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観劇レビュー&旅行記
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映画【サンマ・デモクラシー】をKBCシネマで見る!
2021年7月31日(土)

 きょうは、猛暑の中、朝からKBCシネマで映画3本観続け!

 最初に見たのが、沖縄で米国占領下に大衆魚サンマに
物品税20%を課した米国とこれの代弁者であった民政局を
相手取って訴訟に訴えた事件を描いたドキュメンタリー映画
【サンマ・デモクラシー】

Sanma_Democracy_Poster-01.jpg

 映画は、うちなー噺家(琉球落語家?)・志ぃさーさんが演台の前で
ナビゲーターとして講談風に騙りを始める処から始まります。
また、要所要所に別々の背景の中で出てきます。

 また、ナビゲーターとは別の進行役として沖縄出身の
川平慈英さんがナレーターを務めていますが、かれの父親である
沖縄初のアナウンサーだった川平朝清さんも証言者として出演。

 映画前半は訴訟を起こした 玉城ウシばぁ とこれを支えた弁護士
でもある県議会議員・下里恵良さんの奮闘ぶりが描かれます。



 民衆の生活必需品に食料品に至るまで物品税を課していた占領軍ですが
サンマはマグロ漁の餌として日本本土から輸入されていて課税対象外に。
 しかし、たくましい民衆はサンマを餌としてではなく試しに食べてみて
そのおいしさに気付き日常食品として食卓にのぼるようになります。

 課税対象食品リストになかったサンマにも物品税を課税すると云う
米国高等弁務官(悪代官とも表現されています)布令が出され
課税されることに気付いた県議会議員・下里恵良さんの議会討議と
これとほぼ同時期に訴訟を起こした 玉城ウシばぁ の奮闘が民衆の
行動を促し、復帰運動を刺激してゆく様子が描かれます。 




 映画後半には2年間も不当に投獄されながらも祖国復帰運動に
奮闘する瀬長亀次郎さんの活躍を中心に描いていました。
 この部分は、映画【米軍が最も恐れた男・瀬長亀次郎】と
共通する部分が相当ありました。

観客は十数名でした。(7月17日から上映されていたようなので)

KBCシネマで8月5日(木)まで
お見逃しなく!
8月2日(月)  9:40am
8月3日(火)  9:45am
8月4日(水) 10:00am
8月5日(木) 10:10am

映画【サンマ・デモクラシー】公式サイト
http://sanmademocracy.com/
劇場公開日 2021年7月17日


【予告編映像】



映画.comより【サンマ・デモクラシー】作品紹介
https://eiga.com/movie/95126/

 沖縄の抱えるリアルな実情を描いた「ちむぐりさ 菜の花の沖縄日記」に続き、沖縄テレビが製作したドキュメンタリー映画の第2弾。
 米軍占領統治下にあった沖縄で、サンマの関税に端を発した訴訟が民主主義をめぐる闘いに発展していった歴史をひも解く。
 1963年、米軍の占領統治下に置かれていた沖縄。祖国復帰を願う沖縄の人々が日本の味として食べていたサンマに関税が掛かっているのはおかしいと、魚屋の女将・玉城ウシが政府を相手に裁判を起こす。
 彼女が起こした「サンマ裁判」のさざ波は、いつしか統治者アメリカを追い詰める、民主主義をめぐる闘いとなっていく。沖縄出身の川平慈英がナレーション、うちなー噺家の志ぃさーがナビゲート役を務める。

**************
2021年製作/99分/G/日本
配給:太秦
**************

【スタッフ・キャスト】
監督 : 山里孫存
プロデューサー : 山里孫存
撮影 : 祝三志郎
編集 : 祝三志郎
音楽 : 巻く音 jujumo
ナレーター : 川平慈英
ナビゲーター : 志ぃさー(琉球落語家?)



「サンマ裁判」おばあの闘い 沖縄の民主主義求めた映画
 17日から都内で上映

 東京新聞-2021年7月11日 06時00分


以下は、KBCシネマ職員作成のディスプレイ

Sanma_Democracy_Movie-01.jpg

上・しんぶん赤旗:下朝日新聞『天声人語』
Sanma_Democracy_Movie-02.jpg

映像新聞
Sanma_Democracy_Movie-03.jpg

日刊ゲンダイ
Sanma_Democracy_Movie-04.jpg

東京新聞
Sanma_Democracy_Movie-05.jpg

   *******

「サンマ裁判」おばあの闘い 沖縄の民主主義求めた映画
 17日から都内で上映

 東京新聞-2021年7月11日 06時00分

(引用)
 米軍統治下の沖縄で、本土復帰を求める運動に火を付けたのは、肝っ玉おばあが起こした裁判だった。歴史に埋もれていた「サンマ裁判」を掘り起こしたドキュメンタリー映画「サンマデモクラシー」が17日から東京・ポレポレ東中野で公開される。来年5月の本土復帰50年を前に、沖縄テレビのプロデューサーで那覇市出身の山里孫存まごあり監督(57)が、民主主義を求めて闘い続ける沖縄の原点に迫った。(中山洋子)


サンマ裁判を起こした玉城ウシ㊨と、自治を求めて闘った
沖縄の政治家たち=いずれもⒸ沖縄テレビ放送

Sanma_Democracy_TokyoNP-01.jpg
  左から沖縄人民党:瀬長亀次郎・自民党:下里恵良・原告:玉城ウシ

◆サンマに根拠のない20%の輸入関税

 沖縄の食卓にサンマが上るようになったのは戦後からという。祖国復帰への素朴な願いとともに「日本の味」として普及したころ、20%の輸入関税がかけられた。だが、その根拠となる琉球列島米国民政府の高等弁務官布令に、サンマは挙げられていない。
 この事実を知って憤ったのが、冷凍サンマを輸入していた魚卸売業の玉城ウシ。1963年に徴収された税金の返還を求めて、琉球政府を訴えた。当時の高等弁務官は「自治は神話だ」と言い放ち、本土復帰運動を抑え付けたポール・キャラウェイ。絶対的権力者に立ち向かったウシおばあの闘いは、自治を求める沖縄の人々の巨大な渦を生んでいく。

「復帰前の沖縄の空気を伝えたい」という山里監督
Sanma_Democracy_TokyoNP-02.jpg


◆“知られざる闘い”だった

 「沖縄の面白いことは何でもかじっているつもりだったが、この裁判はまったく知らなかった」と山里さん。本土復帰の日に合わせて5月15日に那覇市で開いたマスコミ向け試写会でも、地元の記者たちから「知らなかった」と驚きが漏れたという。
 作品は、昨年2月に放映したテレビドキュメンタリーに追加取材を加えて再編集した。ほとんど資料が残っていないウシおばあの取材は難航、放映後に分かったことも多い。
 沖縄テレビの膨大な資料映像を使いながら、新たな証言も引き出している。
 俳優の川平慈英さんの父で沖縄初のアナウンサーだった川平朝清さんは、「自治は神話」発言をすぐそばで聞いていた。川平さんはキャラウェイから「日本政府は二枚舌だ」と耳打ちされたという。
 「有名なフレーズだが、川平さんの解説で意味が分かった。『復帰、復帰というが、米軍統治下の方がよほど自治は獲得できていると言いたかったんじゃないかな』という。今につながる予言のように聞こえる」


◆悪口言うより方言使ったことをしかられる

 復帰当時、山里さんは小学2年生だった。「あめりか世を知る最後の世代。復帰前の沖縄の空気感を伝えるものをつくりたかった」という。
 復帰に向けた運動の中心は沖縄の教職員組合。日の丸を振り、東京五輪の聖火リレーにも熱狂した。「先生は、これから日本に帰るから標準語を使おうと言っていた。ある日友達に『孫存くんが私にフラー(バカ)と言った』と告げ口されたときも言うわけです。『ダメじゃないですか、フラーは方言です』」というコントのような体験談もあった。
 だが、あるときから急速に空気が変わっていくのを感じた。沖縄の基地を本土並みに縮小するという願いが実現しないことが分かったからだ。


◆裏切られて裏切られて50年

 作品では、名護市辺野古の米軍新基地建設を巡り、当時の翁長雄志知事が2015年、民意を顧みない菅義偉官房長官(当時)に向かい「キャラウェイに重なる」と言ったニュース映像も挿入している。山里さんは「沖縄は何度も裏切られ、失望と期待を繰り返しながら、民主主義を求めてずっと闘っている島なんだなと実感した。苦味も込みで作品を味わってもらい、50年を経た『今』を考えてほしい」という。





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