2016年7月4日(月)

この前の土曜日(7/4)ソラリアステージ内のTOHOシネマズ天神で コメディ映画 【帰ってきたヒトラー】 (原題:Er ist wieder da ; 彼が再びそこに居る 和訳は当ブログ管理者) を見ました。
 話題の 『ソックリさん』 として、メディアスクラムに会うヒトラー
タイムワープして2014年のドイツに『おちて』きた ヒトラーが、『ソックリさん』のコメディアン として持て囃され、ヒトラーはこれに順応しつつも最大限利用すると言う戦術をとる。
またヒトラーは、初めて接するインターネットやSNSも直ぐに理解し 最高のプロパガンダとして活用。
笑えるが恐ろしい映画で、現在安倍晋三政権が行っている手法が ヒトラーを見習ったものであることが良く解りました!
お笑い番組の企画会議に 『ソックリさん』 として出席するヒトラー
 (お笑い番組なんだが企画会議では真剣勝負の論議が・・・)
台詞の中で印象的だったのは(1回聞いただけなので正確ではありませんが)
ヒトラー 「私が扇動したのではない。 私が明示した政策を国民が選択したのだ!」 (台詞通り覚えている訳ではありません。 趣旨をトレースしています) まさに安倍政権の言い分と瓜二つ。
 バラエティ番組での政治評論家との論戦でも負けてはおらず 自説を力強く主張! (安倍晋三が誰を真似しているか、良く解ります)
背景も似ているようです。 ヒトラーは、若者に職が無い事。 社会福祉が行き届いていないことなど直接 国民の声を聴くふりをして(実際のヒトラーが実行したかどうかは知りませんが) その要望を実現すると『公約』して、政策に掲げます。 「保育園落ちたの私だ」 の声を利用して、見せ掛けの政策を打ち出した(盗んだ?!) 安倍晋三政権とそっくり。
ヒトラーの見せ掛けの『公約』が実行されなかったことは歴史が証明しています。 このことは、チャプリンの 【独裁者】 でも明確に告発されています!
 この映画の代表イメージ画像 (ヒトラーの愛人では無い)
この映画には、賛否両論があるようで、見る人の見方によっては全く別の方向を 向く可能性があります。 安倍晋三が見ても喜ぶかも知れない・・・
ドイツで賛否両論。ヒトラーが現代に甦り、YouTubeの人気者に『帰ってきたヒトラー』 エキサイトレビュー - 2014年1月30日 11時00分 (これは、映画ができる前の原作に対する記事のようです)
しかし、参院選で与党が憲法改正を発議できる議席を得るかどうかが問われている 今こそ、多くの国民が見て安倍晋三政権の国民騙しを見破るきっかけにして欲しい 良い映画だと、私は思います。
【帰ってきたヒトラー】 公式サイト
Movie Walker による作品紹介 現代にタイムスリップしたヒトラーがモノマネ芸人としてテレビで人気になっていくさまを描き、話題を呼んだ小説を映画化したコメディ。リアリティを追求するため、無名の舞台俳優オリヴァー・マスッチがヒトラー役に選ばれたほか、実在の政治家や有名人、ネオナチと顔をあわせるなど、アドリブシーンを交えて物語が展開する。
***************** 作品データ 原題 : ER IST WIEDER DA 製作年 : 2015年 製作国 : ドイツ 配給 : ギャガ 上映時間 : 116分 *****************
【ストーリー】 ヒトラーの姿をした男(オリヴァー・マスッチ)が突如街に現れる。 リストラされたテレビマンに発掘された男は、復帰の足掛かりにテレビに出演させられる。 男は長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者の度肝を抜く。自信に満ちた演説はかつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と見做され、過激な毒演はユーモラスでありながら真理をついていると評判を呼び、男は一躍人気者に。 しかし、彼はタイムスリップしてきた本物のヒトラーだった。そして天才扇動者である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境だった……。
【キャスト・スタッフ】 役 名 : 配 役 アドルフ・ヒトラー : オリヴァー・マスッチ フランツィスカ・クレマイヤー : フランツィシカ・ウルフ カッチャ・ベリーニ : カッチャ・リーマン ファビアン・ザヴァツキ : ファビアン・ブッシュ クリストフ・ゼンゼンブリンク : クリストフ・マリア・ヘルプスト キオスクのオーナー : ラルス・ルドルフ ミヒャエル・ヴィツィヒマン : マイケル・ケスラー ケルントナー局長 : トーマス・ティーメ
監 督 : デヴィッド・ヴェンド 脚 本 : デヴィッド・ヴェンド 、 ミッツィ・マイヤー 原 作 : ティムール・ベルメシュ 製作総指揮 : オリヴァー・ベルベン 、 マーティン・モスコウィック 製 作 : クリストフ・ムーラー 、 ラース・ディートリヒ 製作補 : セルゲイ・ルービンシュタイン 撮影監督 : ハンノ・レンツ セットデザイナー : ジェニー・ルースラー 音 楽 : イーニス・ロッソフ
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【今日の運動】 今日は、スポーツクラブ 【ESTA】 の運動は無し 香椎整骨院にて整体 30分(500円)
歩数計 : 3,200 歩

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ドイツで賛否両論。ヒトラーが現代に甦り、YouTubeの人気者に『帰ってきたヒトラー』 エキサイトレビュー - 2014年1月30日 11時00分 1945年4月30日に自殺したアドルフ・ヒトラーが、2011年8月30日のベルリンで目覚める。 ティムール・ヴェルメシュのデビュー作(ゴーストライターを務めた作品がそれ以前にあるらしい)『帰ってきたヒトラー』はそういう小説だ。ヴェルメシュは1967年、ドイツ・ニュルンベルク生まれ。長くジャーナリストや雑誌ライターとして活躍してきた人である。
小説は、自分が空き地に横たわっていることに総統閣下が気づくことから始まる。着ているものはいつもの制服(軍服)なのだが、なぜかガソリンのような臭いがぷんぷんとする。ヒトラーの遺体は、彼の自殺後に大量のガソリンを振りかけられて焼却されたとされており、この臭いは彼が生まれ変わりや、他の人間の肉体に精神だけが宿って甦ったのではない、という作者からのサインだ。ヒトラーは、妻のエヴァ(史実では総統とともに自殺)が制服の汚れを落とそうとして大量のベンジンをふりかけたに違いないと考える。 しかしエヴァはいない。マルティン・ボルマンら側近の姿もない。 そして彼は近くのキオスクに立ち寄り、新聞の日付から今が66年後の世界であることを知るのである。 再び気絶するほどの衝撃!
これはほんの序盤の展開だが、本書がおもしろいのはヒトラーが「まあ、しかたがない」とあっけなく現実を受け入れ、すぐに前向きになることだ。助けてくれたキオスクの店主を手伝いつつ、そこに腰を落ち着ける。そして、将来のために準備を始めるのだ。なんのため? もちろん総統として祖国を正しい方向へ導くためだ。 彼の運命は思いがけないところから開ける。キオスクに立ち寄った制作プロダクションの人間に見出され、バラエティ番組に出演することになるのだ。制作側の人間は誰一人本物のヒトラーだとは気づかず(あたりまえだ)、そっくりさん芸人だと思っている。 スタジオに招かれた総統閣下は、テレビカメラの前に歩み出るといつものように「演説」を開始する。その模様はユーザーによってネット上に拡散され、閣下はあっという間に「ユーチューブのヒトラー」と讃えられる人気者になっていくのだ。きっと日本では「総統閣下」タグのつくMADがいっぱい作られたな。
このあとの展開は実際に読んでもらいたい。非常に読みやすい本である。ドイツの国内情勢や国際政治についての基本的な事実が注記なしに書かれているが、少なくとも高校生程度の知識があれば問題なく読めるはずだ。… (中略 ; 超長いので、Web リンクからお読みください!)
自らのヴィジョンを非の打ちどころがないほど明確に打ち出したからこそ、彼を、人々は総統に選んだ。ドイツ人が彼を総統に選び、そして、ユダヤ人も彼を総統に選んだ。[……]真実は、次の二つのうちのひとつだ。ひとつは、国民全体がブタだったということ。もうひとつは、国民はブタなどではなく、すべては民族の意思だったといことだ」
総統は「民主的」に選ばれた。その事実の重さを我がこととして受け止めよ、と本書は語る。「民主的」ってなに? と読者はページを繰りながら呟くことになるだろう。 (杉江松恋)
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