ビッグコミック連載中の 「築地 魚河岸 三代目」 を公開初日の6月7日に見た。

レイトショーで、1200円。
ビッグコミックの連載では、魚河岸や魚を通じて、環境問題や、魚介類の認証制度なども描き、人情派であると伴に社会派の一面も持つ優れたコミックだと思っていたが、これが映画となったのだから、どういう切り口かな? と関心を持って見た。
主人公の旬太郎(大沢たかお)は、“エリート”商社マンであるが、リストラに直面し、自らがリストラ担当者となり、世話になった元上司も含む人々に引導を渡さなくてはならない羽目に陥った。
映画の冒頭から、いわゆる『リストラ』が描かれるところからして社会派の雰囲気がある。
その上、その世話になった元上司の奥さんは末期ガンで余命幾ばくもない。 Quality of Life についても考えさせられる展開である。
旬太郎の恋人・明日香(田中麗奈)は、デパートのショーウィンドウ等のデザイナーであるが、一方では築地・魚河岸で中卸を営む「魚辰」の2代目の娘。 2代目・徳三郎(伊東四郎)が脚の手術で入院する1ヶ月ほど、明日香は「魚辰」を手伝うことに・・・
旬太郎は実は明日香がデザイナーであることは知っているが、魚河岸の娘であることは知らず、早朝から手伝いに行く明日香を追い掛けて築地市場に引き連れられてしまう。
事情を知った旬太郎はその日から、「魚辰」を手伝うことにするが、所詮シロウトの応援ゆえ、却って足手まとい・・・ という導入部である。
突然現れた旬太郎を足手まといに思いながらも、暖かく叱咤激励する築地魚河岸の人々を描いてゆく。
あまり『お色気シーン』はないが、徳三郎が『リハビリ』で水中ウォーキングをするプールで、アクアロビクスの女性インストラクターがハイレグ水着で、おしりムチムチで指導するシーンが唯一その手の映像。 徳三郎、歩くのを忘れてインストラクターのお尻に注目! しかし、普通アクアロビクスのインストラクターは、そんなハイレグ水着をきることはなく、太腿まであるロングパンツ水着を使うはずだ・・・と突っ込みを入れたくなる。 まあ映画ならではのサービスというところ。
今回は、築地の小料理屋(一杯飲み屋か?)「千秋」の千秋と、「魚辰」の英二が結婚し、旬太郎と明日香の結婚を猛反対していた徳三郎が(ことのついでに?)認めるに至るまでの物語であった。
今後に続きそうな雰囲気であったが、 早速、シリーズ化決定!とのクレジットが映画の最後に出て来た!
松竹としては、「寅さん」「釣りバカ日誌」(これもビッグコミック・オリジナルの連載だが)に継ぐ、看板映画にするつもりらしい。 何しろ、ハマちゃんの西田敏行は60才、スーさんの三国連太郎は85歳と言うから、高齢化は否めない。
これに代わる看板に成長するかどうか見ものである。 徳三郎は高齢化しているが、旬太郎と明日香が話しの展開の中心だから、十数年は続けられそうだ。
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