2017年3月20日(春分の日)
今日は、毎日新聞の興味深い記事を見付けたので御紹介!
映画【チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話】 もう一人の主役・コーチ役の天海祐希さんインタビュー 毎日新聞 - 2017年3月18日 東京朝刊
私は、公開された週に早速見に行きました! 既に、当ブログでも簡単に紹介済みですが・・・
出来過ぎた『サクセス・ストーリー』 (廃部寸前から栄光を得るまで・・・)ですが それが、実話と云うから凄い!
指導者役に天海祐希さんはピッタリ!
映画【チア☆ダン】 公式サイト

【早乙女先生役 天海祐希さん 「努力 夢への近道」】
◆interview 「松岡修造さんみたいな感じで演じて」 河合勇人監督からそう指示されて撮影は始まった。顧問として、チアダンス部の部員を辛辣(しんらつ)な言葉で何度も叱咤(しった)激励する早乙女先生役。確かに、ややオーバーアクションで語尾も強い。クスッと笑ってしまう。ただ、やり過ぎると不快感も出る。微妙なさじ加減で、鬼教師を造形した。「彼女たちのエネルギーを全部受け止める役。そのエネルギーに対立し、負けないようにした」。数多くの部員の前で教え諭す場面がいくつもある。だからこそ、余計に「かすかな表情、目つきや目線の芝居で心情を」とさらりと話す。

【打てば響く若手】 部員役の若手女優陣にとって天海さんはあこがれの存在だが、「撮影の休憩の時間でも、距離をおいた。親しくはしなかった」という。「彼女たちが悩んだり違う方向に行きそうな時にだけ一声言えばいい。あまり手を差し伸べてはいけないと感じた」。女優として、先輩として見守っていたのである。その上で何度も繰り返した。「彼女たちはキラキラ輝いていた。彼女たちのがんばりはすばらしかった。そこを見てほしい」 チアダンス部の部員を演じた若手女優陣を「みんな大人で、プロ意識もしっかりしていた。時にサポートしつつ、発破をかけた」と話した。ある場面でのこと。「『そんな迫り方では、人の気持ちは動かないよ』って言ったら、みんなすぐにスイッチが入って。打てば響くような女性ばかりでした」と振り返った。「アドバイスをどんどん吸収していく年代。これから、いろいろな現場でいっぱい注意されてほしい」とエールを送る。 早乙女先生は、何かを実現するために目標に向かって努力することを部員に教える。「努力し続けることは本当に大変だが、それ以外に望む方向に進む方法はない。夢実現の一番の近道」だと。自らを振り返り「実感として分かる。常に努力はしなければいけない。実現したうんぬんはともかく、努力をすべき場所に今もいさせてもらえている。努力し続けることが私の仕事」と言い切る。だから、社会の一部にある「しんどいことはしない」「努力はしたくない」という風潮は「あまり好きではない」。「努力の仕方を知らない人がいるかもしれないし、努力という言葉が嫌われているかもしれないが、やっぱり一番大事」と言葉に力を込めた。

【シンプルが一番】 その点からも「芯のある映画ですね」と筆者が念を押すと、間髪を入れずに天海さんの言葉が返ってきた。「そうですよ。何言っているの。単なる学園ものじゃないんです」。じっとこちらを見据えて、一瞬、早乙女先生のような表情に。「シンプルなものが一番強い。言葉も、メッセージも。思いをストレートに伝える映画だからすてきなんです」 同じ世代の人だけではない。「おじさんたちもきっと感激してくれる。自分に重ねて『がんばれー』って思ってくれる」。「女性とかおばさんはちょっと違う。ほんのりキラキラして、(広瀬すず演じるひかりと)つかず離れずの真剣佑(孝介役)にキュンキュンするかも。お母さん世代は私が演じる早乙女先生の孤独、がんばる姿が心に迫るのでは」と笑顔を見せた。「どの世代の方が見ても、一緒に泣いて笑って、自分たちもチアダンスをがんばった気持ちになれる。明日もがんばろうってね」
◆campaign 【13団体にレッスン】 映画公開を記念して、全国でチアダンスのレッスンを行う「日本全国チアダンスしよっさ!」キャンペーンを昨年12月から3月まで実施。全国11都道府県13団体に、日本チアダンス協会(JCDA)のインストラクターが出かけて地元の人たちにチアダンスの魅力を伝えた。 インストラクターは、チアダンスの基礎から丹念に教え、最後に大原櫻子の挿入歌「青い季節」に合わせてみんなで踊るというもの。 昨年4月の熊本地震の被災地・南小国町では、黒川温泉旅館協同組合の皆さんにレッスン。東日本大震災や昨夏の台風10号が直撃した岩手県久慈市は、被災地の人々を「少しでも元気づけられれば」との思いから訪問した。 後日、岩手県立久慈高校から「私たちのチアで誰かを応援できたらと思います」などと受講生徒全員からお礼の手紙が届くなど感動が全国に広がった。キャンペーンには、全国112団体から申し込みがあった。【宮脇祐介】
◆story 県立福井中央高校に入学したひかりは、サッカー部の孝介を応援するためにチアダンス部に入部する。しかし、顧問の女性教師・早乙女は「目標は全米大会制覇」と豪語し、スパルタ指導が始まる。周りの部員は早々に退部。ひかりは部長の彩乃らとチアダンスを続ける決意はするが、素人ばかりのチームは初めての県大会で観客の失笑を買うほどの大失敗。メンバーの気持ちもばらばらになる。学校側はチアダンス部の廃部を検討するが、ひかりは彩乃らと校長室に押しかけ「私たちはアメリカで優勝します」と宣言。夢の実現を目指し、地獄のような特訓が始まった。
◆cast&staff 監督 河合勇人 脚本 林民夫 主題歌 主題歌「ひらり」、挿入歌「青い季節」 大原櫻子 チアダンス振付・指導 前田千代(JCDA) 出演 広瀬すず、中条あやみ、山崎紘菜、富田望生、福原遥、真剣佑、柳ゆり菜、健太郎、陽月華、木下隆行、安藤玉恵、きたろう、天海祐希ほか 配給 東宝
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