(引用)
音楽を愛するファンから、日本政府・与野党国会議員の皆さまへ届ける署名です。

新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから1年半が過ぎようしています。
度重なる緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の発出により私たち市民の行動が制限される中、人が集まる事で成り立っているライブハウス、大型イベント等の現場が窮地に立たされています。感染拡大のたびにいくつものライブイベントが自主的に開催・中止の判断を余儀なくされてきました。コロナ禍での国からの文化芸術・エンターテインメントへの支援制度は「公演等、新たな取り組みへの助成」です。イベントの主催者が公演を企画することで助成を受け、出演者やスタッフの仕事を創出するための制度です。一方で、感染が急拡大し医療逼迫が起きている現在、人流の抑制のため、私たち市民は自粛を求められています。
感染拡大防止の観点から見ても、今は関係者がリスクなくイベントの中止や休業の選択ができる状況を政府が作るべきではないでしょうか。減収に応じた補償が無くては、イベントの中止も休業も判断することが出来ず、感染の拡大の懸念の声の中で公演を続けていかなければなりません。
人が生きていく上で目に見えない形で多くの人に多大な影響を与える音楽という文化芸術は、このコロナ禍で疲弊した「わたしたち」に力を与えてくれます。きっとそれは多くの人が経験している事です。辛い時や悲しい時には癒し流してくれ、楽しい時はより一層豊かな感情を引き出してくれる。コロナ禍の今必要であると同時に、より良い社会の形成の一翼を担っているこの音楽のフィールドを一度絶やしてしまっては、二度とそれを取り戻すことは出来ないのです。
わたしたちが愛する音楽が、人々を対立や分断させるものではなく連帯してコロナ収束後を見据えた未来を一緒に描けるきっかけになることを切に願います。
さいごに
わたしたちの音楽の場を守り、同時に人々の命を守りたい。
音楽を愛する市民として、最大の敬意と共に。