fc2ブログ
観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


プロフィール

junsky07

Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -



現在日本時間



最近の記事



ブログ内検索



カテゴリー



リンク



FC2カウンター



FC2ブログランキング



ブログ・ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ



アクセス・ランキング

音楽ブログ

ランキング



アクセス・ランキング

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ



FC2ブログランキング

御訪問頂きありがとうございます

FC2ブログランキング

よろしければクリック御願いします



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



降水予報



最近のコメント



最近のトラックバック



FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加



QRコード

QRコード



RSSフィード



月別アーカイブ



宮本亞門さん「私が一番心配なのは国民の心が折れること」(日刊ゲンダイ)
2021年6月22日(火)

エンターテインメント全般のプロデューサーでもあり
演出家でもある宮本亞門さんが、菅政権の五輪強行突入に苦言!

 長期間に亘って続く、公演中止や断続的開催で、キャストやスタッフ
そしてそれを支える関連業種の人々は生活できない状況が続く。

 公演中止に対する直接の援助は補償は政府や自治体から無い。

 政府は将来の創造的取り組みに対して支援金を用意したと言うが
今現在、仕事が無くなって収入が途絶え稽古もできない人たちへの
支援や補償は全く無い。

 エンターテインメント業界は、大きく傷ついていて、廃業や劇団閉鎖を
行う団体も多数出ている。

 劇団四季の吉田社長も各誌のインタビューに度々登場して
苦境を訴えている。

 コロナ禍で疲弊するエンタメ業界を支えることには全く無関心な一方で、
コロナ対策予算は30兆円も使い残し。(6月24日追記)

コロナ予算、30兆円使い残し 消化はGDP比7%
 日本経済新聞―2021年6月24日


 東京五輪に投入する費用は当初予算の数倍にも膨らんでいると言う。

 上記は、宮本亞門さんの寄稿ではなく、私(ブログ執筆者)の意見。

   *******

 以下に、宮本亞門さんの日刊ゲンダイへの寄稿を御紹介します。

 但し話しの中心は、東京五輪12020を強行開催することへの苦言と
五輪憲章の精神をないがしろにした【IOC】や【JOC】そして日本政府
などの利権体質についての批判であり、私が上に書いているような
エンタメ業界の話しではありません。

 小見出しは、私の方で付けました(宮本亜門さんに責任はありません)

   *******


宮本亞門さん「私が一番心配なのは国民の心が折れること」
 日刊ゲンダイ-2021年6月20日(日)


20210620_NikkanGengai_MiyamotoAmon-01.jpg

(以下 引用)

■ このパンデミック禍でなぜ今、
 五輪をやらなければいけないのですか?

 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/290718


 IOCは国民の多くが中止を求めていても知らん顔。菅首相も国会では答弁ではなく、ただ同じことを繰り返すばかりで会話を遮断。国民はそれを悶々としながら眺めている。私が一番心配しているのは、このまま何も論じ合わず、説得することもなく開催したら、国民が「どうせ、何を言っても変わらないんじゃないか」「どうせ日本はいつもこう」「いちいち選挙に行っても無駄」と無気力になったり、心が折れることです。

 私は、今年1月のある世論調査で国民の約80%近くの人が、中止か再延期、つまりNOと言ったのはとても素晴らしいことだと思っています。むしろ、日本の誇りに思っていい。


■ 五輪憲章を忘れた特権階級の利権『祭典』
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/290718/2


 57年前の東京五輪は素晴らしかった、でも、それは五輪憲章に基づいていたからです。しかし今はコロナ禍で世界的格差が進み、予選も出られない選手や練習状況も悪化した中、選考もフェアではなく、五輪憲章が言う「人類の尊厳や平和な社会の模範」とは、正反対の強引な弱肉強食で強権的な状況です。

 憲章では、IOCは模範となって、いかなる種類の差別を受けることなく、権利及び自由を享受されなければならないとあります。でも現実は、開催地の国民の意見を聞かないだけではなく、科学者や医療関係者の意見にも耳を傾けず、利権と損得を軸に、強引に開催へと進める。菅首相やIOCの行動はどう考えてもおかしくないですか。どうしても五輪を実行するなら、単なる一つの「スポーツイベント」にして、五輪憲章を外してください。

リオ五輪行きの機中で見た異様な光景

 私がIOCや五輪関係者への疑問を持ち始めたのは、2016年、リオ五輪に行ったときです。航空機のエコノミー席の周りには、五輪の選手たちが鍛え上げた大きな体を小さく縮め、リクライニングを倒すこともなく座っていた。ところが、トイレへ行こうと近くのビジネスクラスのカーテンを開けると、そこは大宴会場。選手の雰囲気とはかけ離れ、背広を着たIOCや関係者がワインボトルをいくつも開け盛り上がっていた。

■ 東京招致の裏で大金が(トップの自慢話)
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/290718/3


 これは初めて言いますが、東京の招致決定後、あるトップの方とお会いした時、招致が決まった会場で、裏でいかに大金の現金を札束で渡して招致を決めたか、自慢げに話してくれたのです。驚いた私は「それ本当の話ですか?」と言ったら笑われました。

「亞門ちゃん若いね。そんなド正直な考え方で世の中は成り立ってないよ」

 それからです、透明性のない現実の恐ろしさを知ったのは。お金や利権の場所に集まる人はいます。でも、五輪は美辞麗句を盾にした、生半可じゃない利権だらけの集合体だったのです。

 途上国に対する対応や、反対意見を聞かない独裁的な判断。IOCこそが選手を守るべきはずなのに、選手も不安を感じながら、コロナ禍の強引なルールで厳しく取り締まられる。

 もう一度、言います。なぜコロナ禍の今、五輪を行われなくてはならないのですか?

■ 我々は何を学んできたのでしょう?
 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/290718/4


 コロナによって亡くされたご家族の思いは、一人でも同じような悲しみを味わって欲しくないはずです。この世界中が苦しんだコロナ禍の一年、我々は何を学んできたのでしょう?

 僕は、どんな宣誓が行われようと、誰が金メダルを取ろうと、何も感じないと思います。それがとても残念です。

▽宮本亞門(みやもと・あもん) 
1958年1月4日生まれ。63歳。東京都出身。
両親が新橋演舞場前で喫茶店を営んでいた影響で、幼い頃から演劇に親しむ。87年に演出家デビュー。
2004年、東洋人初の演出家としてニューヨークのオン・ブロードウェイにてミュージカル「太平洋序曲」を上演し、トニー賞4部門でノミネート。
今年4月、スペイン風邪のパンデミック禍を生きた女優、松井須磨子を題材にしたリーディング演劇「スマコ」をYouTubeで無料公開。




関連記事

テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック