fc2ブログ
観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私の思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


プロフィール

junsky07

Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -



現在日本時間



最近の記事



ブログ内検索



カテゴリー



リンク



FC2カウンター



FC2ブログランキング



ブログ・ランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ



アクセス・ランキング

にほんブログ村 演劇ブログ 演劇(観劇)へ



アクセス・ランキング

音楽ブログ

ランキング



アクセス・ランキング

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ



FC2ブログランキング

御訪問頂きありがとうございます

FC2ブログランキング

よろしければクリック御願いします



天気予報


-天気予報コム- -FC2-



降水予報



最近のコメント



最近のトラックバック



FC2ブックマークに追加する

FC2ブックマークに追加



QRコード

QRコード



RSSフィード



月別アーカイブ



「ネットカフェの妖精」 第20回憲法劇
 毎年、5月3日の「憲法記念日」に行われている福岡の「ひまわり一座」による憲法劇も、今年で20回目を迎えるという。
 「九条の会」よりも、もっと古くから取組んでいる訳だ。

私は数回見たことがあるが、シロウト劇団としては、結構熱演であり嵌まって居る。

 「ひまわり」という一座の名前は、この「憲法劇」を提唱し、最初に始めたのが弁護士の人々であったからで、弁護士が襟につけている徽章が一見「菊の御紋章」のように見える「ひまわりの“御紋章”」だからである。
 最初は単発の劇の積りだっただろうが、あまりの好評さに次の年もということになり、結果20年続いている訳である。 台本作家は弁護士の堀良一氏。演出は地元福岡の演劇界では結構有名な高尾豊氏。

 当初は弁護士が中心となって出演していたが、今ではキャストも35名ばかりとなり、弁護士の比率も下がっているようだ。スタッフも十数名で、総勢50名を擁す福岡屈指の「大劇団」である。常設劇団ではないが・・・

 今年のテーマは、今話題の「ネットカフェ難民」の若者の生活。
ネットカフェで5月3日にパソコンをトリプルクリックすると現れるという妖精に望みをかなえてもらう話。
何か、悪魔に魂を売る「ファウスト」を思わせる。

 ネットカフェ難民であるその二人の男女(史郎と夢子)は、偶然トリプルクリックして妖精を呼び出してしまう。

 風の妖精(シルフィー)は、望みを三つ叶えてあげると言う。

 二人が最初に望んだのは、「正規雇用社員」という現実的な選択。
しかし、正社員になった二人を早速迎えたのは上司の過労死であり、その弔問であった。

9jouGeki01.jpg

正社員として、つい先だってまでのことは忘れて派遣社員を馬鹿にしている二人であったが、あまりもの過密労働の強要に夢子が先に頭痛を訴え「もう嫌だ」というところで暗転。

 二つ目の望みを叶えに来た水の妖精(オンディーヌ)に、二人は「権力側の人間」を希望。

 今度は、防衛大臣の秘書室勤務の政治化の卵。
彼らは、ライバル政治化を防衛商社とのスキャンダルをマスコミにリークして追い落とす役目を負わされる。この辺は、先だって裁判があった守屋元防衛事務次官と山田洋行とのスキャンダルがもちろんストーリー展開に活かされている。
 そういう仕事にも「もう嫌だ!」となって暗転。

 三つ目の望みを叶えに来た火の妖精(サラマンダー)に、二人は「自衛艦」を希望。
理由は「倒産も失業もなく、憲法九条もあるから戦争するはずはないし、災害派遣で人助けができる」
というもの。
 自衛隊では、いきなり3等陸尉という下級幹部になり、新米自衛艦を教育する側に。
しかし、教育もつかの間、戦争が行われている外国に“派遣”されることに・・・
9jouGeki02.jpg

「人助けのつもで入ったのに、平和のためと言って人を殺したり殺されたりするのは耐えられない」
「もう嫌だ!」で暗転。

 どんな職業を選んでも希望に叶わないという相当不条理な終末ではあるが・・・

憲法劇を見た後は、観客有志も参加して、会場から市内をピースウォーク。
PeaceWalk01.jpg

************************************
ランキングの応援をよろしく ⇒ 
************************************
関連記事

テーマ:憲法改正論議 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック