2018年12月30日(日)
今日の午後、自宅で作業をしながらTVを点けたら ロクな番組をやっていなかったので、番組表を見て 余り期待せずに他よりはマシそうなRKBを見た。
題して 【報道の日 2018】 www.tbs.co.jp/houdounohi/
関口宏さんが、メインの司会で、平成の30年間の 歴代政権とアメリカの関係を見て行くと言う企画。
余り期待せずに見ていたら、これは中々本格的に 取り組まれた番組だった。
タテマエは、歴代政権の総理と米国大統領の会談時間を ランキングすると言うバラエティ的な展開だが、 それは、ほんの申し訳程度のもので、どちらかと言うと、 その安倍晋三が第1位になると言う見えみえのランキングは 付け足しに過ぎなかった。
むしろ、自社さ政権や民主党政権時代も含めて、如何に歴代政権が 米国の要求する政策を実現する為に『働いて来た』かを描くものだった。
これでもか!これでもか!!と米国追随ぶりが明らかにされた。
事情通のコメンテイターが知らない事実も数々披瀝された。
まるで、アメリカの属国としての傀儡政権であるかのようであった。
交渉の当事者であった人々も含む多くの関係者にインタビューして 当時の状況を伝えようとしていた!
番組の終盤では福岡空港が今も米軍との共用施設である事を解説。 米軍ファントム戦闘機が九州大学箱崎キャンパスに墜落したことも リアルに伝えた。 この場面では石川捷治・九大名誉教授も短くコメント。 (インタビュー収録は、遥かに長かったとは思われますが)
この福岡空港が米軍基地と同居していることの実態が、 朝鮮戦争や多発した事故、更には朝鮮有事の際の米軍の訓練に 使われたことも含めて、17分(CMも含む)も使用して 報告されました。
以下に、その部分の画面切り取りを幾つか紹介します。 (画像の解像度が悪いのは録画画質の問題)
福岡空港関連のコーナーのタイトル(見出し)画面

中国・朝鮮半島と福岡空港の地政学的関係
 広島より朝鮮半島の方が近い!
福岡空港における米軍の使用領域

福岡空港には、米軍だけではなく自衛隊基地も現存!

ファントムが九州大学箱崎キャンパスに建設中の電算機センターに墜落!

 石川捷治・九大名誉教授 のコメント

 多発する米軍機の事故。20年間に109件、20人が殺され多数の負傷者。

そして今も福岡空港は、米軍優先で使用されている!

以上、福岡空港関連コーナーの雰囲気を紹介しました!
全体として取材スタッフの綿密で精力的な取材を元にした 優れた番組だったように思います!
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『報道の日 2018』TBS (RKB) www.tbs.co.jp/houdounohi/「報道の日2018」8回目となる今年のテーマは「アメリカ1強」が「平成の30年間」で何を生んできたのか?
昭和に別れを告げた平成元年・1989年は、世界が大きく動いた年だった。ベルリンの壁が崩壊し、マルタ会談で米ソの冷戦が終結。“アメリカ1強体制”が生まれたのが、まさに平成元年。その後、湾岸戦争やイラク戦争、頻発するテロ、貿易戦争などで苦しんできた日本経済…。しかし今、盤石だった“アメリカ1強”はトランプ大統領の誕生でほころびが生じ、日本は大きな時代の転換点を迎えている。
番組では、「平成史の背骨」である日米の関わりを検証する。当時のニュース映像はもちろん、キーパーソンによる証言、新たな取材により見えてきた事実も交え、2019年以降の指針、未来への萌芽を探っていく。
【出演者】
司会:関口宏、雨宮塔子
ゲスト:恵俊彰、ホラン千秋
解説:岡本行夫(外交評論家・元内閣官房参与)、中林美恵子(早稲田大学教授)
アシスタント:皆川玲奈(TBSアナウンサー)
【スタッフ】
製作著作:TBS
制作協力:JNN27局
制作プロデューサー/総合演出:谷上栄一
制作プロデューサー:西野哲史
番組プロデューサー:松田崇裕
プロデューサー:竹元博文、辻井靖司(MBS)、山口秀一(TBSビジョン)
チーフディレクター:遠藤奏
スタジオ演出:山内尚文
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テーマ:実話・ドキュメンタリー番組
- ジャンル:テレビ・ラジオ
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