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観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2018】に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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「明日への遺言」
映画 「明日への遺言」 (あしたへのゆいごん) を観た。

ashitahenoyuigon01M.jpg
   岡田中将(藤田まこと)と米国人弁護士(その右) 追及する検察官役米軍人(左端)

 映画の冒頭を飾るのは、ピカソの 「ゲルニカ」 である。

 そして、ゲルニカで起こった国際法違反の「無差別爆撃」を初め、日本、ドイツ、イギリス、アメリカなどが行った国際法違反行為の映像を次々に紹介する。また、東京大空襲や名古屋大空襲、広島・長崎への原爆投下も紹介して、この映画のテーマを暗示する。
 殆どドキュメンタリー映画のような導入であり、ナレーターの声調もあえてドキュメンタリー風に抑えている。

 制作メンバーに産経新聞が入り、文部科学省や厚生労働省の特選や推薦を受けていて、大阪市教委や福岡市教委推薦となっているから、さてはあの戦争を「聖戦」と肯定する靖国派の映画かと思ったが、「日本人としての尊厳」を強調しているところでは、多少胡散臭さを感じながらも、全体としては、アメリカによる無差別爆撃という国際法違反を問うと伴に、これより先に日本軍が重慶や南京で行った無差別爆撃などの不法行為も描いており、まともに戦争の実態に対峙した映画だったと思う。

 エンド・クレジットによれば、原作は大岡昌平の「ながい旅」(角川)であり、Special Thanks として、「母べえ」の作者である野上照代の名があり、エンディング・ミュージックが森山良子という取り合わせであるから、「反戦」のメッセージ性の強い映画だと言えるかも知れない。

 また、【公式ブログ】では、海老名香葉子さんも発言されているし、右派映画ではないことは確からしい。

          小泉堯史監督(左)と海老名香葉子さん(右)
ashitahenoyuigon03M.jpg

 とはいえ、見るためには一定の“覚悟”を持って臨む必要はあるかも知れない。

 公開中なので、あらすじは最小限にするが、簡単に言えば、
【無差別空襲を行っていた米軍の爆撃機からパラシュートで脱出した米兵を捕捉して、現地司令官が略式“裁判”で処分を部下に命じ、部下が軍刀で斬首したという事件に対して、戦後戦犯裁判で現地司令官であった岡田中将が裁かれる】
というものである。

 その捕らえられた米兵は『戦闘中の兵士』であるのか、『捕虜』であるのかが、一つの焦点である。
 『捕虜』を斬殺したのであれば、ジュネーブ協定違反(捕虜の虐待禁止)であるが、戦闘中の行為であれば、敵を殺すことが『合法』であると言う訳である。

 裁判の過程における岡田中将の、自らが全責任を負う立場で、毅然として『法戦』を闘っていることにより、裁判長や検事役たる米軍人もある種の理解を示すようになり、『助け舟』的誘導さえ行う。

 その一つが、「米軍の軍規では、ある状況の元では報復が許される」ことになっているが、あなた(岡田中将)のおこなった行為は、この米軍規にある「報復にあたるものですか?」という質問である。 「そうです」と応えれば、米軍公認のこと故「死刑」に処す訳には行かないことになるのである。
 しかし、岡田中将は「そうです」とは応えず、「断じて報復ではありません。処分です。」と応える。これにより「有罪をさける可能性が消えた」と裁判を傍聴する妻(藤純子)がナレーションで説明する。

 米軍の原爆も含む無差別爆撃や、日本軍による中国への無差別爆撃、ドイツやイギリスによる無差別爆撃映像は、映画の冒頭にまとめてドキュメンタリー的な構成とナレーションによって紹介される。

 裁判での証言で、斬首が戦闘中の行為であることを証明するため、無差別爆撃(空襲)の模様を複数の証人が証言するのであるが、その証言に合わせて爆撃の映像を流すという通常行われる演出は行わず、証言そのものを正面から映し出すことで、証言での言葉から視聴者に想像させるように構成されている。 ある意味では新鮮な演出であった。

 事実に基づいていると思われるので、おそらくそうであったのだと思うのだが、担当のアメリカ人弁護士は岡田中将の弁護に真摯に取り組み、そのために米軍の国際法違反の無差別爆撃を証言によりリアルに描き出し、「このような国際法違反をしている爆撃機の搭乗員を斬首したのは正当な行為である」という論旨を展開するのである。

 ちょっと中身に入り込みすぎた。 ネタばれになった点は御詫びする。

監督は、「博士の愛した数式」や時代劇「雨あがる」を撮った小泉堯史氏。
主演の岡田中将に扮するのは、藤田まことさん。
証言者として、蒼井優、田中好子など。

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テーマ:映画館で観た映画 - ジャンル:映画

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