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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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中州大洋で大林宣彦監督の遺作【海辺の映画館ーキネマの玉手箱】を見る!
2020年8月26日(水)

 この前の土曜日、中洲大洋で、大林宣彦監督最新作で遺作となった映画
【海辺の映画館ーキネマの玉手箱】
 (英語題名:Labyrinth of Cinema)を見ました!

15時30分から上映。 観客は十数名でした。

Labyrinth of Cinema Poster-01

 常に新しい奇抜な表現に挑戦して来た大林宣彦監督の最新作だけあって
まさに付いて行くのが大変な展開の奇想天外の映画でした。

 尾道にある老舗映画館が閉館することになり、過去の映画を繋いで長尺の『新作映画』
を常連のお客様に見て頂こうと云う趣向の『最後の映画祭』

 テーマはズバリ【戦争】!
 それも、普通の映画にある近代の戦争(日本で言えば日清戦争以後)ではなく、
これまでは、時代劇だったり幕末ものとして謂わば英雄列伝的に描かれていた流れを
戦争の映画として扱います。

 だから、いわゆる昔の映画の代表例だった『チャンバラ』も出てくれば、近代戦争も
『同時並行して』(そういう風にフィルムを繋いでいる訳で)描かれるので、観客には
(閉館映画祭に集まった観客にも中州大洋の観客にも)目まぐるしい展開で判り難い。

 そのうえ『閉館映画祭』を見に来た中では最も若い世代の3人が時代を超越して
映画の中に入り込み、それぞれの時代の戦争に巻き込まれる展開。

sub_logo.gif

 その目まぐるしく判り難い展開は省略するとして(とても説明できない)
映画は最後の広島原爆に向かって進んで行きます。
 1945年8月初め、尾道から広島に向かう列車に若手3人と乗り合わせたのは
移動演劇集団『桜隊』。 
若手3人は『桜隊』を原爆から回避させるために逃げるよう勧めるのですが・・・
 『桜隊』とは、井上ひさし氏の戯曲【桜隊散る!】の題材になった実在の団体で
丸山正雄(窪塚 俊介)と宝塚歌劇出身の女優・園井惠子(常盤 貴子)も犠牲と
なります。

 武田鉄矢があこがれの坂本龍馬役で出演しています。
近江屋での暗殺シーンも戦争として描かれます。(長州犯人説?)

 そのような歴史的『ワン・シーン』の為に、大林宣彦監督の呼びかけに応え
大御所から若手まで多くの名の売れた俳優・女優が出演していました。

 一方、全編を通して出演する少女に吉田玲と云う新人が出ています。
(当然、初めて見る顔でした)

 趣向としてはコメディが基調に流れながらシリアスあり、ミュージカル有り
謂わば何でもあるゴテゴテのエンターテインメントのように思います。

 原爆に収束する3時間もある長編反戦映画ですが、
大林宣彦監督のメッセージは映画の中では押し出さず
映画の祭終盤で想いの丈を語られます。
今現在が戦争前夜であると云う警告のように私は受け取りました。

【海辺の映画館ーキネマの玉手箱】公式サイトでは、監督の想いが読み取れます。

長い映画でしたが、幸い居眠りは殆どしませんでした。
しかし、長いながいエンドクレジットの際は何度もウトウト(笑) 



   映画【海辺の映画館ーキネマの玉手箱】公式サイト

Labyrinth of Cinema Poster-02

  Movie Walker による 作品紹介

 『時をかける少女(1983)』などの名匠・大林宣彦監督が、故郷である尾道を舞台に、無声映画やトーキー、アクション、ミュージカルなど様々な映画表現を用いて描く戦争ドラマ。
 3人のメインキャストとそれぞれの運命のヒロインを、厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、成海璃子、山崎紘菜が演じるほか、常盤貴子、武田鉄矢、稲垣吾郎、浅野忠信、満島真之介ら豪華キャストが参加する。

******************
作品データ
 英語題名 : Labyrinth of Cinema
 製作年 : 2019年
 製作国 : 日本
 配  給 : アスミック・エース
 上映時間 : 179分
******************

【映画のストーリー】 (結末の記載を含むものもあります。)
 尾道にある海辺の映画館「瀬戸内キネマ」の閉館に合わせ、「日本の戦争映画大特集」のオールナイト上映が行われた。
 これを見ていた3人の青年は、突如劇場を襲った稲妻の閃光に包まれ、スクリーンに映し出されている世界にタイムリープしてしまう。
 戦争の歴史を身をもって体験していく彼らは、やがて原爆投下前夜の広島にたどり着き、そこで移動劇団「桜隊」に出会う。

【キャスト・スタッフ】

 役 名 : 配 役

馬場毬男 : 厚木拓郎
鳥鳳介 : 細山田隆人
団茂 : 細田善彦
希子 : 吉田玲
斉藤一美 : 成海璃子
芳山和子 : 山崎紘菜
橘百合子 : 常盤貴子
爺・ファンタ : 高橋幸宏
杵馬(瀬戸内キネマ支配人) : 小林稔侍
中野章三
ヤニック
坂本龍馬 : 武田鉄矢
西郷隆盛 : 村田雄浩
大久保利通 : 稲垣吾郎
酒匂(苦力姿) : 浅野忠信
浅野深夫上等兵 : 渡辺裕之
千利休 : 片岡鶴太郎
能を踊る男 : 南原清隆
宮本武蔵 : 品川徹
お通 : 入江若葉
川島芳子 : 伊藤歩
男の子の母 : 寺島咲
尾美としのり
中岡慎太郎 : 柄本時生
芹澤鴨 : 蛭子能収
お李 : 根岸季衣
宮地節子(列車のおばさん) : 渡辺えり
有坂来瞳
ミッキー・カーチス
映画監督(小津) : 手塚眞
映画監督(山中) : 犬童一心
星豪穀
金井浩人
滝上等兵/軍曹(日本軍駐屯地) : 本郷壮二郎
愛姫(滝の中国女) : 川上麻衣子
金城亀吉(村長) : 大森嘉之
大場泰正
男の子の父 : 長塚圭史
金城亀二 : 満島真之介
丸山定夫 : 窪塚俊介
奈美子 (新聞記者・爺・ファンタの娘) : 中江有里
老婆(チケット売場) : 白石加代子
加也を刺す上官/車掌/倉庫番A : 笹野高史
映画館で幸せそうに居眠りする客 : 犬塚弘


監  督 : 大林宣彦
脚  本 : 大林宣彦 、 内藤忠司 、 小中和哉
製作協力 : 大林恭子
エグゼクティブプロデューサー : 奥山和由
企画プロデューサー : 鍋島壽夫
撮影監督 : 三本木久城
音  楽:  山下康介
美術監督 : 竹内公一
照  明 : 西表燈光
録  音 : 内田誠
編  集 : 大林宣彦 、 三本木久城
VFX : 塚元陽大
プロデューサー : 中村直史 、 小笠原宏之 、 門田大地
脚本協力 : 渡辺謙作 、 小林竜雄
監督補佐 : 桑原昌英
撮影台本協力 : 桑原昌英
合  成 : 三本木久城
整  音:  山本逸美
音響効果 : 佐々木英世 、 伊藤進一
装  飾 : 相田敏春
小道具 : 中村聡宏
ヘアー・メイクアップ : 和栗千江子
衣  裳 : 千代田圭介 、 濱中美衣
アクション監督 : 森聖二
制作担当 : 富岡忠文 、 桜井勉


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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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