観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2016】 に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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明仁天皇が国民へのビデオレターで 『天皇の務め』 からの解放を強く要望 摂政には否定的
2016年8月8日(月)

 明仁天皇が自らの想いを 『国民へのビデオレター』 と云う形で発表する
と云うことなので、仕事中ではあったがパソコンの映像をリアルタイムで拝聴。


Tenno_Video Message_20160808
    (画像は宮内庁公式サイトの 『国民へのビデオレター』 より切り取り)

 一言で言えば、感銘を受けた!

 1945年8月15日に、太平洋戦争敗戦・『大日本帝国崩壊』 の「詔書」 を
裕仁天皇が読み上げた時に、国民にラジオを聴くように行った時と同じように?
(私は生まれていないので、ニュース映像やドラマでの想像に過ぎないが)
強制ではないが、数日前からマスメディアが強調して誘導し、今日は民放も含む
各局がリアルタイムで放映したので多くの国民がニュース映像も含め見ただろう!

象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば
  映像版へのリンク : 宮内庁・公式サイト - 平成28年8月8日


 明仁天皇は、この国民へのビデオレターで 「退位」 と云う法律に関わる言葉は
使用を避けたが、 『天皇の務め(激務)』 からの解放を強く要望。
 また、摂政制度の利用には否定的な態度を示した。

 冒頭、明仁天皇は以下のように語られた。 

 本日は,社会の高齢化が進む中,天皇もまた高齢となった場合,どのような在り方が望ましいか,天皇という立場上,現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら,私が個人として,これまでに考えて来たことを話したいと思います。

 即位以来,私は国事行為を行うと共に,日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を,日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として,これを守り続ける責任に深く思いを致し,更に日々新たになる日本と世界の中にあって,日本の皇室が,いかに伝統を現代に生かし,いきいきとして社会に内在し,人々の期待に応えていくかを考えつつ,今日に至っています。


 日本国憲法に規定された「国民の象徴」としての有り方を探求し続けられてきた
ことを率直に語られた。

 明仁天皇は、心身の衰えを率直に語り、メッセージの最後に
「国民の理解を得られることを,切に願っています。」 と強調!

 退任の意志が強く堅いことを表現された!

 『高齢化』 と 【国民の象徴】としての「国事行為」の任務遂行に支障が
出てきたことが、このメッセージのキーワードだった。

 任務の縮小や摂政に頼ることに否定的だと云う処は、以下のフレーズ・・・ 

 天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます。
 また,天皇が未成年であったり,重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。
 しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。
 



 しかし、私が特に感銘を受けたのは、これに続く
自らの崩御後に関する気遣いだった。
その部分を引用すると・・・ (適宜改行は引用者による) 

 天皇が健康を損ない,深刻な状態に立ち至った場合,これまでにも見られたように,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。
 更にこれまでの皇室のしきたりとして,天皇の終焉に当たっては,重い殯もがりの行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,その後喪儀そうぎに関連する行事が,1年間続きます。
 その様々な行事と,新時代に関わる諸行事が同時に進行することから,行事に関わる人々,とりわけ残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。
 こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが,胸に去来することもあります。
 


 明仁天皇は、自らの崩御に伴う諸行事の簡素化を示唆されたのである。
自らの命の最後も見据え、何と真摯であることか!

 これは、裕仁天皇(昭和天皇)崩御に伴う諸行事に自ら携わった経験から、
その仰々しさと大きな負担を周辺の関係者に掛けることを懸念されたものだろう。

 また、直接は言及されていないが、昭和天皇崩御の際に、天皇の本意では無いのに
「歌舞音曲の禁止」 などと云う時代錯誤の 『お触れ』 が政府側から出され、
ミュージカル・演劇・音楽・演芸などの文化公演が事実上『禁止された』ことにも
憂慮されているのかも知れない。
 そのことを象徴する言葉が、
「社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶ」 ではないかと思う。

 皇室や宮内庁の負担だけでは無く、国民への負担をも懸念されていることには
感動すら呼ぶところである。

     ***************

【関連記事】 ソースが一つなので、内容は似たり寄ったりですが・・・

YAHOO! ニュース まとめページ
 2016年8月8日


天皇陛下が「生前退位」に強いご意向 「象徴の務め困難に」 摂政には否定的
 ビデオメッセージに「お気持ち」込められ

 産経新聞 -  2016年8月8日(月)15時4分配信


「象徴の務め、難しく」=生前退位を強く示唆-天皇陛下、お気持ち表明
 時事通信 -  2016年8月8日


天皇陛下
お気持ち表明 象徴の務め「難しくなる」

 毎日新聞 - 2016年8月8日 15時11分


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象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば
  宮内庁・公式サイト - 平成28年8月8日
 

 (国民への黙礼と 長い間:引用者追記)

 戦後70年という大きな節目を過ぎ,2年後には,平成30年を迎えます。
私も80を越え,体力の面などから様々な制約を覚えることもあり,ここ数年,天皇としての自らの歩みを振り返るとともに,この先の自分の在り方や務めにつき,思いを致すようになりました。
本日は,社会の高齢化が進む中,天皇もまた高齢となった場合,どのような在り方が望ましいか,天皇という立場上,現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら,私が個人として,これまでに考えて来たことを話したいと思います。

即位以来,私は国事行為を行うと共に,日本国憲法下で象徴と位置づけられた天皇の望ましい在り方を,日々模索しつつ過ごして来ました。伝統の継承者として,これを守り続ける責任に深く思いを致し,更に日々新たになる日本と世界の中にあって,日本の皇室が,いかに伝統を現代に生かし,いきいきとして社会に内在し,人々の期待に応えていくかを考えつつ,今日に至っています。

そのような中,何年か前のことになりますが,2度の外科手術を受け,加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から,これから先,従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合,どのように身を処していくことが,国にとり,国民にとり,また,私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき,考えるようになりました。既に80を越え,幸いに健康であるとは申せ,次第に進む身体の衰えを考慮する時,これまでのように,全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが,難しくなるのではないかと案じています。

私が天皇の位についてから,ほぼ28年,この間かん私は,我が国における多くの喜びの時,また悲しみの時を,人々と共に過ごして来ました。私はこれまで天皇の務めとして,何よりもまず国民の安寧と幸せを祈ることを大切に考えて来ましたが,同時に事にあたっては,時として人々の傍らに立ち,その声に耳を傾け,思いに寄り添うことも大切なことと考えて来ました。天皇が象徴であると共に,国民統合の象徴としての役割を果たすためには,天皇が国民に,天皇という象徴の立場への理解を求めると共に,天皇もまた,自らのありように深く心し,国民に対する理解を深め,常に国民と共にある自覚を自らの内に育てる必要を感じて来ました。こうした意味において,日本の各地,とりわけ遠隔の地や島々への旅も,私は天皇の象徴的行為として,大切なものと感じて来ました。皇太子の時代も含め,これまで私が皇后と共に行おこなって来たほぼ全国に及ぶ旅は,国内のどこにおいても,その地域を愛し,その共同体を地道に支える市井しせいの人々のあることを私に認識させ,私がこの認識をもって,天皇として大切な,国民を思い,国民のために祈るという務めを,人々への深い信頼と敬愛をもってなし得たことは,幸せなことでした。

天皇の高齢化に伴う対処の仕方が,国事行為や,その象徴としての行為を限りなく縮小していくことには,無理があろうと思われます。また,天皇が未成年であったり,重病などによりその機能を果たし得なくなった場合には,天皇の行為を代行する摂政を置くことも考えられます。しかし,この場合も,天皇が十分にその立場に求められる務めを果たせぬまま,生涯の終わりに至るまで天皇であり続けることに変わりはありません。
天皇が健康を損ない,深刻な状態に立ち至った場合,これまでにも見られたように,社会が停滞し,国民の暮らしにも様々な影響が及ぶことが懸念されます。更にこれまでの皇室のしきたりとして,天皇の終焉に当たっては,重い殯もがりの行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き,その後喪儀そうぎに関連する行事が,1年間続きます。その様々な行事と,新時代に関わる諸行事が同時に進行することから,行事に関わる人々,とりわけ残される家族は,非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることは出来ないものだろうかとの思いが,胸に去来することもあります。

始めにも述べましたように,憲法の下もと,天皇は国政に関する権能を有しません。そうした中で,このたび我が国の長い天皇の歴史を改めて振り返りつつ,これからも皇室がどのような時にも国民と共にあり,相たずさえてこの国の未来を築いていけるよう,そして象徴天皇の務めが常に途切れることなく,安定的に続いていくことをひとえに念じ,ここに私の気持ちをお話しいたしました。
国民の理解を得られることを,切に願っています。

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テーマ:天皇陛下・皇室 - ジャンル:政治・経済

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