観劇レビュー&旅行記
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新国立競技場 原案を批判していた伊東豊雄・隈研吾案の2案のみの応募
2015年12月15日(火)

 日本の技術の粋を集めたら、これだけのものが、
 短工期で、1500億円以下で造ることができるんだ!

 【総工費はA案が1490億円、B案は1497億円】
  2019年11月末完成の提案

 予定価格を無視して2520億円とか、3500億円とか言っていた「ザハ案」っていったい???

 今回の設計コンペは、建設会社と共同提案とすること、それにより
予算と工期をザハ案のような混迷には至らせず確実に実行できること
と云う枠組みが掛けられたため、アイデアは合っても応募できなかった
設計事務所や建築家も多かったようで、応募条件をクリアして提案したのは、
この2グループだけだった。

 そして、申し合わせたように、提案のコンセプトは

   「杜(もり)のスタジアム」

 A案のテーマは「木と緑のスタジアム」で、隈研吾氏の作品とみられる。 

 提案書には、世界最古の木造建築といわれる法隆寺五重塔の写真が添付され、日本らしい外観として「垂木構造」を採用している。 文化体験ゾーンなどには畳や障子を用いた。 (日刊スポーツ 記事より)



 B案のテーマは「21世紀の新しい伝統」で、伊東豊雄氏の作品とみられる。 

 青森の三内丸山遺跡など縄文時代の遺跡や神社の祭事空間には、巨木の列柱がよく見られるとの理由から、高さ19メートルで72本の純木製の柱で天蓋を支えるデザインとし、五輪の祝祭感を表した。 (日刊スポーツ 記事より)



 伊東豊雄氏は、ザハ案が社会的問題に拡大するより前に、もっとコストの
掛からない合理的な方法があると提言し続けてきた方だ。

 今回の提案は、二つの作品とも1550億円と云う、設計概要をクリアしている。

 尤も、日本の公共事業では、当初の契約価格から仕様変更・追加工事等と称して、
 どんどん実施工事費を吊りあげて行く傾向にあるので、今後も注視は必要だ!

       日刊スポーツの大きな記事から

新国立に和風2案 A案法隆寺vsB案縄文遺跡
 日刊スポーツ - 2015年12月15日9時3分 紙面から




新国立デザイン2候補は東大頭脳の隈氏と伊東氏
 日刊スポーツ - 2015年12月15日9時32分 紙面から




      ****************

       こちらは、毎日新聞の記事から

新国立競技場
2案公表 いずれも総工費1500億円以下

 毎日新聞 - 2015年12月14日 23時17分

Mainichi-20151214-01.jpg


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新国立に和風2案 A案法隆寺vsB案縄文遺跡
 日刊スポーツ・三須一紀 - 2015年12月15日9時3分 紙面から
 

  2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の新たな建設計画で、日本スポーツ振興センター(JSC)は14日、総工費や工期、外観イメージなどを記載した応募業者の「技術提案書」を公表した。応募者は2者で、ともに木材を使用した和風建築に重きを置いたデザイン。A案は「法隆寺」、B案は「縄文文化」からヒントを得たと提案書で説明した。国際オリンピック委員会(IOC)が20年1月までの完成を求めていた工期は、両者とも19年11月末までの完成を提案した。

 白紙撤回から約5カ月、五輪スタジアム候補の姿が明らかになった。前計画の女性建築家ザハ・ハディド案は近未来的な「宇宙船」のようだったが一転、新計画2案は「和風建築」を意識したデザインとなった。

 新国立の関係閣僚会議が8月に策定した「基本方針」を基にJSCが業者に示した「求める技術提案書」に「日本らしさに配慮した計画」という項目があり、日本の伝統的文化や気候・風土、伝統を踏まえた木材の利用が提示されていたため、2案が和風に傾いた。

 A案のテーマは「木と緑のスタジアム」。提案書には、世界最古の木造建築といわれる法隆寺五重塔の写真が添付され、日本らしい外観として「垂木構造」を採用している。文化体験ゾーンなどには畳や障子を用いた。サッカー選手らが使うチーム更衣室にも木材をふんだんに使用している。

 B案のテーマは「21世紀の新しい伝統」。青森の三内丸山遺跡など縄文時代の遺跡や神社の祭事空間には、巨木の列柱がよく見られるとの理由から、高さ19メートルで72本の純木製の柱で天蓋を支えるデザインとし、五輪の祝祭感を表した。両案ともに天蓋には太陽光パネルも設置する。

 総工費、工期ともに両案は似た数値となった。周辺整備費22億円を除いた上限1528億円に対し、A案は約1489億円、B案は1496億円とし、両者とも1500億円を下回った。完成期限は20年4月となっている中、IOCが20年1月の完成を求めていた懸案の工期も両者ともに19年11月末とそろった。くしくも両者のコンセプトには「杜のスタジアム」とコピーが一致した。

 今後、技術提案等審査委員会(村上周三委員長・建築環境専門の東大名誉教授)が審査をするため、官製談合などを防ぐためにもJSCは業者名は非公表としたが、2陣営の建築家は隈研吾氏(61)と伊東豊雄氏(74)とされている。手を組んだゼネコンは大成建設などの企業共同体(JV)と、竹中工務店と清水建設、大林組の3社が組んだJVとみられている。大成建設と竹中工務店はザハ案時も担当した。

 業者決定前の応募内容公表は極めて異例で、JSCの池田貴城理事は「前計画の反省を踏まえてプロセス透明化を図るため公開した」と説明した。前計画は不透明な選考過程で総工費は2520億円と膨張し、白紙撤回となっていた。

 今後は19日に業者のプレゼンを聞いた後、審査委員会が採点。JSC大東和美理事長がA、B案どちらかに決定した後、関係閣僚会議で正式決定し、年内に発表される。【三須一紀】



新国立デザイン2候補は東大頭脳の隈氏と伊東氏
 日刊スポーツ・斎藤暢也 - 2015年12月15日9時32分 紙面から
 

  2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の新たな建設計画で、日本スポーツ振興センター(JSC)は14日、総工費や工期、外観イメージなどを記載した応募業者の「技術提案書」を公表した。応募者は2者で、ともに木材を使用した和風建築に重きを置いたデザイン。A案は「法隆寺」、B案は「縄文文化」からヒントを得たと提案書で説明した。

 建設計画に応募した2陣営の提案がこの日、明らかになった。2つの候補は、どちらも日本を代表する建築家がデザインした。

 提案書を提出したとみられる1人、隈研吾氏(61)は木を使った「和」のイメージを前面に出すのが特徴。建築エコノミスト森山高至氏によると、「新しい和の表現に挑戦し続け、世の中が求めるものに敏感に反応する」建築家だという。

 小学校時代、1964年東京五輪の建築物を目の当たりにして建築家を志したという。東大工学部建築科、同大学院から日本設計、戸田建設などを経て、90年に独立した。

 主な作品は、栃木・那須町「石の美術館」(2000年)、東京・築地「ADK松竹スクエア」(02年)、同南青山「根津美術館」(09年)、同銀座「歌舞伎座タワー」(13年)など。

 もう1人の提出者とみられる伊東豊雄氏(74)も東大建築科卒。13年に建築界のノーベル賞とされるプリツカー賞を受賞した。柱、梁(はり)、壁などを工夫して空間に自由度を持たせるのが特徴で、「曲線や曲面を多用する。伊東さんも同じことを繰り返さない」(森山氏)という。

 主な作品は、秋田県「大館樹海ドーム」(97年)、仙台市「せんだいメディアテーク」(00年)、長野県「まつもと市民芸術館」(04年)、東京都「多摩美大図書館」(07年)など。

 森山氏は、2案はテーマとなっている木の使い方が対照的だと指摘する。「A案は表面に装飾的に使っているのに比べて、B案では木を構造材として使おうとしている。特別な加工技術を駆使して耐久性を高めるのだろうが、チャレンジングな案だと思う」と述べた。【斎藤暢也】



新国立競技場
2案公表 いずれも総工費1500億円以下

 毎日新聞・藤野智成、山本浩資 - 2015年12月14日 23時17分
 

  2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の整備計画見直しで、事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)は14日、設計・施工の一括公募に応じた事業者2グループから提出された技術提案書を公開した。いずれも総工費は1500億円以下に収まり、19年11月末完成の提案となった。

  談合防止の観点から通常は選定後まで提案内容は非公表だが、JSCは旧計画を通じて指摘された閉鎖体質を改善するため、事業者名を伏せた上での異例の公開に踏み切った。関係者によると、大成建設を中心に梓設計、建築家の隈研吾氏で構成するグループがA案、竹中工務店、清水建設、大林組の3社の共同企業体と日本設計、建築家の伊東豊雄氏のグループがB案を示したとみられる。

 イラク出身の女性建築家、ザハ・ハディド氏がデザインした旧整備計画は2520億円に上った総工費に批判が集まったことから、今回の公募では総工費の上限を1550億円に設定。完成は国際オリンピック委員会の要請を踏まえ、20年1月末を目標とし、基本図面や事業費、工期など11項目の技術提案を求めた。

 総工費はA案が1490億円、B案は1497億円で、別に発注する予定の周辺整備の一部の費用22億円分を含めても1550億円の枠内に収まる。内訳を見ると、旧計画では、開閉式屋根を弓状のキールアーチで支える屋根工区だけで950億円と見積もられたが、今回の屋根は客席上部を覆うだけにしたため、A案は186億円、B案は180億円と圧縮された。

 高さ70メートルの巨大さに批判もあった旧計画から一転、そろって「杜(もり)のスタジアム」と銘打った提案。共に明治神宮外苑との調和を意識したシンプルな構造となり、高さはA案が49.2メートル、B案は54.3メートルとし、威圧感を軽減した。

 A案はすり鉢状の3層構造のスタンドで、観客の見やすさを重視。屋根は鉄骨に木材を組み合わせて、ぬくもりを演出する。B案は2層スタンドで、波状の屋根で観客の興奮を表現。純国産のカラマツ材を使用した長さ19メートルの72本の列柱でスタンドを囲み、「日本らしさ」に力点を置いた。

 JSCはホームページで国民からの意見を受け付ける他、15〜17日にはアスリートらとの意見交換を実施。19日に、有識者による審査委員会(7人。委員長=村上周三・東大名誉教授)で2グループからヒアリングをした上で審査。この結果を踏まえて、JSCの大東和美理事長が業者を選び、今月末に「新国立競技場整備計画再検討のための関係閣僚会議」(議長=遠藤利明五輪担当相)の了承を得た上で正式決定する。

 新国立競技場を巡っては、7月に安倍晋三首相が旧計画の白紙撤回を決定。主会場として予定していた19年9〜11月のラグビー・ワールドカップ日本大会には間に合わない。【藤野智成、山本浩資】

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