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観劇レビュー&旅行記
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Terra Cafe Kenpou で後藤富和弁護士を講師に【LGBTと制服】を論議
2019年4月23日(火)

今夜のTerra Cafe Kenpou では【LGBTと制服】を論議しました。

プレゼンテーションは、警固中学校で標準服改善に取り組んだ
後藤富和弁護士で、いつもより長く1時間以上の『電気紙芝居』
すなわちパワーポイントでのお話。

20190424150433000.jpg


私は、後藤弁護士の話を聴く前は、今日ののテーマに『違和感』を
感じていました。

と云うのは、『制服(標準服)の自由』と『LGBT』は全く別の
カテゴリーの話しではないだろうか?!との想いから。

重なり合う処があるとすれば、「スカートかズボン(スラックス)か?」
の部分だけではないのだろうか?と考えていました。

50年前に私が通学していた大阪府立住吉高校で『制服廃止』運動が
起こり、後藤弁護士がされたような苦難の道や大きな苦痛も無く
割合とスムーズに制服が廃止され、殆どの生徒がすぐに私服通学に
なった経験から『LGBT』は関係ないだろうと思っていた訳です。

当然、半世紀前には『LGBT』などという「概念」はなく、社会的認知も
されていなかったので、全く気にも留めていませんでした。

 (今の言葉で言うLGBTの人は同じような比率で居たでしょうが)

大阪府立住吉高等学校【歴史】
1969年(昭和45年) 学生運動が高揚
1970年(昭和45年) 約1年間の討議の末、制服の自由化を実施


後藤弁護士が、この問題に取り組まれたのは息子さんが
警固中学に入学されて、突然、打診を受けPTA会長となってから!

それから、丸二年掛けて当時の警固中学校長(女性)と二人三脚で
苦闘し、ようやく今年の新入生から新しい標準服が採用されたのです。

来春から性別問わぬ標準服 福岡市中央区の警固中学校下線文
朝日新聞デジタル:伊藤宏樹 - 2018年4月10日

KegoChu-Koucho_Asahi.jpg
   標準服の見直しについて話す警固中の古賀理絵校長=福岡市中央区


今夜のプレゼンテーションは長くて短い2年間の奮闘を順を追いながら
説明されました。

その内容には、関係者の機微に関わる処もありますので、ここでは
詳しく紹介できませんが、まさに次々と迫りくる困難を一つひとつ解決
してゆく苦闘と苦悩と苦難の繰り返しだったようです。

在学生も興味をもって参加し、生徒の声も大きな励ましになったとのこと。
エンブレム(徽章)などのデザインは生徒から募集し生徒が選定したほど。

しかし、その在校生や卒業生は新しい標準服を着る機会が無かった (-_-;)

標準服は、ネクタイやスカーフ等などの小物も含めると40以上の
ヴァリエーションを選択できるそうで、季節や気分に合わせてコーディネイト
できる上に、メーカーの破格の協力で、これまでの制服より安くなった
そうです。

メーカーはコンペ方式で選定し、4社に呼びかけ、4社が2パターンの
提案を持って来られ8パターン。
メーカーの方がPTAや教師や地域住民より余程『LGBT』問題に精通
していて優れた対応を見せたそうです。
8パターンと云っても1つのパターンの中にスカート・タイプ、ズボン・タイプ、
スカーフなどの小物等があるので相当な数。

各社の2パターンは、一つはオーソドックス(無難)なもの。
もう一方は、デザイナーが工夫を凝らした斬新なものだったようです。

あるメーカーは岡山本社のデザイナーのTOPが来復して市内を散策
しながらフィールドワークでデザインを発想。
グレーに少し青味が入った『警固ブルー』を提案。
他社もオリジナルの色味の提案だったとか。

その中の1社の1パターンを選考委員会で選定し、材質・着心地
細部のデザインなど何度も調整を重ねて今年度発表された
標準服となったとのこと。

後藤富和弁護士の fcebook 投稿から
 2019年4月10日(水)
    (下の写真も)
Kegovhu-Uniform-02_by Goto

新標準服を着た新入生が入学しました。
実際に生徒が着用すると新標準服は都会的でスマートでカッコ良さが増しますね。
新入生、特に女子生徒はきゃあきゃあはしゃいで写真撮りまくっていました。お陰で、今朝、僕は校門付近でずっとシャッター押し係をしていました。
この少子化の中、今年度の警固中入学生は激増し、クラスもひとつ増えて5クラス編成となりました。
標準服変更の取り組みを始めた当初、標準服を変えたら、それを着たくて警固中に来る生徒が増えるかもねなんて校長と冗談を言い合っていましたが、それが現実になり驚いています。
新入生達は自分でチョイスした服を着て堂々としていました。自分で選べるって良いですね。
新入生の生き生きとした姿を見て、この2年間、標準服変更に取り組んできて心から良かったと思いました。
《後藤富和》
(この写真の新標準服はプロトタイプであり実際のものとは細部が異なります)



ここ迄に紹介した範囲では 『LGBT』 とは全く関係ないように思えますが、
ちょっと戻って、後藤弁護士がPTA会長に選任された頃の話をすると・・・

ちょうどそのころ福岡県弁護士会でも『LGBT』が話題になり『LGBT小委員会』
が発足して研究を始めた頃であり、トランスジェンダー(自己認識の性別不一致)
の生徒が不登校になると云う話しが話題になっていたそうで、
その不登校の一つの理由が
「自己認識は男なのにスカートをはかなければならないのがつらい」
と云うことが解ったこと。 (警固中学校の生徒の話しではなさそうでしたが)

そこで、PTA会長になったのを大きな機会と考えて『LGBTと制服』問題に
取り組まれた訳です。

それが、今回のテーマ『LGBTと制服』になった訳です。

ここからが興味深い話なのですが、長くなりそうなので、この辺で・・・ (笑)




*************

来春から性別問わぬ標準服 福岡市中央区の警固中学校下線文
朝日新聞デジタル:伊藤宏樹 - 2018年4月10日

 福岡市中央区の市立警固中学校(387人)は、来春の新入生から標準服(制服)を変更することを決めた。現在は男子は詰め襟、女子はセーラー服だが、生徒に機能面の不満があるため、ブレザーで、性別を問わずズボンかスカートを選べるようにする。性の多様性に対応するねらいもある。

 学校によると、生徒から詰め襟は首が苦しく動きにくい、セーラー服は冬に寒く、夏服のジャンパースカートは蒸れて暑いなどの不満が出ていた。心と体の性の違和感に悩む生徒もいるため、昨秋ごろ、教員やPTA役員らが見直しの議論を始めた。

 今年3月には教員と保護者、生徒会役員でつくる検討委員会を設置。ブレザーを新標準服に決めた。冬服の価格は男女ともに3万円台の見込みで、現在とほぼ変わらない。6月に業者を決め、夏休みにはデザインを固める予定だ。
(以下略;有料記事)



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テーマ:GID-性同一性障害 - ジャンル:心と身体

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