(公式サイトより紹介文)
会 期 : 2019年3月21日(木)〜5月26日(日)
観覧料 : 一般1,500円(1,300円)、シルバー1,000円(800円)、高大生1,000円(800円)
福岡市美術館のリニューアルオープン記念展「これがわたしたちのコレクション+インカ・ショニバレCBE:Flower Power」は、コレクション展と企画展という美術館の展覧会活動の両輪をひとつの展覧会として打ち出したものです。リニューアルにより生まれ変わった美術館展示室すべてを用いて、当館の今後の活動のあり方を示す展示を行います。
コレクション展示室およびギャラリーA~Fでは、「これがわたしたちのコレクション」を開催。当館が40年以上にわたって収集してきた約16,000点のコレクションの中から、代表的な作品約300点を一堂にご紹介します。開館以来、最大規模のコレクション展示となります。特別展示室では、英国を拠点に国際的に活躍する美術家インカ・ショニバレCBEの国内初個展「インカ・ショニバレCBE:Flower Power」を開催します。
「インカ・ショニバレCBE: Flower Power」

Yinka Shonibare
タイトルに掲げるFlower Powerとは、「花」と「力」。
英国を代表するアーティストであるインカ・ショニバレは、長年にわたって、花をモチーフに用いたさまざまな作品を制作しています。
青年期までナイジェリアで過ごしたショニバレは、鮮やかな色と奇抜な柄が特徴的な綿布を作品に用いることで知られています。この綿布は「アフリカンプリント」と呼ばれることがありますが、実はインドネシアのバティック(ろうけつ染め)をもとにヨーロッパで製造され、アフリカに根付いたものです。
ショニバレは、「…らしさ」という固定観念に疑問を投げかけ、作品を通してその背景に目を向けさせます。
本展は、ショニバレの日本初の個展であり、花をモチーフとした作品を、代表作とともに展示します。
今回、福岡市美術館のリニューアルオープンを記念して、桜をテーマとする新作を発表します。華やかでドラマティックな作品群は、その美しさの先にある、驚きと刺激に満ちた体験を与えてくれるでしょう。