(引用)
今月24日(木)、JR東日本四季劇場[春]にて開幕するディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』東京公演。
開幕まで数週間となった6月某日、四季芸術センター(横浜市あざみ野)での稽古も佳境を迎え、通し稽古が行われました。

雪や氷を操る魔法の力を持ち、幼いころのできごとから、人目を避け感情を抑えて生きてきたエルサ。
無邪気で明るく前向きな性格で、城の外の世界で真実の愛を見つけたいと願うアナ。
対照的でありながらも、絆で結ばれた二人の姉妹。
互いを想い合いながら旅立ったそれぞれの冒険の先に、真実の愛を見つけ出していきます。

通し稽古は劇団関係者に向けて公開。見学者たちの期待のまなざしが出演者たちに一身に注がれるなか、稽古がはじまりました。
自らの魔法の力が愛する人を傷つけることを恐れ、葛藤し、孤独と自由を選択して旅立つエルサ。その姉を慕いつづけ、追い求めるアナ。
山に逃れたエルサが、抑えつづけてきた魔法の力と感情をついに解き放ち、ビッグナンバー「ありのままで」を高らかに歌い上げる1幕ラストでは、稽古場中に割れんばかりの拍手が。圧巻のナンバーでありながらも、エルサが抱えてきた苦しみと悲しみにより深く触れた見学者のなかには、涙をこぼしながら拍手を送りつづける姿がありました。

そして、あふれだす愛とともに物語はフィナーレへ。通し稽古終了後もなお感動の余韻は消えず、しばらくの間、稽古場じゅうが温かく幸福感に包まれました。
開幕延期を乗り越え、着実に積み重ねてきた稽古を糧に、カンパニーはいよいよ劇場へ移ります。
一方、舞台装置が組みあげられた劇場では、海外クリエイティブスタッフによる指導のもと、照明や音響、装置など技術面のリハーサルも完了。
ここに俳優たちが合流し、開幕への最後のステップとなる舞台稽古が行われます。

お客様に感動をお届けできるその日まで、カンパニー一丸となって歩んでいきます。
ディズニーと劇団四季が創り上げる、ミュージカル『アナと雪の女王』に、どうぞご期待ください!

トナカイ・スヴェン(中に俳優が一人入る着ぐるみ)右端

雪だるま・オラフ(パペット方式)
(撮影:下坂敦俊、阿部章仁)