「篤姫が大奥に入る前にドラマが終了してしまうかも…」とNHK関係者は困惑している。 こんなコメントが付いた記事が産経新聞から配信されている。
なぜかと言うと、国会が低迷しているアオリで、NHK予算も承認されず、暫定予算を組む外なくなり、大型番組を制作する予算が出ないからだそうだ。 もちろん上のコメントは、象徴的なものに過ぎないだろうが、国会がNHK番組制作に直結していることを叙実に顕した訳である。
NHKが“某・国営放送局”と揶揄される事態から脱するには、政治からの独立性を確保するしかないのではないだろうか? もちろん政府への率直な批判を展開する自由も含めての話だ。 今回のような、幹部人事を行っている内は、とてもそんな自主独立した姿勢は確保できそうもないが・・・
政治からの独立という立場を明確にして、庶民の視線で報道を続けるならば、視聴料を拒否している人々の相当部分は積極的に払うようになるだろう。 もっとも、政治的立場ではなく、単に『金を払いたくない』 という横着な人々は、そうなっても払わないだろうが・・・
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NHKいよいよ暫定予算? (産経新聞) - goo ニュース 2008年3月5日(水)03:48 国会混乱のあおりを受け、NHK(日本放送協会)の20年度予算案が宙づりとなっている。NHK予算案は「衆院の優越」が認められないため3月末までに衆参で承認されなければ3カ月間の暫定予算を組むしかない。NHKの福地茂雄会長は5日、就任後初めて民主党総務部会に出席し、理解を求めるが、簡単に態度を軟化させそうにない。
例年ならばNHK予算案は衆院本会議を経ず衆院総務委員会で審議入りするが、今年は野党が衆院本会議での趣旨説明を要求。自民、公明両党もこれに応じ、6日の本会議で審議に入る段取りだったが、民主党などは予算案の衆院通過に態度を硬化させ、一切の審議を拒否。審議入りは来週以降にずれ込む公算だ。
仮に審議に入っても3月末まで窮屈な国会日程を縫うように審議するしかない。しかも野党はNHKの役員人事をめぐる内紛などで態度を硬化させており、簡単には承認に応じそうもない。野党が過半数を占めている参院は、歳入関連法案などの与野党対立のあおりを受け、審議はさらに困難になる公算が大きい。
NHKは3月末までに予算案が承認されなければ、暫定予算を組むしかないが、新規事業や大型番組の制作は困難となる。「篤姫が大奥に入る前にドラマが終了してしまうかも…」とNHK関係者は困惑している。
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