2017年10月20日(金)
引き続き、日産自動車の検査不正の件
留まるところを知らない不正の泥沼。 何十年来引き継がれてきた検査不正!
重大事態発覚後も「無資格検査」を継続していた !
日産:国内出荷停止 4工場、無資格検査 不正発覚後も - 毎日新聞 ー 2017年10月20日 https://mainichi.jp/articles/20171020/k00/00m/020/040000c 日産自動車は19日、国内全6工場で無資格の従業員が完成車の検査に関わっていた問題で、国土交通省の指摘で問題が発覚した後も、4工場で無資格検査を続けていたと発表した。これを受け、全6工場で車両の出荷を停止する。既に販売した約4000台は、再点検のため、新たなリコール(回収・無償修理)を国交省に届け出る見通し。
日産は9月18日の問題発覚後、車両の出荷・販売を一時停止。全工場で検査体制を改めたとして、10月3日以降に販売を順次再開していた。しかし、改善が全く徹底されていなかったことが明らかになり、内部管理のずさんさや問題軽視の姿勢が露呈した形だ。
無資格検査を続けていたのは、既に判明していた関連会社の日産車体の湘南工場(神奈川県平塚市)のほか、日産の追浜(おっぱま)工場(神奈川県横須賀市)、栃木工場(栃木県上三川町)、子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)。湘南では今月11日まで、追浜では17日まで、栃木と九州では18日まで、無資格の従業員がハンドルやドアロックなどの検査に関わっていた。
また、追浜、栃木、九州の3工場で、社内で規定された検査ラインとは別の場所で検査していたことも明らかにした。
記者会見した西川(さいかわ)広人社長は「再発防止策を信用して購入した顧客の信頼を裏切ってしまった。深くおわび申し上げる」と陳謝した。自らの経営責任については「再発防止の徹底と、生産を正常に戻すことが責任だ」と述べるにとどめた。
日産は、販売店が持つ在庫約3万台については販売を停止し、再点検する。工場の検査体制を改善し出荷を再開するまで少なくとも2週間かかる見通し。検査員の不足が問題の背景にあるとみて、有資格者の育成を急ぐとともに、検査員が足りない工場では稼働率を落とす。
日産の無資格検査は国交省の抜き打ち調査で発覚。日産は10月6日に約116万台のリコールを届け出た。国交省は日産に対し、10月末までに原因や再発防止策を報告するよう求めている。 【 毎日新聞 : 安藤大介】
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