fc2ブログ
観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


プロフィール

junsky07

Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -



現在日本時間



最近の記事



ブログ内検索



カテゴリー



リンク



FC2カウンター



FC2ブログランキング



ブログ・ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ



アクセス・ランキング

音楽ブログ

ランキング



アクセス・ランキング

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ



FC2ブログランキング

御訪問頂きありがとうございます

FC2ブログランキング

よろしければクリック御願いします



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



降水予報



最近のコメント



最近のトラックバック



FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加



QRコード

QRコード



RSSフィード



月別アーカイブ



「劇場閉鎖は『演劇の死』」野田秀樹さん : 毎日新聞(2020/3/1)
2020年3月1日(日)

 今日の毎日新聞WEB版のエンタメ欄に
東京芸術劇場の芸術監督を務める劇作家で演出家、俳優の野田秀樹さんが
政府が『コロナウイルス対策』としてスポーツ・文化イベントの自粛を要請
していることに対して異議申し立ての『意見書」を公開したとのこと。

(なお、私はこの「意見書」に全面賛成と言う訳ではありません。
 「感染症」を甘く見てはいけませんから!)

 しかし、記事をよく読むと、野田秀樹さんは、この「意見書」を政府に届けた
訳では無く、演劇企画製作会社「NODAMAP」のウェブサイト上で発表した
と言う話で、やや腰砕けの感は否めない。

 それでも、東京芸術劇場の芸術監督の肩書を持つ野田秀樹さんが
閉塞状況に「一石を投じる」声を上げたことは、演劇史には残るだろう。

 以下、その毎日新聞の記事と野田秀樹さんの「意見書」を引用して紹介します。


「劇場閉鎖は『演劇の死』」野田秀樹さん
 新型コロナで公演中止相次ぐ現状に一石

 毎日新聞:油井雅和 - 2020年3月1日 18時30分

(記事引用)

20200301_Mainichi_NodaHideki_01.jpg

【毎日新聞によるリード文】

 新型コロナウイルスの感染拡大によるスポーツ・文化イベントの自粛が相次ぐ中、東京芸術劇場の芸術監督を務める劇作家で演出家、俳優の野田秀樹さん(64)が1日、「公演中止で本当に良いのか」と題した意見書を発表した。「演劇人として劇場公演の継続を望む」としている。

 安倍晋三首相が2月26日に、スポーツ・文化イベントの開催を2週間自粛するよう要請したことを受けたもの。演劇企画製作会社「NODAMAP」のウェブサイト上で発表した。

 意見書の中で野田さんは、スポーツイベントのように無観客では演劇は成立しないことから、「ひとたび劇場を閉鎖した場合、再開が困難になるおそれがあり、それは『演劇の死』を意味しかねません」と主張。さらに「もちろん、感染症が撲滅されるべきであることには何の異議申し立てするつもりはありません」とした上で、「けれども劇場閉鎖の悪(あ)しき前例をつくってはなりません」と述べた。公演を目指す演劇人への風評被害への危惧や、公演収入が途絶える関係者の生活にも触れ、公演中止は「最後の最後の苦渋の決断であるべきです」と訴えている。

 この意見書を見た劇作家、演出家の平田 オリザさんが、さっそくツイッターで「私も連帯を表明します」とつぶやいた。演劇関係者や演劇ファンの間でも野田さんの意見書に賛同する声が広がっている。
【毎日新聞:油井雅和】



【野田さんの意見書全文】

(適宜改行などは引用者による;毎日新聞ではない)

【意見書 公演中止で本当に良いのか】

 コロナウィルス感染症対策による公演自粛の要請を受け、一演劇人として劇場公演の継続を望む意見表明をいたします。
 感染症の専門家と協議して考えられる対策を十全に施し、観客の理解を得ることを前提とした上で、予定される公演は実施されるべきと考えます。

 演劇は観客がいて初めて成り立つ芸術です。スポーツイベントのように無観客で成り立つわけではありません。
 ひとたび劇場を閉鎖した場合、再開が困難になるおそれがあり、それは「演劇の死」を意味しかねません。

 もちろん、感染症が撲滅されるべきであることには何の異議申し立てするつもりはありません。
 けれども劇場閉鎖の悪しき前例をつくってはなりません。現在、この困難な状況でも懸命に上演を目指している演劇人に対して、「身勝手な芸術家たち」という風評が出回ることを危惧します。

 公演収入で生計をたてる多くの舞台関係者にも思いをいたしてください。劇場公演の中止は、考えうる限りの手を尽くした上での、最後の最後の苦渋の決断であるべきです。
 「いかなる困難な時期であっても、劇場は継続されねばなりません。」
使い古された言葉ではありますが、ゆえに、劇場の真髄(しんずい)をついた言葉かと思います。 
 野田秀樹



     *************

 この意見書については、応援する立場の方からも
 「目に見えないウイルスには勝てない」
 「観劇者や関係者から感染者や死者がでたらどう責任を取るのか?」
 など、様々な意見が出ているようです。

 先日、このブログにも書いたように【劇団四季】では、2月27日から当面3月8日まで
7劇場で公演中の全ての劇場を閉鎖し、2演目の旅公演(ツアー)も中止しました。
 それによって、数億円の損失が出るだろうと思われますが、感染を発見した場合には
観客はもちろんのこと、俳優やスタッフも長期に隔離されることになり、一層重大な
事態に陥る可能性があるためでしょう。

【劇団四季】全ての公演を休演:2月27日(木)~3月8日(日)
 観劇レビュー&旅行記 - 2020年2月26日




 
関連記事

テーマ:ミュージカル - ジャンル:学問・文化・芸術

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック