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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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高畑勲【創造の足跡】大濠公園・福岡市美術館で開催中 !
2021年6月16日(水)

西日本新聞紙面から

高畑勲【創造の足跡】

#文化 #展覧会 #アニメ #高畑勲

福岡市美術館で開催中 7月18日まで。


【高畑勲展】公式サイト
 日本のアニメーションに遺したもの
 福岡市美術館 ~7月18日(日)
 https://takahata-ten.jp/

TakahataIsaoExi.jpg

   *******

【高畑勲 創造の足跡㊤】半世紀超えてもあせない輝き
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/754334/
 西日本新聞-2021年6月13日(日)

20210613_Nishinippon-03.jpg


【高畑勲 創造の足跡㊥】ロケハンで「日常」にリアリティー
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/755042/
 西日本新聞-2021年6月15日(火)

20210615_Nishinippon-01.jpg


【高畑勲 創造の足跡㊦】かぐや姫に始まりかぐや姫に…
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/755588/
 西日本新聞-2021年6月16日(水)

20210616_Nishinippon-01.jpg

【関連記事】

「高畑勲展」 描かない巨匠の創造の軌跡
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/750445/
 西日本新聞-2021年6月5日(土)

(引用)
 たとえば、『火垂るの墓』と『かぐや姫の物語』。二つの作品を予備知識なしに見せられて、同じ監督の作品だと看破できる人が、いったいどれだけいるだろう。福岡市美術館(中央区)で開催されている「高畑勲展」は、宮崎駿と並び、「スタジオジブリ」を…、いや、日本のアニメ界を支え、牽引(けんいん)し続けた高畑勲の、アニメによる表現追求の軌跡を追体験する展覧会だ。高畑氏の遺品からも資料が提供され、充実した展示内容となっている。展示は時代を追って四章に分かれているが、大きく三つの観点から見ていくべきだろう。

 一つ目は、「描かない監督」。高畑は東大仏文科卒で、絵を専門的に学んだわけではない。展示されている原画や背景画、人物設定画はすべて、他のアニメーターや美術家によるものだ。「描かない」からこそ高畑は、民主的に共同で作り上げる作品制作にこだわった。人物造形や舞台設定への理解を共有するために細かく書かれた指示書や、登場人物の性格一覧表など、展示は多岐にわたる。人物の感情の動きを図示したテンションチャートなど、一本のアニメのためにそこまで掘り下げるのか、と衝撃を受けるだろう。

 二つ目は、「リアリティ」追求の変遷。『アルプスの少女ハイジ』や『母をたずねて三千里』での、当時は珍しかった「海外ロケハン」を行っての、単なる「異国風」ではない日常を丁寧に描いた作品づくり。そのことが逆に高畑を、日本を舞台にした作品へと向かわせた。日本の風土、庶民生活に根ざした世界観で描かれた、『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』『火垂るの墓』という、一連のジブリ作品群。『ホーホケキョ となりの山田くん』以降、画風はがらりと変わり、手描きのスケッチの線を活(い)かしたものとなる。現実を写し取った「リアル」な絵から、見る者が、自らの想像力で世界を膨らませてゆく作品への転換だ。

 注目したいのは、『かぐや姫の物語』の疾走シーン。一枚ずつの原画を並べて展示してあるが、中には、人の姿もさだかではない布の乱舞にしか見えないものもある。一瞬一瞬は「完成形」ではない絵の連なりが、アニメとなって初めて、思いもよらぬ躍動感、臨場感で見る者に迫る。

 そして三つ目は、徹底したこだわり。こだわりのあまりの日程や予算オーバーは、高畑の制作環境を語る上での語り草だ。『太陽の王子 ホルスの大冒険』での、日程と予算を会社から「勝ち取る」ために、組合として会社側に提出された交渉文書。関わってきたクリエイターたちの証言から浮かび上がってくる、新しい表現方法を追求するが故に生じた、衝突や軋轢(あつれき)。『かぐや姫の物語』の、見る者からすれば簡単そうな余白のある絵の動きを実現するために、従来のアニメ作画の手法にはない様々な工夫が必要になり、費用も歳月も大幅に超過したエピソード…。隠れたこだわりは、絵画の中に塗り込められた下絵のように、目に見えない情念のほとばしりとなって、完成した映像を下支えしている。そうした背景を理解して作品を見ると、またひと味違ってくるだろう。

 高畑は音楽にも造詣が深かった。同じ交響曲でも、指揮者のタクトの動きで曲の印象は様変わりする。「描かない監督」高畑もまた、「描かない」ことで逆に、周囲のクリエイターたちの想像力・創造力を刺激し、描く描線に、表情に、高畑の思想を、想いを、願いを乗り移らせた。偉大な才能の喪失を惜しみつつ、一つ一つの資料を堪能しよう。

 【メモ】 2018年に死去した高畑勲監督の回顧展「高畑勲展」は7月18日まで、福岡市中央区大濠公園の市美術館で開催している。初監督を務めた劇場用長編アニメ「太陽の王子 ホルスの大冒険」の制作ノートを初公開するほか、作品の絵コンテや原画、セル画など1000点を超える貴重な資料を紹介する。一般1500円、高大生1000円など。市美術館=092(714)6051。緊急事態宣言の間は、高畑勲展以外の館内施設は閉鎖中。

 三崎 亜記(みさき・あき) 小説家。1970年、福岡県久留米市生まれ。現在、RKBラジオで朗読劇「博多さっぱそうらん記」を放送中。YouTubeチャンネルは「三崎亜記のミサキメグリ」。福岡市在住。




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テーマ:美術館・美術展情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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