観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2016】 に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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「高齢者による自動車事故防止」 NHKの視点は「運転免許返納」だけにフォーカス
2016年11月24日(金)

 この処、高齢者が運転する自動車の暴走による悲惨な事故が続いている。
その多くが、『ブレーキとアクセルの踏み間違い』 と報道されている。

 しかし、『ブレーキとアクセルの踏み間違い』 は、高齢者では無くても起こっている。

 この 『間違い』 の発生を抑えるのが、事故を減らす重要なポイントだと思う。

 NHKニュースやニュース解説「時論公論」でも報道していたが、
死亡事故件数が、この10年間で 6,155 件から 3,585 件に 全体として減っている中で、
その中での高齢者の比率は、 7.4 % から 12.8 % に増えている、とのこと。 (下図)

NHK_20161124-01.jpg

NHK【時論公論】「高齢ドライバー 相次ぐ事故を防ぐには」
 2016年11月24日 (木) 鎌田 靖 解説委員


 しかし、高齢ドライバーは、同じ期間に倍増しているとも言っており、
高齢者の事故件数そのものが倍増している訳では無いので、
寧ろ実質比率としては減っているのではないだろうか?

 上の図表を元に計算してみると75歳以上の高齢者による死亡事故件数は
平成17年(2005年)には、6,165 ×  7.4 % = 478 件
平成27年(2015年)には、3,585 × 12.8 % = 459 件
であり、実数でも減っているのである。

 高齢ドライバーが、この間2倍になっているなら、むしろ事故率は半減している
と言わなければならない。


 NHKの視点は、高齢ドライバーを 『悪者』 扱いするような意図を随分感じた!

     ************

 「高齢者による自動車事故防止」 に関して、NHKが『NHKネットクラブ』
Webサイトでアンケートを実施している。
(回答するには、『NHKネットクラブ』への登録が必要!)

題して・・・
クローズアップ現代+
「高齢ドライバーの事故防止大作戦!(仮)」

アンケート&取材協力者募集
 

このアンケートについて

“高齢ドライバー”による事故が全国で相次いでいます。アクセルとブレーキを踏み間違えた、一時停止を見逃した、逆走してしまった…こうした事故を防ぐための手段のひとつに「運転免許証の自主返納制度」があります。しかし「買い物や病院に行くために車が必要」「公共交通機関がない」など生活する上で欠かせない、あるいは「まだ自分は大丈夫!」という人まで、さまざまな理由から返納をためらう人が少なくありません。
いったいどうすれば「免許の返納」を促すことができるのか?事故を未然に防ぐためにも、皆さんの知恵をぜひお貸しください!

※今回のアンケートでは65歳以上を“高齢ドライバー”としています。
アンケートへのご協力をよろしくお願いいたします。

締め切りは12月6日(火)正午です。

【放送予定日】 
12月6日(火)午後10時00分~10時25分【総合】

※放送予定は変更になる場合があります。
番組HPはこちら

クローズアップ現代+ 
毎週月曜日~木曜日 午後10時00分~10時25分【総合】  



で、回答を始めてみたら・・・

 まず最初に、質問1「あなたは65歳以上ですか?」 とあり、
『いいえ』をクリックするといきなり質問7に飛び、
家族に65歳以上で車を運転する人は居ますか?
となる。

 私は、今の処65歳以上では無いが、『はい』 と答えて
質問2に行った。

 一度アンケートに回答してしまうと、再現できないので
(PDFで途中経過を取っておけば良かったのだが)
正確に再現できる訳では無いが、基本的には
上記のアンケートの趣旨にもあるように
「運転免許証の自主返納」 にフォーカスしたものだった。

 このアンケートには、上記に関する記入欄はあるが、それ以外の
自由解答欄やアイデアや意見の提案欄は無かった。

 極めて『誘導尋問的』な、「片手落ち、一方的」なアンケート項目だった。
アンケートと称して「免許返納」に応じない高齢者を『説得する』ような
内容だったようにも思える。

 私は、「回答訂正」ボタンを押し、「運転免許証の自主返納制度」 に
ついて書く欄に、自説であり実行中の「左脚・右脚 踏み分け」による
『ブレーキとアクセルの踏み間違い』を減らす提案を書いた!


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NHK【時論公論】「高齢ドライバー 相次ぐ事故を防ぐには」
 2016年11月24日 (木) 鎌田 靖 解説委員
 

 10月28日、横浜市港南区で87歳の男性が運転する軽トラックが登校中の小学生の列に突っ込み、1年生の男の子が亡くなり7人が重軽傷を負いました。運転手はどこをどう走ったか覚えていないと供述しています。
11月12日には東京立川市の病院で、夫の見舞いに来ていた83歳の女性が運転する車が歩道を歩いていた男女をはね、2人が死亡。警察は女性がアクセルとブレーキを踏み間違えた疑いがあるとして調べを進めています。
高齢者が運転する車の事故が続いています。
相次ぐ事故の背景には何があるのか。事故を防ぐにはどうすればいいのか、考えたいと思います。

 まず死亡事故件数の推移をみてみると、死亡事故自体はこの10年間で半分近くに減っています。
これに対して75歳以上の運転者による死亡事故は毎年400件を超えていて減っていません。
死亡事故に占める割合をみると10年前が7.4%だったのが去年は12.8%と年々増えていることがわかります。
高齢化が進み75歳以上で免許を持っている人も10年前と比べると2倍になっているので、事故が減らないという側面もあります。しかし、最近相次ぐ高齢者の事故をみるとやはり深刻な事態だと言わざるをえません。
年齢を経るにつれて、モノが見えにくくなったり、とっさの動作がうまくできなかったりすることはよくあります。
さらに自分のいる場所が分からなくなったり、同時に2つのことができなくなったりすると認知症が疑われるケースがでてくるのです。

 高齢ドライバーの事故を防ぐため、警察は特にこの認知症への対策を強化してきました。来年3月には改正された道路交通法が施行されます。それによると、75歳以上の人が運転免許を更新する時には認知機能検査を受けることになっていて、認知症の恐れがある、機能低下の恐れがある。心配ないの3つに分類されます。このうち認知症のおそれがあるとされた人は、3月以降は医師の診断が義務付けられます。そして認知症と診断されれば免許取り消しになるのです。
また免許更新の時期でなくても、信号無視など一定の違反をしたときは、臨時に認知機能検査を受けなければなりません。
つまりこれまでより厳しくなるわけです。
痛ましい事故が続いたことから、高齢者については免許の更新を3年ではなく1年にすべきだとか年齢制限をかけるべきだという厳しい意見も一部にあります。
ただ、厳しく取り締まること以外に事故を防ぐ対策はないのでしょうか。

 いま警察が推し進めているのが、免許証の自主返納の制度です。
平成10年からスタートしました。免許証の代わりに交付される運転経歴証明書は本人確認に使えます。
ところが75歳以上で免許を持っている人は平成26年で447万人あまり。このうち自主返納したひとは去年1年間で12万人で返納率は全国平均で2.8%に過ぎません。
あくまでも自主的な制度で警察が強制する訳にはいかないからです。
そこで、こんな取り組みも行われています。
熊本県の運転免許センターはドライバーの認知症の早期発見に専門知識を生かしてもらおうと去年から全国に先駆けて看護師を配置しました。

 看護師を置いたことで自主返納についての相談も増え、実際に返納件数も増えたということです。いかつい警察官より看護師さんのほうが相談しやすいからだそうです。看護師を免許センターに配置する取り組みは現在10の県に広がっています。
さて都道府県ごとの自主返納率を見てみると、高齢者が運転を止められない背景も浮かんできます。
返納率が高い上位は大阪、東京、静岡。全体的に都市部のほうが返納率は高くなっています。車に頼らなくても他の交通機関を利用できるからではないかと警察はみています。

 高齢者が主にどんな交通手段に頼っているか調べると、三大都市圏では75歳以上の交通手段は自動車がおよそ34%であるのに対して地方都市圏は52%に上っています。
地方では過疎化に伴って利用者が減少し、鉄道やバスの路線廃止が続いているため、高齢者がマイカーに頼らざるを得ない事情があるのです。

 ではどのような対策が求められるのでしょうか。
病院や買い物など日常生活の足として欠かせないマイカーの代わりになる移動手段の整備がいま各地で進んでいます。
コミュニティバスや乗り合いタクシーです。
宮崎市高岡町では地区の自治会長らが中心なって乗合タクシー協議会をつくりました。同じ目的地に向かう人を途中で乗せながらほぼ決まったルートを走るのが乗合タクシーです。ここでは車と運転は地元のタクシー会社に頼み、行政から補助を受けて運営しています。運行ルートは住民のアンケートで決めたそうで、利用者は当初の10倍に増えたということです。
こうした取り組みを積極的に支援する対策が求められます。
この他、たとえばブレーキペダルの踏み間違いを防止する装置などハードウエアの整備、さらには自動運転車の研究開発にも期待したいと思います。
高齢ドライバーの事故を防ぐために何をすべきなのか。
高齢社会に生きる私たちは早急にその解を見つけなければならないのではないでしょうか。
さて番組をご覧の方の中には、高齢の親に運転を止めてもらいたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
私の同僚も父親に何とか運転を止めてもらいたいが言うことを聞いてくれないとこぼしていました。

そこで、この問題に詳しい国立長寿医療研究センターの荒井由美子医師に取材しました。荒井医師は高齢ドライバーに悩む家族のために「認知症高齢者の自動車運転を考える 家族介護者のための支援マニュアル」を作成しました。以下のホームページからダウンロードできます。
http://www.ncgg.go.jp/department/dgp/index-dgp-j.htm

さて荒井医師によると、本人も家族もこんな運転行動には気をつけてほしいそうです。 

・右左折のウインカーを間違って出したり忘れたりする
・カーブをスムーズに曲がれないことがある
・歩行者、障害物、他の車に注意がいかないことがある
・危険な状況にとっさの対応できないことがある
これらは定期的にチェックして欲しいということです。

 そして荒井医師によると、
運転をやめてほしいと思った時は、家族で早めに話し合うこと。
そして同居している親には「送り迎えしてくれてこれまでありがとう」とねぎらいの気持ちを表すことが大切だそうです。
思い出に最後の運転をしてもらうとか食事会を開き感謝の気持ちとして花束を贈ったケースもあるそうです。説得するより納得してもらうことが大事。いまさら恥ずかしいという人もいるかもしれませんが、表し方は家庭によって異なるはずです。いずれにしてもねぎらいを形で表すことが大切だということです。
では離れて暮らす親の場合はどうでしょう。「危ないからやめたら」と電話で言い放つことは止めて欲しいということです。プライドをひどく傷つけることになるからです。

そこで帰省した時などに「車がないと大変だろうが、他の手段を一緒にさがそう」と話したり、また先に紹介した運転免許センターに家族も一緒に行って相談したりするのも有効だそうです。子供の言うことはきかないが第3者の言うことは納得することが多いからです。
運転を止めると自らの老いを認めることになるという方もいらっしゃるかもしれませんが、家族が心配していることも分って欲しいと思います。
それぞれの家庭でどんなことができるか、一度話し合ってみてはいかがでしょうか。

(鎌田 靖 解説委員) 


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テーマ:交通事故 - ジャンル:車・バイク

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