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政府は新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの延期・中止をした事業主に最大2500万円を支援する。緊急事態宣言を発令した11都府県が対象。会場のキャンセルやチケットの払い戻しの費用を申請できる。感染拡大防止に協力する主催者を後押しする。
宣言の発令で中止・延期したコンサートや演劇、展示会、遊園地などに支給する。1公演あたり2500万円まで支給し、複数日にわたるイベントなら共通経費以外は追加で払う。
同じ主催者でも複数の会場で中止すればそれぞれで最大2500万円まで費用の支援が受けられる。同じ場所で営業する遊園地は休園期間にかかわらず1件だ。
宣言期間内が対象だ。1都3県は8日、後で発令した7府県は14日に遡って申請できる。中止・延期に関する動画を作成し、ネット上で流すことが条件になる。動画の作成費も支援する。
11都府県以外でも自治体の要請を受けて政府が指定すれば対象になる。感染が拡大しており、自治体が①飲食店の営業時間を午後8時まで短縮②不要不急の外出自粛③イベントの開催制限④テレワークで出勤7割削減――の4つを実施することが必要だ。
政府は宣言対象地域にはイベントの参加人数を上限5000人、定員で50%以内にするよう求めている。人数制限を守ると採算があわない事業者が要請を守らない懸念があるため、支援することにした。