2017年12月26日(火)
フジテレビ系連続ドラマ「民衆の敵」ワースト視聴率を樹立!
『政治風刺コメディ』に取り組んでみた意欲は評価するが、 年間900万円の市議の給料がヒロインのインセンティブ であったと云う最初の設定が余りにも荒唐無稽というか 頂けない処があった。
それにも拘らず最初の市議選で繰り上げ当選し、 次は市長選挙にも当選するとか有り得ない設定。
市議会レベルでも裏取引や買収が日常茶飯事である ことも示し、民衆の知らぬところで政策が決まってしまう 様子も割とリアルに描いていた。 古田新太の演技が一層強調して見せていた。
【民衆の敵】公式サイト
ドラマとしては総選挙前に完成していたらしいが、実際の 政治が総選挙に突入したことから、政治風刺ドラマは 放映を憚られて(忖度した?)延期されたと云う。
最終回にも関わらず視聴率が最低を記録した昨日(12/25)の 放映だが、制作者の意図が明瞭に出ていたと思う。
これを言いたいために、この冗長なドラマを制作 したのだろう。
曰く
民衆が無関心なら政治家は平気で公約を破りやりたい放題をする。 公約だけでは政治家のしたいことは解らない。 民衆は常に政治に関心を持ち、誰を選ぶか見定めなければならない。 『民衆の敵』は、「民衆の無関心」である。
この点は『ウーマンラッシュアワー』の漫才と同じ方向性だ!
最終回では「民主主義」とは何か?! を政権を担う側および民衆側からそれぞれの配役を通じて 語らせていた!
特に終盤の高橋一生と篠原涼子の対話は聴き応えがあった!
民主主義の本質を「民衆」にも解り易く語らせていた。
【民衆の敵】最終話あらすじ
今の政治家が敢えて使わない「民衆」と云う用語を使った 制作者の意図も解った気がする! その点ではドラマとして悪くは無かったのだろうが・・・
これを見てから衆議院選挙に行けば、投票先を変えた民衆は 相当出ただろう!視聴者の数が何十万人?かは知らないが、 接戦だった選挙区では逆転していたかも知れない。
なので、安倍政権に忖度して放送延期したのだろうと推察する。
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フジ「民衆の敵」月9史上ワースト4・6%で終了 日刊スポーツ - 2017年12月26日13時14分 フジテレビ系「月9」枠の連続ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(月曜午後9時)の25日最終回の平均視聴率が4・6%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べでわかった。今年1月スタートの月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」第6話5・0%を下回り、月9史上ワースト記録となった。
主演の篠原涼子(44)演じる平凡な主婦が、ママさん議員になるべく市議会議員選挙に立候補し、悪戦苦闘する物語。高視聴率だった「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」からバトンタッチを受けて、月9復活を託された本作だったが、初回の8・0%が最高で、その後は5%台まで下落するなど、低迷した。
最終回は、市長になった智子(篠原涼子)に不正疑惑が降りかかるが、無事に不正を晴らし、ニューポート計画の是非を市民の議会で決めることを決断した智子。最初はなかなか市民が集まらなかったが、議員らの地道な活動で、回を重ねるにつれて議場が満員になるほどの市民が参加。そして3年後、智子は藤堂誠(高橋一生)とともに国会議員になっていた、という結末だった。
************* 【民衆の敵】 イントロダクション へのリンク 現在、日本は「待機児童」「介護」「生活保護」など何かと社会問題に直面する激動の時…。だからこそ、今作では新米ママさん市議会議員を主人公に、声なき市民と向き合いながら市政にはびこる悪や社会で起きている問題を素人目線・女性目線でぶった斬っていく、痛快で爽快な市政エンタテインメントをお届けするのです。
主演は年齢問わず多くの女性の憧れの存在で、意外にも月9初主演となる篠原涼子さん。
オリジナル作品となる本作で、今回篠原さんが演じる佐藤智子(さとう・ともこ)は夫と保育園に通う子ども1人の家族3人とアパートでごく平凡な生活を送ってきました。 智子は両親が次々と失踪し自暴自棄になり高校を中退してしまいました。その後、職を転々としながら、決して両親のようにはなるまいと真面目に生きてきたのです。 そして、バイト先で知り合った夫と結婚。それまでもフリーターの夫は転職を繰り返し、結局、智子がパートで家計を助けていたのです。
しかし、そんな智子も会社のルールに納得がいかず、逆らったため職場をクビになってしまいました。
40代、高校中退、資格なしで職が見つかるのか?・・・。
意気消沈する智子でしたが、ある時ワイドショーで取り上げていた市議会議員の汚職事件が気になり調べてみることに。 そこで目にしたのは市議会議員の高額報酬。 学歴も教養もない智子ですが、さらに調べていくと、あるデータが彼女を完全後押し! なんと、実際に市区町村議員の当選確率は80%超というデータが(2010年NPO法人ドットジェイピー調べ)。全く政治経験のない新人にとって無謀な挑戦ではなかったのです。 猪突猛進する性格の智子は、“高額報酬=家族の幸せ”を求め市議会議員に立候補することを早くも決意します。 ママさん議員になるべく“就職活動“をスタートさせた智子。最初はポスター製作や演説原稿作成などに悪戦苦闘ながらも、夫やママ友の協力のもと市民目線で選挙戦を戦います。
キャッチコピーは 「しあわせになろうね!」 政治になど全く興味を持っていなかった中卒の素人が、番狂わせを起こすことができるのでしょうか? 私利私欲にまみれた海千山千の候補者たちに翻弄されながらも一か八かの大勝負、“無所属の新人、佐藤智子候補“にとって運命の開票が始まります・・・。
【民衆の敵】最終話あらすじ 身に覚えのない不正献金疑惑、ニューポート計画反対などにより佐藤智子市長(篠原涼子)の人気は急落。ついには“民衆の敵”というレッテルまで貼られることに…。平田和美(石田ゆり子)は前の市長、河原田晶子市長(余貴美子)を追いやったのも今回の件も、あおば市に奇妙な風が吹いているからだと智子に告げた。そして、和美はニューポートを作りたがっているのは犬崎和久(古田新太)ではなく、藤堂家ではないかとの疑いを持つ。しかし、智子は藤堂誠(高橋一生)は味方だと信じていた。 和美が誠に呼び出される。誠は犬崎会派、政務活動費の領収書コピーを大量に持ってきていた。不正流用の証拠として犬崎を告発することで、富田恭一(渡辺いっけい)の証言を引き出したいという誠。和美は領収書の裏取りに動き出す。
智子は富田に電話し続けるのだが一向に通じない。その頃、富田は犬崎の事務所にいた。犬崎は智子のリコールに必要な署名の不足分を問う。若宮寛(若旦那)が答えると、犬崎は不足分を金で解決しろと命令した。 次の日、智子のもとに富田がやって来た。智子が証言を依頼すると自分には何の得もないと富田。富田は子供の教育のために金が必要だと訴える。そして富田は、自分を責める前にこんな世の中を責めてくれと言い放ち去った。 智子のリコール署名が規定人数に達し、住民投票の日程が決まった。井上(菅原大吉)とニューポート建設予定地を歩いていた智子は、あるものに目が留まって…
【民衆の敵】 第1話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第2話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第3話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第4話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第5話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第6話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第7話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第8話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第9話のストーリーへのリンク
【民衆の敵】 第10話のストーリーへのリンク
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