っていたのが印象的だった。

では、いくつかの質問の中から印象的だった回答や発言をご紹介しよう。

「コンクールが一年延期になったことで、この一年間、どのようにモチベーションを保ってきたか」について問われ、意外にも「コンクール参加を決めたのが遅く、準備が間に合っていなかったので、むしろ一年の延期は幸運であった」と答えた。しかし、前述したように「つねにショパンの音楽に対しての感覚的なみずみずしさを失わないように、むしろ他の作曲家の作品に取り組んでいた」とも語った。

行動的で社交的なリウにはこのロックダウンはかなりのライフスタイルの変化ももたらしたようだが、それが、むしろ自らの演奏を客観的に見つめ、ショパンの思いや人物像に迫る充実した時間を与えてくれたとも話していた。具体的には、普段は自らの演奏を録音して聴くことを嫌がっていたが、学校での授業がオンラインになったことで、いやが上にも録音の音源を聴き直すことになった。第三者的に自らの演奏を聴けるようになったことで、初めて人々の助言や言葉を真に受け止め、見つめ直すことができたのだという。

「コンクールで最も記憶に残っているステージは?」と問われ、「演奏時間が短く、個性や人間性を印象付けるのが難しい一次審査の際が最もナーバスだった。しかし、次第にステージにも慣れ、リラックスした状態で臨めるようになった。やはり、《『ドン・ジョヴァンニ』の「お手をどうぞ」の主題による変奏曲》の世界に没頭でき、演奏を心から楽しめたセミ・ファイナル(三次審査)が最も記憶に残っており、人生に一度訪れるか訪れないかと言うほどの未知の感覚を体験した」と喜びを語っていた。


また、ファツィオーリという機種で優勝した史上初めてのコンテスタントとして、このメーカーの機種を選んだ理由について問われると、「今まで演奏会やコンクールでは、つねにヤマハやスタインウェイを演奏してきたので、コンクールという場所において、アクション機能のコントロールが難しいファツィオーリを選ぶことは挑戦ではあったが、あえてリスクを冒してでも自らのコンフォートゾーンを抜け出て新しい環境を求めていくことも自らの成長にとって大切だと思った」と言い切った。

加えて「自分がこの楽器を選んだのではなく、自らの演奏する音楽が、このピアノの響きを求めたのだ」という発言が美しかった。ファツィオーリの持つ高貴で魅力的な音が、今、自らの演奏するショパンに最もふさわしかったのだという。

そしてコンクール期間中は「長い期間なので、集中力を保つために自分の世界に浸っていたが、コンクール後、同じ夢を持ち、芸術的にも同じレベルの同世代の仲間たちと、パンデミックを忘れさせてくれるような良き交流のひとときを楽しみ、今までのどのコンクールよりも友情が深まった」とも語った。

もう一つ、印象的だったのは、リウが抱いているショパンという作曲家のイメージを問われ、「いつも陽気で、楽観的、そして外交的な自分自身の姿とは正反対のショパンの作品を演奏する時、ショパンの想いと自らのそれとの間でのバランスを取るのが難しい」と発言したことだ。リウにとっては、師匠のダン・タイ・ソンがそうであるように、一人ひとりの個性や違いを尊重することは演奏において何よりも大切だと感じているが、まずはショパンの想いそのものを伝えるメディア(媒介)としての役割を忠実にとらえ、深い思索を持って取り組むことが何よりも重要だと、ショパン・コンクールの覇者に課せられた自らの使命についても、真摯に捉えていた。

その師匠のダン・タイ・ソンについて質問が及ぶと、「ショパン演奏のスタイルにおいては、師と私は全く正反対のスタイルだが、彼は自らの考えを弟子に押し付けることなく、それぞれの個性を伸ばすことに大変優れている。特に、音楽はその人のライフスタイルそのものや、日々の想いを映し出す鏡だということを深く認識させてくれた」と語っていた。実際、師とは「スーパーの安売りの話、映画やコンサートのはどこで買うのが得だ」などの他愛もない話題までもフランクに話し合う間柄で、まるで家族のような関係なのだという。

新時代のショパン・コンクールの覇者にふさわしく、カートレースが趣味だというリウ。「レースは良くも悪くもピアノ演奏に影響があるか?」というユニークな質問には、しばし考えつつ、「ライフバランスを取るには、ピアノや音楽だけのルーティンな生活スタイルだけではなく、つねに新しい空気を自らに取り込んでいくことが必要」と答えていた。いかにこの若きピアニストが、人間的に幅が広く、アクティブでポジティブな考えの持ち主であるのが、こんな点からも感じられ、非常に興味深かった。多趣味なのも、将来的に音楽と好きなことを結び付けて、新しい音楽のかたちや企画のようなものを創造し、実現したいというヴィジョンを心に秘めてのことだというのも実に頼もしい。

憧れのピアニストを問われても、「幼少期の頃は技術的に完璧なピアニストが好きだったけれど、歳を重ねるにつれて、技術的に完璧でなくとも、カンタービレが美しく味わいのあるピアニスト、例えばコルトーやサンソン・フランソワなどの黄金期のピアニストたちに魅かれる。歴史と言うのはサイクルのように繰り返され、古き良き時代が再び戻ってくるものだ。ピアノにおいても技術偏重の時代が終わり、良き時代の演奏に回帰するべきではないかと思っている」と実に渋みのある意見を堂々と述べた。

最後に、今後の演奏家としての姿勢や理想の在り方を問われ、「ステージで安定したものを披露する気は毛頭ない。つねに新しく、創造性に満ちたものを生みだしていきたい。まずは、世界の聴衆に僕がショパン・コンクールの優勝者であることを忘れて欲しい」との気概ある発言もまた実に印象的だった。

現代っ子らしい大胆さを兼ね備えつつも、つねに創造性と真摯な姿勢を失わないその揺るぎないヴィジョンと心意気。今しばらくは、ショパン作品を離れ、ラヴェルやラモー、そして古典派の音楽なども深めていきたいというピアノ界の新たなスターは、今後もあっと言わせるような華麗なステージを世界各地で繰り広げ、ファンを楽しませてゆくに違いない。年々、デジタル配信時代を迎え、ますます注目度の高まる「ショパン国際ピアノ・コンクール」。若き覇者の繰り出す言葉は、明日のクラシック業界の活気に満ちた姿を映し出すかのような力強い余韻を残していた。

取材・文=朝岡久美子



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テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

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