観劇レビュー&旅行記
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九州大学箱崎キャンパスなどに残存する貴重な机や椅子が廃棄処分の危機!
2018年6月14日(木)

毎日新聞ニュースより

‪九州大学:歴史ある机やいすが廃棄のピンチ 寄付募る ‬
‪毎日新聞 ー 2018年6月13日(水)‬
‪https://mainichi.jp/articles/20180613/k00/00e/040/278000c‬


回収した机や棚などを眺める三島美佐子准教授。手前の机は京都帝国大学福岡医科大学時代のものとみられる=福岡市の九州大学で

 移転が進む九州大学箱崎キャンパス(福岡市東区)の歴史ある机や棚などの木製什器(じゅうき)が、大量廃棄の危機に陥っている。九大総合研究博物館が約10年にわたって回収し廃棄から救ってきたが、今年9月の移転完了に向け、さらに大量の回収が見込まれ運び出す費用が足りないためだ。戦前から受け継がれてきた財産を守ろうと、同館はインターネットで資金を募るクラウドファンディングに乗り出した。

 1911(明治44)年創立の箱崎キャンパスは2005年度から段階的に移転が進められ、長年使われてきた机や棚、椅子などが廃棄されていた。移転先の伊都キャンパス(同市西区)に十分なスペースがなかったり、移転を機に更新されたりしたためだが、廃棄を知った九大総合研究博物館の三島美佐子准教授(博物館学)が独自に回収を始め、09年に工学部内の什器を大量に救出。その後、賛同した農学部教授らとともに保全活用プロジェクトを始め、これまでに約400点を回収した。

 中には戦火を免れて受け継がれてきたものも少なくなく、京都帝国大学福岡医科大学時代の1907年ごろに使われていたとみられる机もある。一部の机や椅子はレトロな店構えの熊本市の橙(だいだい)書店や、福岡市科学館に貸し出し再利用につなげてきた。

 だが、今年5月から農学部や文学部などが移転する最終段階に入り、救出すべき什器は約10年間で回収してきた量に匹敵するとみられている。これまではキャンパスの空きスペースに移してきたが、今後は学外の倉庫で保管する予定で、多額の運搬費がかかる。新キャンパスへの什器の移転には公費が出るが、什器の回収・保存は「廃棄物の再収集」となり対象外という。費用をまかなうため、インターネットで資金を集めるクラウドファンディングを5月から始めた。

 移転完了前の7月末までに200万円が必要。寄付は1口3000~50万円まで7段階あり、額によって什器の貸し出しや、博物館の見学ツアーなどの特典がある。

 三島准教授は「建物はリノベーションや重要文化財に指定され大切にされるが、物は一新されてしまう。古いから捨てるのではなく、その歴史や価値を見直してほしい。そうした思いを共有し、大切に使ってくれる人に貸し出すことで保存していきたい」と訴える。

 寄付はプロジェクトページ(「九大什器保全活用プロジェクト」で検索)から。問い合わせは九大総合研究博物館092・642・4252。【宗岡敬介】

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テーマ:福岡 - ジャンル:地域情報

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