2018年6月30日(土)
今日は朝の9時30分からトリアス久山ユナイテッドシネマで イジメや差別に立ち向かって来た『在日』家族を描いた映画 【焼き肉ドラゴン】 を見ました!

『在日』の人々の、偏見と差別に翻弄されながらも たくましい生き様を描いた素晴らしい映画でした!
舞台は大阪空港近くの大阪、 時代背景は大阪万博前後の 1968年から1972年頃のようです。 大阪空港に発着する機体の多くが当時歌謡曲にもなった 『♪ 夢のジェット機 セブン・ツー・セブン♪ 』ボーイング・B727。

在日韓国人・朝鮮人では無い日本の俳優と女優が『在日』 に扮して取っ組み合いも含めて熱演しています!
主役?は長女・静花役の真木よう子 らしい。

最初の方から井上真央扮する次女・梨花が大阪弁のべらんめえ調で まくし立てる賑やかな喜劇風展開。

三女・美花 は、おとなしめ?!

文化芸術振興基金の助成を受けている旨のクレジットが エンドクレジットの最後の方で出ていました。
つかみ合いの喧嘩もあり、しみじみしたモノローグ有りの 映画でしたが、1時間15分くらい過ぎた処で、家長の 昔語りが始まり、済州島の事件で家族の殆どを殺されたことや 朝鮮戦争に駆り出されて左腕を失いながらも、家族のために 働いて働いて働いて来たことを独白します。 そこには、差別で苦しめられた歴史も。
又、中学生の息子は『在日の子ども』として暴力を伴う 苛烈なイジメを受けています。
家族は1970年の万博後、居住地を追われて、 長女・静花 夫妻は北朝鮮へ(当時の帰国運動に応えて) 次女・梨花 夫妻は韓国へ、三女・美花 夫妻は日本に残ると云う 選択をして所帯としてはバラバラに・・・
観客は二十人ほどでした!
映画.com による作品紹介
「血と骨」など映画の脚本家としても活躍する劇作家・演出家の鄭義信が長編映画初メガホンをとり、自身の人気戯曲「焼肉ドラゴン」を映画化。 高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。 龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。 強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。
店主夫婦を「隻眼の虎」のキム・サンホと「母なる証明」のイ・ジョンウン、3姉妹を真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、長女の幼なじみ・哲男を大泉洋がそれぞれ演じる。
作品データ 製作年 :2018年 製作国 :日本 配給 :KADOKAWA、ファントム・フィルム 上映時間 :126分 映倫区分 :G オフィシャルサイト:http://yakinikudragon.com/
【キャスト】 配役 : 役名 真木よう子 : 静花 井上真央 : 梨花 大泉洋 : 哲男 桜庭ななみ : 美花 大谷亮平 : 長谷川豊 ハン・ドンギュ : 尹大樹 イム・ヒチョル : 呉日白 大江晋平 : 時生 宇野祥平 : 呉信吉 根岸季衣 : 美根子 イ・ジョンウン : 英順 キム・サンホ : 龍吉
【スタッフ】 監督:鄭義信 原作:鄭義信 脚本:鄭義信 プロデューサー:森重晃, 清水啓太郎 企画:清水啓太郎 撮影:山崎裕 照明:尾下栄治 録音:吉田憲義 美術:磯見俊裕 編集:洲崎千恵子 音楽:久米大作
映画『焼肉ドラゴン』公式サイト 大ヒット公開中! 高度経済成長期の片隅で描かれる、小さな家族の、大きな歴史の物語 演劇賞を総なめにした伝説の舞台、待望の映画化! http://yakinikudragon.com/
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