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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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男はつらいよ 50 【お帰り 寅さん】を早速見ました!
2019年12月28日(土)

 きのう公開が始まったばかりの山田洋次監督のライフワーク
男はつらいよ 50 【お帰り 寅さん】を早速見ました!

 トリアス久山ユナイテッドシネマで。 きょう2回目朝11時過ぎの上映。

Okaeri-Torasan_Poster-01.jpg

 今回の【お帰り 寅さん】は『寅さん』シリーズが映画化されてから50周年で
1995年の阪神大震災後の最後の作(1997年公開)から22年目とのことです。

 上映が開始されたばかりなので、何を書いてもネタバレになりますが
少しばかり背景と感想を!

 最初は、法事で関係者全員が勢揃いする場面。
諏訪満男(吉岡秀隆さん)の病死した妻の6回忌法要。
やはり全員集合させるのはドラマでも現実でも法事ですね。
山田洋次監督は、あえてそういう設定で全員集めたのでしょう。


 今回のメイン・ヒロインは、永遠の美少女・後藤久美子さん。
前回出演から二十数年経過しているものと思います。

 欧州生活が長いのですが、役柄上も国連UNHCR職員として
欧州で居住し海外で活躍する役で、冒頭から英語とフランス語で
流暢にすらすらと話されます。
 一方で久しぶりの女優業と云うことで台詞にはちょっと不自然さも(笑)

 最初の出演場面は、UNHCR職員としてシンポジウムの解説者として
登場するのですが、いきなりではなく、映画としては急に別の映画に
変わった?と思うような展開。
 コメディから急にシリアスな難民問題の状況を映像とともに解説する
場面に代わります。 そして観客が何事が起った?と思い始める頃
外国人女性が説明するシンポジウムの場面となり、薄暗い脇の方で
通訳をしながら解説する日本人らしき女性の姿が・・・
 そして、やがてカメラはその女性の方に焦点が合い、及川泉=
後藤久美子さんだと判る仕掛け。

 この難民問題はおそらく山田洋次さんの訴えたいことでもあったらしく
結構長い尺で詳しく紹介されていました。
 国連UNHCRとは、故・緒方貞子さんが事務総長をやって来られた
日本にも縁の深い機関ですが、日本の難民受け入れは先進国最低!

 及川泉は、日本での滞在期間は僅か3日間なのですが、子どもの為に
大きな書店で絵本や童話などを購入し、レジで支払うときに諏訪満男=
吉岡秀隆さんの書籍のサインセールのポスターを見付け早速列に並び。

 その後は、数十年ぶりのデートとなり、父母(前田吟・倍賞千恵子)の
実家を訪ねて夕食を取る状況に。

20191226ds11_p.jpg

 それぞれが妻子有りながら、若き日の残り火が燃える展開・・・

 最後の方で、及川泉が諏訪満男に口付けするシーンにはドッキリ!

20191226-02M.jpg
  この写真は Movie Walker の取材で対談した際の Two Shot!

 及川泉が次の海外の旅先に飛び立ったあと、編集者から依頼されていた
書き下ろしのエッセイをパソコンで書き始める処で、寅さんが出会った
女性たち(歴代のヒロイン)を諏訪満男が想い出す形で次々と数秒ずつ
現れます。 デジタルリマスターでしょうか映像もヒロインも綺麗でした。

 全編を通じて何度も回想シーンがあり(そうでなければ渥美清さんが
登場できないので)倍賞千恵子さんの童顔の可愛い処から女性に成り
中年になりと云う変遷をみることができます。
 同様に後藤久美子さんの若き日の姿も。
 もちろん、それぞれの常連配役のみなさんもですが・・・

 歴代ヒロインには、八千草薫さんのように今年亡くなった方や故人、
引退された方々が居る一方で。 
テレビドラマ【やすらぎの刻~道~】に現在出演中の浅丘ルリ子さんや
加賀まりこさんなど現役バリバリの方々も・・・ 
吉永小百合さんや栗原小巻さんも!

 次々に出て来る歴代ヒロインの名前を殆ど言えた(声は出していませんが)
のには我ながら驚き(笑)、数名は見覚えの無い方でした (-_-;)

 観客は50人ほど。 有名な演目にしては空席が目立ちました。


   映画公式サイト 


     予告編を見る [c] 2019松竹株式会社

   Movie Walker による作品紹介 

 山田洋次監督による国民的人気映画シリーズ「男はつらいよ」の、22年ぶりの新作にして通算50作目。葛飾柴又を舞台に、心温まるストーリーが描かれる。
4Kデジタル修復されて甦る寅さん役の渥美清をはじめ、倍賞千恵子、吉岡秀隆、前田吟らおなじみの面々が再結集。
さらに、後藤久美子が久々の女優業にカムバックを果たす。
オープニング主題歌「男はつらいよ」を歌うのは桑田佳祐。

*************
作品データ
 製作年 : 2019年
 製作国 : 日本
 配 給 : 松竹
 上映時間 : 115分
*************

【映画のストーリー】 結末の記載を含むものもあります。
 小説家になる夢が叶った満男は、亡くなった妻の七回忌の法要で久しぶりに葛飾にある実家を訪れる。
 親戚がかつて営んでいた団子屋「くるまや」はカフェに生まれ変わっていたが、家族や親戚は昔と変わらず、満男は法事のあと、彼らとの会話に花を咲かせるなかで伯父・寅次郎との日々を思い出す。
 そんなある日、書店で新作のサイン会を行う満男の前に、初恋の相手イズミが姿を現す。

【キャスト・スタッフ】
 役 名 : 配 役
車寅次郎 : 渥美清
諏訪さくら : 倍賞千恵子
諏訪博 : 前田吟
諏訪満男 : 吉岡秀隆
イズミ・ブルーナ(及川泉) : 後藤久美子
原礼子 : 夏木マリ
リリー : 浅丘ルリ子
高野節子 : 池脇千鶴
諏訪ユリ : 桜田ひより
朱美 : 美保純
源公 : 佐藤蛾次郎
三平 : 北山雅康
御前様 : 笹野高史
山中 : 出川哲朗
飯田 : 竹山隆範
書店の客 : 濱田マリ
ケアセンターの職員 : 林家たま平
及川一男 : 橋爪功
窪田 : 小林稔侍
噺家 : 立川志らく
ジャズ喫茶店長 : 松野太紀
オープニング・テーマ熱唱 : 桑田佳祐

監  督  : 山田洋次
プロデューサー  : 深澤宏
原  作  : 山田洋次
脚  本  : 山田洋次 、 朝原雄三
撮  影  : 近森眞史
音  楽  : 山本直純 、 山本純ノ介
オープニング主題歌  : 桑田佳祐
主題歌  : 渥美清
美  術  : 倉田智子 、 吉澤祥子
編  集  : 石井巌 、 石島一秀
録  音  : 岸田和美
照  明  : 土山正人
美術監修  : 出川三男


【関連記事】

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後藤久美子と語り合う“寅さんへの思慕”

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『男はつらいよ』50作目完成に“さくら”倍賞千恵子が涙!
吉岡秀隆が「お母さん、大丈夫ですよ」

 Movier Walker - 2019年12月26日 20:14
 

男はつらいよ お帰り 寅さん
 映画.comによる作品紹介
 

山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品。
1969年に第1作が劇場公開されてから50周年を迎え、97年の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりに製作された。
倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆らに加え、シリーズの看板俳優であり、96年に亡くなった渥美清も出演。
さらに、歴代マドンナからは後藤久美子、浅丘ルリ子と「男はつらいよ」でおなじみのキャストが顔をそろえる。

柴又の帝釈天の参道にかつてあった団子屋「くるまや」は、現在はカフェに生まれ変わっていた。その裏手にある住居では車寅次郎の甥である満男の妻の7回忌の法事で集まった人たちが昔話に花を咲かせていた。
サラリーマンから小説家に転進した満男の最新作のサイン会の行列の中に、満男の初恋の人で結婚の約束までしたイズミの姿があった。
イズミに再会した満男は「会わせたい人がいる」とイズミを小さなジャズ喫茶に連れて行く。その店はかつて寅次郎の恋人だったリリーが経営する喫茶店だった。

2019年製作/116分/G/日本
配給:松竹



山田洋次監督、「男はつらいよ」
第50作で渥美清さんの「彼にしかない独特の魅力」再認識

  映画.com - 2019年8月27日 22:40
 

「男はつらいよ50」 山田洋次監督22年ぶり新作
 東京新聞 - 2019年12月26日 朝刊
 

 渥美清の死去により四十九作品で途絶えたはずの名作シリーズが、帰ってくる。第一作からちょうど五十年の節目、「男はつらいよ50 お帰り 寅(とら)さん」が二十七日に公開される。山田洋次監督はシリーズなじみの面々が年を重ねた今を描いた。時代は大きく変化したが、昔のまま変わらない“フーテンの寅”との再会の時を経て、胸に去来した思いとは。 (古谷祥子)

 風来坊の車寅次郎が、旅先で出会ったマドンナに恋をしては振られる。ふらりと帰る故郷の東京・柴又には、妹さくら(倍賞千恵子)やおいの満男(吉岡秀隆)らがいる。

 二十二年ぶりの新作は、現在と過去の映像が交錯する。編集中に「七十五歳の倍賞さんが一気に二十五歳になる。人間がどう成長し老いるか。それぞれの俳優のドキュメンタリーを撮っているような気持ちになった。五十年の年月が映っている」と感慨を味わった。

 八十三時間を超える過去の映像から、どの場面を用いて現代の物語につなげるか。身近なスタッフは、当初苦心していた監督が、ある時から視界が開けた様子を感じ取っていた。「主軸は満男だと決めた時かな。四十九作までは、イズミ(後藤久美子)と結ばれる流れだったけど、夫婦間の問題は面倒くさくて、楽しくない。じゃあ結婚していなかったとすると、ドキドキするラブロマンスになると」

 一九七五年公開の第十五作「寅次郎相合い傘」、シリーズ屈指の名場面に、喜劇芝居の鉄則を思い返した。「おかしいせりふをおかしいようにしゃべるほど、愚かしいことはない」。さくらたちがこっそりメロンを食べているところに、寅さんが帰宅して起きる一悶着(ひともんちゃく)。当時の撮影を「渥美さんは面白がって演じていたけど、なかなかうまくいかなくてね。寅の悲しみをとらえてもらおうと話したら、ピシッと決まった。僕がどれだけうれしかったか」と目を細めた。「あんなに頭のいい人に会ったことはない。渥美さんの中に寅さんがいると感じた」

 「五十年前の日本は元気で、寅のような人間を許してくれた。今は寛容さが欠けている時代じゃないか」と憂う現代に届ける。スクリーンの中で幻想のように輝く寅さんは、悩める満男の背中を押し、人々の心に色あせない名言を刻む。





 

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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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