公式サイトより引用
【放送時間】2021年1月4日(月)午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】2021年1月6日(水)午前5時30分~5時55分/Eテレ
2021年1月6日(水)午後0時00分~0時25分/Eテレ
※放送時間は変更される場合があります
【指南役】斎藤幸平(大阪市立大学経済学部准教授)…日本人初、史上最年少でドイッチャー記念賞を受賞した俊英。著書に「大洪水の前に」「人新世の資本論」などがある。
【朗読】岡山天音(俳優)【語り】目黒泉
資本主義下では、社会は豊かになっていくのに一部の人々はますます貧しくなっていく。この「富のパラドックス」をマルクスは鋭く分析した。もともと水や土地、エネルギーといった公共財は無償であり潤沢に存在していた。ところが資本主義黎明期、これら公共財は、もっとお金が稼げる「商品」として農民から強制的に引きはがされる。いわば資本によって公共財が解体され「希少性」が人工的に生み出されていった。結果、農民たちは賃労働をせざるを得ない賃金労働者へと変貌。「商品」に頼らないで生きていくことはもはや不可能に。「商品」を購入するには「貨幣」が必要だ。だから「貨幣」を求めて人々は必死に働かなければならないが、多くの人は借金、貧困、失業の脅威に晒され続ける。一方で一部の人はますます富をため込んでいく。第一回は、「希少性」に取りつかれた社会の不安定性と矛盾にメスを入れることで、私たちがいかに「商品」というものに翻弄されているかを明らかにする。
【放送時間】2021年1月毎週・月曜日 午後10時25分~10時50分/Eテレ
【再放送】 2021年1月毎週・水曜日 午前5時30分~/午後0時00分~
※放送時間は変更される場合があります