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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2018】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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映画版【CATs】それほどでも!(・_・;
2020年1月26日(日)

今日、トリアス久山ユナイテッドシネマで映画版(実写版というらしい)
 【CATs】 を見ました。

20200126194647812.jpg

 この投稿のタイトルに『それほどでも! (・_・; 』と書いたのは
「それほど良くなかった」と云うだけではなくて、前評判では
米国での評価や試写会での評判からか酷評が多々あって
相当ヒドイ出来であると言われていたので覚悟して見た割には
「それほどヒドイものでも無かった」と云う意味です。

尤も、顔のメークが舞台版のような猫メークではなく人間的で違和感も!

この映画版では、ヒロインはグリザベラではなく、ヴィクトリアです。
しかし、舞台版(劇団四季)の【キャッツ】では白いセクシー雌猫ですが
映画版では、舞台版で言えばシラバブに相当する薄金茶の子猫です。
上に書いた顔のメークもヴィクトリアは一番人間的なメークでした。

子猫であることは、オールドデュトロミーがジェリクルキャッツの子猫
として映画の最後に認定することで判ります。
(冒頭2分間ほど遅れて入って見損ねたので、最初に判明しているかも)
(字幕では「子猫」と出ましたが、英語で Chikd とか Little とか Kitty
とかは聞き取れませんでしたが・・・)

舞台版ではグリザベラの歌う「メモリー」をシラバブがリフレインする処が
あるのですが、そのシーンはヴィクトリアが歌っています。

なので、映画版ヴィクトリアは姿も歌もシラバブの役も兼ねているようです。

それ故、この映画には、子猫・シラバブは出て来ませんでした。

そのヴィクトリアが歌う『Beautiful Ghosts』は映画版向け新作かも


   上の映像を見ると、この楽曲の作詞はテイラー・スウィフトさんが行い
   スタジオ収録版はテイラー・スウィフトさん自ら歌っているとのこと!
   作曲は、もちろんアンドリュー・ロイド=ウェバー

そして、このヴィクトリアを演じているのはミュージカル女優ではなくて
英国ロイヤルバレエのプリンシパル、フランチェスカ・ヘイワード。
したがって、バレエ的身体の動きは抜群です。(映像参照)
ゆっくり脚を上げる力技も美しくこなしています。
クラシック的な動きもモダンダンスも流石に上手い。



廻りを固めるアンサンブルも結構優れたダンスを展開しています。

一方の昇天して新しい生命を与えられるグリザベラにはジェニファー・ハドソン。
彼女は【Dream Girls】 でビヨンセと共演して助演女優賞を受賞した黒人女優。



そう言えば、大統領選挙で『旗色鮮明』にして名を馳せた
テイラー・スウィフトさんもボンバルリーナに配役されていました。

2020012619464870e.jpg

そういう、ダンスを見る映画と思えば、それほど酷評されるほどのものでも
ありませんでした。

また、鉄道猫・スキンブルシャンクスの場面では劇団四季版でやるような
台所用具を使って汽車に模して動かすのではなく、突然イギリスの鉄道の
線路の上を集団で歩く(二本脚で)と云うシーンになっていて興覚め。

また、劇中劇である『海賊のシーン』や『グリドルボーン』のシーンも
有りませんでした。

映画版の長さは109分と、劇場版の半分位しかありませんので
多くのシーンが割愛されているのは残念ですが、ゴキブリのシーンは
残っていて兵隊の行進のような演出。 これは不要だったのかも。

映画の最後に猫に対する接し方の御託を垂れるオールドデュトロミーは
年老いた『雌猫』であることが判りました。
女優が『雄猫』を演じているのではなく、長老の代名詞が She だったので。

なお、ここまでは以下の映画解説を読む前に書いています。

  映画版【CATs】 公式サイト 



  映画版【CATs】 映画.com による作品紹介 

1981年にロンドンで初演されて以来、観客動員数は世界累計8100万人に達し、日本公演も通算1万回を記録するなど、世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔「キャッツ」を映画化。
 「レ・ミゼラブル」「英国王のスピーチ」のトム・フーパーが監督、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、英国ロイヤルバレエ団プリンシパルのフランチェスカ・ヘイワードのほか、ジェームズ・コーデン、ジェニファー・ハドソン、テイラー・スウィフト、ジュディ・デンチ、イアン・マッケランら豪華キャストが共演した。
 人間に飼いならされることを拒み、逆境の中でもしたたかに生きる個性豊かな「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる猫たち。満月が輝くある夜、年に一度開かれる「ジェリクル舞踏会」に参加するため、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツたちが集まってくる。
 その日は、新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜であり、猫たちは夜を徹して歌い踊るが……。



20200126194645133.jpg

  映画版【CATs】 Movie Walker による作品紹介 

1981年にロンドンで初演され、全世界累計観客動員数が8100万人を突破したミュージカルの金字塔「キャッツ」を、『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督が映画化。
 英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルを務めるフランチェスカ・ヘイワードが映画初出演にして主演を飾るほか、『ドリームガールズ』でアカデミー賞助演女優賞に輝いたジェニファー・ハドソン、10度のグラミー賞受賞を誇るテイラー・スウィフト、「007」シリーズのジュディ・デンチら豪華キャストが共演する。

*********************
作品データ
 原 題 : CATS
 製作年 : 2019年
 製作国 : イギリス=アメリカ
 配 給 : 東宝東和
 上映時間 : 109分
*********************

【映画のストーリー】 (結末の記載を含むものもあります。)
 ロンドンの片隅にあるゴミ捨て場に迷い込んだ白猫ヴィクトリア。(映画では白猫ではなかった)
 若く臆病な彼女はそこで、人間に飼いならされることを拒み自由に生きるジェリクルキャッツたちに出会う。
 個性豊かな猫たちとの出会いを通して、自分らしい生き方を見つけようとするヴィクトリア。
 そして満月が輝く夜、新しい人生を生きることを許されるたった一匹の猫を選ぶ、一夜限りの舞踏会が開かれる。

【キャスト・スタッフ】
  役    名  :  配    役
バストファージョーンズ  : ジェームズ・コーデン
スキンブルシャンクス  : スティーヴン・マックレー
グリザベラ  : ジェニファー・ハドソン
ヴィクトリア  : フランチェスカ・ヘイワード
オールドデゥトロノミー  : ジュディ・デンチ
ミストフェリーズ  : ローリー・デヴィッドソン
(アスパラ)ガス  : イアン・マッケラン
ランペルティーザ  : ナオイム・モーガン
ラム・タム・タガー  : ジェイソン・デルーロ
マンカストラップ  : ロビー・フェアチャイルド
ボンバルリーナ  : テイラー・スウィフト
マンゴジエリー  : ダニー・コリンズ
マキャヴィティ  : イドリス・エルバ
ジェニエニドッツ  : レベル・ウィルソン

監   督  : トム・フーパー
製   作  : ティム・ビーヴァン 、 エリック・フェルナー 、 デボラ・ヘイワード 、 トム・フーパー
製作総指揮  : スティーヴン・スピルバーグ 、 アンドリュー・ロイド・ウェバー 、 アンジェラ・モリソン 、 ジョー・バーン
原   作  : アンドリュー・ロイド・ウェバー 、 T・S・エリオット
原   案  : T・S・エリオット 、 アンドリュー・ロイド・ウェバー
脚   本  : トム・フーパー 、 リー・ホール
撮   影  : クリストファー・ロス
作   曲  : アンドリュー・ロイド・ウェバー
美   術  : イブ・スチュワート
編   集  : メラニー・オリヴァー
衣   装  : パコ・デルガド

日本語吹替え版音楽プロデューサー 蔦谷好位置
 役    名  :  吹き替え
マンゴジェリー  : 宮野真守
バストファージョーンズ  : 秋山竜次
(アスパラ)ガス  : 宝田明
ラム・タム・タガー  : 藤原聡
ボンバルリーナ  : RIRI
グリザベラ  : 高橋あず美
グロールタイガー  : 山路和弘
スキンブルシャンクス  : 大貫勇輔
ジェニエニドッツ  : 浦嶋りんこ
マンカストラップ  : 山崎育三郎
ランペルティーザ  : 沢城みゆき
ミストフェリーズ  : 森崎ウィン
マキャヴィティ  : 山寺宏一
ヴィクトリア  : 葵わかな
オールドデュトロノミー  : 大竹しのぶ




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     ****************

 

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 ものすごく期待していた、『キャッツ』映画版。劇団四季が85年、旧国鉄の西梅田コンテナヤード跡地にテント式の“キャッツ・シアター”を建て大阪に初登場した時から、92年、01年、16年の全4回公演を観てきた。四季の『キャッツ』は昨年、日本上演36周年、通算公演回数10000回を突破し、現在もロングラン公演中だ。

近年、『ライオンキング』などディズニー・ミュージカルの映画化も多く、『キャッツ』と同じアンドリュー・ロイド=ウェバーの楽曲による『オペラ座の怪人』や『レ・ミゼラブル』など、映画版ミュージカルを成功させた制作陣が手掛けた。技術革新は日進月歩。ついに『キャッツ』も! が、始まってすぐに「え……」。

人面猫的な造形のリアルさに驚くと同時に違和感を覚えた。舞台版の猫メイクをアップで見ても、猫動作も、猫に近づくための演技に違和感を覚えたことはなかったから。そのショックに慣れるのはかなりかかった。ファンタジーの世界に浸りきれない。この印象については多くの人が書くだろうから、これ以上は触らない。ただ、映画版『キャッツ』は、それを知ってから観るべき、と伝えておく。舞台との違いを盛り込みつつ、映画を紹介しよう。

【STORY】

満月が輝く夜。1930年代のロンドン。ゴミ捨て場に捨てられた白い子猫のヴィクトリアは、“ジェリクルキャッツ”たちと出会う。今宵は、新たな人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜。集まった猫たちが、それぞれの人生を歌い踊ってアピールする一夜だけの舞踏会が始まる…。

【登場する猫たち】

舞台は各70分の2部構成で、20分の休憩を入れ2時間40分の上演時間。映画は110分。なので、登場する猫は絞られるものの、ヴィクトリアを導くマンカストラップ、甘い歌声のモテ猫ラム・タム・タガーなど、おなじみの猫たちが登場する。

最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ長老猫のオールドデュトロノミーは、舞台では男優が演じるが、映画ではイギリスの名女優ジュディ・デンチ。劇場の大スターだった役者猫ガス(舞台名:アスパラガス)がかつて演じた当たり役の荒くれ猫グロールタイガーは、別キャラとして登場。ガスの回想シーンはあるが、ピンクの悪女猫グリドルボーンは出てこない。

また、おたずね者の悪猫マキャヴィティは魔術を使う。気弱なマジシャン猫のミストフェリーズは別な活躍の場が与えられている。空中ブランコを披露するギルバートやシャム猫のタントミール、ダンスの得意な三毛猫のカーバケッティとかは、きっとどこかにいるのだろう。

ただ、私の知る『キャッツ』は劇団四季バージョン。世界ツアーの猫キャラ基準は、違っていることもあるようだ。

【キャストの技術力】

ジュディ・デンチの存在感は猫になっても納得。汽車を愛する鉄道猫スキンブルシャンクスは、私の好きなキャラ。彼が歌い踊る時、舞台のように他の猫たちがゴミ捨て場のゴミを使って汽車を作るシーンはないけれど、多彩なカメラワークで町へと繰り出し、線路の上で見せるタップダンスは極上だ。

もちろん、名曲メモリーを歌う孤独な娼婦猫グリザベラ役のジェニファー・ハドソンの歌も素晴らしい。グリザベラの存在をスポット的に扱わず、ヴィクトリアと絡ませて物語に印象的に組み込んでいる。映画の主人公ヴィクトリアは、ロイヤルバレエのプリンシパル、フランチェスカ・ヘイワード。めっちゃかわいい。素顔で?バレエ見たい。舞台のヴィクトリアは、満月を背にしてソロダンスを披露する。キッラキラでなんて美しい、と思うんだけど、物語ではそんなに活躍しないんだよね。

【追加された楽曲】

 映画では、ヴィクトリア目線で物語が進行する。なので、おなじみの楽曲と共に、ロイド=ウェバーが「ヴィクトリアのための曲を」と、テイラー・スウィフト(妖艶な雌猫ボンバルリーナを演じている)と共に映画版に用意したのが“ビューティフルゴースト”。この曲がいい。ヴィクトリアの自分の心情を歌う曲だが、これは『キャッツ』のテーマ曲とも言えるのでは。劇中でヴィクトリアが歌い、歌詞を書いたスウィフトがエンドソングとして歌う。これは舞台でも聞いてみたいぐらい。

【キャッツワールド】 

『キャッツ』は、T・S・エリオットの詞がベースになっている。舞台では次々と繰り出される猫たちの歌とダンスに引き込まれるが、テーマは深い。それが映画ではヴィクトリアを主人公に、わかりやすく描かれている。

私が舞台の『キャッツ』で一番好きなのは、その世界観だ。劇場に1歩入るとそこはゴミ捨て場。猫サイズの大きさで作られたリアルな舞台美術に圧倒される。映画ではそのサイズ感があまり感じられなかった。もちろん、ロンドンの町の俯瞰シーンなどは、映像でしか見られない。撮影はさぞ大変だっただろう。が、映像ならではのクローズアップの手法が猫世界のサイズ感を薄めたように思う。逆に劇場では、その閉鎖空間が効果をあげている。

さらに言えば、全国を巡演する時に“ご当地ゴミ”まで作られる。関西では、たこ焼き器や阪神タイガースグッズ、関西ウォーカーも捨てられた(飾られた)。これをいくつ探せるかも楽しくて。今、舞台の『キャッツ』は東京・大井町のキャッツ・シアターで上演中(劇団四季 問合せ:0570・008・110)。映画と見比べて観るのもおもしろい。

MOVIE「キャッツ」




「キャッツ」監督、作品批判に
 「想像の壁壊して」 「レミゼ」修正の秘密も初告白

 映画.com - 2020年1月24日 13:00

 ミュージカルの金字塔を映画化した「キャッツ」が、1月24日に公開される。これにあわせ、メガホンをとったトム・フーパー監督が来日。「8歳の頃からファン」という原作ミュージカルと今作の魅力や、テイラー・スウィフト作詞の新曲制作秘話、全米公開直後のVFX修正版差し替え騒動や批判について、映画.comに語った。(取材・文/編集部)

 全世界累計観客動員8100万人を記録したミュージカル「キャッツ」を、「英国王のスピーチ」で第83回アカデミー賞作品賞を獲得したフーパー監督が映画化。巨匠スティーブン・スピルバーグと、「オペラ座の怪人」などで知られる世界的作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが製作総指揮に名を連ねた。英国ロイヤルバレエ団でプリンシパルダンサーを務めるフランチェスカ・ヘイワードがヴィクトリア役で主演するほか、ジェームズ・コーデン、ジェニファー・ハドソン、テイラー・スウィフト、ジュディ・デンチ、ジェイソン・デルーロ、イドリス・エルバ、イアン・マッケラン、レベル・ウィルソンらが共演している。

■「キャッツ」のために新たなVFX技術を開発! 今だからかなった映画化

――なぜ舞台「キャッツ」を映画化しようと思ったのでしょうか?

8歳のときに初めて舞台版の「キャッツ」を観劇したのですが、今でもそのときの鮮烈な記憶がずっと残っています。「キャッツ」が持つ大きな魅力のひとつは、子ども扱いして上から目線で語らないこと。さらに、猫たちの秘密の世界にいざなわれるのが、秘密の大人の世界に招かれているような感覚だったのかもしれません。アンドリューによる楽曲も最高でしたしね。映画版の「レ・ミゼラブル」を作り終わったときに、これでミュージカルをもう作れないのは寂しいと思いました。ほかに何かないかと考えたときに、「キャッツ」が思い浮かびました。これまで映画化されていないのは、猫の表現方法がわからないからではないかと思いましたが、今のVFX技術であれば不可能を可能にできると考えたのです。タイムマシンを使って、8歳の自分に「いつか映画版『キャッツ』を監督するよ」って言ってあげたい。きっと気が狂ったように喜ぶでしょうから。

――今作のために新たに開発されたというVFX技術はどのようなものでしょうか?

今作で使った技術は革新的で、3年前なら「不可能」、2年前なら「可能だけど費用が高すぎる」と言われたでしょう。今作を製作し始めた時期が、ちょうど技術が進歩して予算的にも何とかなる時期だったんです。1番難しいのは、体毛を生やすための顔や体のトラッキングなのですが、今作の技術では、演じた人間の動きや表現を一切失わずに体毛を付けることができるのです。目の周りは少しメイクをしていますが、それ以外はすべてCGです。インド、オーストラリア、カナダを合わせて2500人ほどの視覚効果スタッフがいました。これは、舞台版の衣装やメイクを大切にしながら、映画版でどうより良く見せられるかを考えた結果です。


■VFX修正版差し替え騒動を経ての初告白! 実は「レ・ミゼラブル」も……

――アメリカで12月20日(現地時間)に公開してから2日後にVFX修正版を再リリースし、劇場で本編の差し替えが行われましたね。

そうなんです。日本では初めから最新版でリリースできて良かったです(笑)。実のところ、VFXは際限なく修正が可能です。そして、今作にとって(2019年)3月に撮影を終えてクリスマスに公開というスケジュールはタイトでした。日本のように、(公開が遅いため)最高のバージョンを届けられる市場があるとがわかっていたので、可能な限り修正を続けました(笑)。物語を変えてしまうような修正ではなく、細かなところの出来栄えを良くしただけで、シーンはすべて同じです。非常に難しい作業なので、作品を可能な限り美しく見せるためには時間が必要でした。

――すでに公開した作品の差し替えは大きな決断のように思われますが、どのような経緯で決定したのですか?

「差し替えます」と言っただけなんですよ(笑)。報道されていないだけで、皆さんが思っている以上によくあることなので、今回ニュースになったことがむしろ興味深いです。これは誰にも言ったことがないのですが、実は「レ・ミゼラブル」も公開後に修正して差し替えているんですよ。オープニングショットを直したんです。船がドック(船きょ)に入っていくところを、クレーンカメラで水中から浮かび上がるように撮影しています。最初に公開したバージョンでは十分でないと感じていたので、修正を続けて差し替えました。でも、このことは誰も知りません。スクープだね(笑)! もちろん、日本では最高のバージョンで公開されましたよ。


■巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバー&テイラー・スウィフトによる新曲制作秘話

――舞台版「キャッツ」の原作者であり作曲家でもあるロイド=ウェバーが製作総指揮として参加し、キャストのスウィフトとともに新曲「ビューティフル・ゴースト」を提供しました。

アンドリューの存在は、この映画をとても特別なものにしてくれました。素晴らしかったのは、アンドリューが常に僕の隣にいて、舞台の成功の鍵となった要素を守ろうと気を配りつつ、映画版として変更が必要であることも理解して下さったことです。特に感銘を受けたのは、音楽を録音していたときです。ボーカルとオーケストラを収録して映像と合わせたとき、彼は「もっと映画に合うようにできるな」と言い、ものすごいスピードでオーケストラを録り直して戻って来ました。そのとき私は、自分が現存するもっとも素晴らしいミュージカル音楽家のひとりの隣に座っていることに気付かされました。彼のミュージカルへの嗅覚は驚異的なのです。

アンドリューは初期段階から、「物語の中心キャラクターであるヴィクトリアには声が必要だ。彼女のための楽曲がないといけない」と言っていて、早々に作曲していました。そしてテイラー・スウィフトがマキャヴィティの曲の練習のためにアンドリューの家にやってきたときに、彼は「こんなメロディを作ってみたのだけれど」と披露したんです。テイラーは、一節目を聞いた瞬間に歌詞が“降りてきた”ようでした。そして、それから24時間で、信じられない速さで歌詞を書き上げたんです。

(「ビューティフル・ゴースト」の)歌詞を紐解くと、かつての人気娼婦猫グリザベラが歌う「メモリー」への大変興味深いアンサーソングになっています。グリザベラは、「メモリー」のなかで「昔は幸せだった」と言うのですが、若くして捨て猫となったヴィクトリアは「私には幸せな思い出すらない。少なくとも幸せな思い出があるのなら幸運だ」と歌うのです。テイラーは素晴らしい作詞家で、私が映画でやろうとしていることのさらに特別な部分を、見事に捉えていました。


■ジェリクルキャッツは転生する? 舞台版「キャッツ」への解釈

――舞台版「キャッツ」はたくさんの解釈がされています。なかには、登場する猫たちは皆すでに亡くなっていて(!)、前世への執着を捨て去ったときに転生できるというものもあります。映画化するにあたってのあなたの解釈を教えてください。

それは面白い! 私の解釈なんかよりずっと興味深いし魅力的ですね(笑)。転生というアイデアは仏教的な宗教背景があるからでしょうか? 私は、自分の作品でいつも“許し”を描いています。許されるためには、人間が持っている自らを新たに作り変える権利を行使しなければなりません。「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンもそう。“作り変える”というのは、周りから違った目で見てもらうということです。もしかしたら、この映画はそのことを伝えようとしているのかもしれません。

同時に、コミュニティの大切さも訴えています。人は、のけ者にされている人々と再び一緒になることでコミュニティとして強くなれます。排他主義がいかにコミュニティを弱くするかを描いているのです。ヴィクトリアの才能は、排他主義を理解できないほどの無垢さ。その優しい心と親切な行動で、グリザベラやほかのキャラクターたちを変えていくことになるのです。

興味深いのは、(舞台版「キャッツ」の原作者である)T・S・エリオットは、1930年代に西洋に影響を与えていた東洋の瞑想に非常に興味を持っていたということです。舞台版「キャッツ」の冒頭に、「ジェリクルキャットには3つの名前がなければならない」と歌うパートがありますが、歌詞では「3つ目は瞑想することで自らに降りてくる」というようなことを言っています。アンドリューは舞台版を作ったときにエリオットの精神性を保ったのだと思います。なので、日本のファンの方々の解釈はある意味正しいと言えるのではないでしょうか。

――今作には批判も含め様々な反応がありますが、どのように受け止めていますか?

「キャッツ」を映画として私が作りたいように作らせてもらえたことに、いまだに驚いています。今作は、全世代の方が楽しめるファミリームービーです。子どもはアイデアや想像へのバリアがないので、人間が演じる猫をすぐに“本物の猫”として受け入れられる。重要なのは、そういった純真な心で今作を見ることです。私はそういう気持ちで作りましたし、私と「キャッツ」の旅路は、子どもの頃に衣装を着てメイクアップした人間をすんなりと「猫だ」と思った経験から始まっています。大人になり、想像することに壁を作ってしまうのは悲しいことです。この映画を見て、その壁を壊してほしいですね。

「キャッツ」は1月24日から公開。

(映画.com速報)



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テーマ:洋画 - ジャンル:映画

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