2015年6月4日(木)
那覇空港であわや衝突 空自ヘリ横切り離陸中止 西日本新聞 - 2015年06月04日 00時27分
 航空自衛隊のヘリコプター CH47
昨日、那覇空港で起きた自衛隊ヘリとANA機とJTAが同じ滑走路場で 異常接近したインシデントについて、沖縄の新聞は如何報道したか?
空自ヘリ・ANA機・JTA機、あわやのトラブル 那覇空港 沖縄タイムス - 2015年6月4日(木) 06:04
空自ヘリ民間機遮る 離陸中止後に別機着陸 那覇空港 沖縄タイムス - 2015年6月4日(木) 06:04
【深掘り】相次ぐ滑走路上のトラブル管制ミス 沖縄タイムス - 2015年6月4日(木) 08:13
空自ヘリ、離陸ANA機前を横切る 那覇空港、管制許可なく 琉球新報 - 2015年6月4日(木) 8:00
空自ヘリ「待機」に反し離陸 管制指示違反か、那覇空港 琉球新報 - 2015年6月4日(木) 16:03
こちらは、読売新聞の記事
「考えられないミス」…空港管制官との交信焦点 読売新聞 - 2015年06月04日 07時38分
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空自ヘリ・ANA機・JTA機、あわやのトラブル 那覇空港 沖縄タイムス - 2015年6月4日(木) 06:04 3日午後1時25分ごろ、那覇空港を離陸しようと滑走していた新千歳空港行きの全日空1694便(乗員乗客83人)の前を、航空自衛隊那覇基地所属のCH47輸送ヘリが横切って飛行し、全日空機が急停止して離陸を中止するトラブルがあった。直後には、最終の着陸体勢に入っていた新石垣空港発の日本トランスオーシャン航空(JTA)610便(同44人)が着陸する二重のトラブル。管制官のやり直し指示に反した可能性もあり、滑走路にとどまる全日空機に衝突する危険性があった。けが人はいないという。防衛省によると、全日空機への離陸許可を空自ヘリが誤認した。
運輸安全委員会が事故につながる恐れのある重大インシデントとして派遣した調査官3人は同日深夜、那覇空港に到着。防衛省も航空自衛隊の調査チームを那覇基地へ向かわせた。
JTAは、運輸安全委の調査を待たなければならないとした上で、乗務員は「全日空機が滑走路上にいることは認識していた。管制官から着陸許可を得ており、全日空機が離陸滑走を始めたことを確認したことから、支障はないと判断して着陸した。管制官からの着陸のやり直しの指示は、着陸後に受信した」と話しているとした。
防衛省などによると、空自ヘリには乗員ら7人が搭乗し、2人の隊員と物資を久米島へ輸送する任務に当たっていた。管制官が滑走路に待機中だった全日空機へ離陸許可を出したところ、空自ヘリの操縦士が自機に対する許可と勘違いし、離陸した。那覇空港は民間機と自衛隊機の共用で、滑走路の長さは3千メートル。
トラブルを受け、全日空は1694便を欠航し、乗客らは羽田を経由する別の便で新千歳に向かった。JTAは那覇発石垣行き613便と石垣発那覇行き618便を欠航した。
空自ヘリ、離陸ANA機前を横切る 那覇空港、管制許可なく 琉球新報 - 2015年6月4日(木) 8:00 3日午後1時24分ごろ、那覇空港で離陸するために滑走していた全日空新千歳行き1694便ボーイング737(乗客乗員83人)の前を、航空自衛隊那覇ヘリコプター輸送隊に所属するCH47Jが管制官の指示を受けずに横切って飛行した。全日空機は急きょ離陸を中止した。管制官は、着陸のために全日空機と同じ滑走路に進入中だった新石垣発の日本トランスオーシャン航空(JTA)610便ボーイング737(同44人)に着陸やり直しを指示した。JTA機はそのまま着陸し、滑走路上にいた全日空機と衝突する危険性もあった。一連のトラブルによる負傷者や機体の損壊はない。 国土交通省航空局はJTA機の着陸について、航空法施行規則で定められた「他機が使用中の滑走路への着陸」に該当すると判断した。事故につながる恐れのある重大インシデントとして、運輸安全委員会は航空事故調査官3人を沖縄に派遣した。一方、航空局の別の担当者は取材に「空自ヘリが指示のないまま動きだしたことが発端だと思う」と語った。 JTAによると、機長は聞き取り調査に対して「管制官の着陸やり直し指示は、機体が地面に着いて逆噴射をした直後だった」と答えており、着陸やり直しが不可能なタイミングで指示が出たとの認識を示した。機長によるとJTA機が停止した時に、全日空機との距離は4~500メートルしか離れていなかった。空港の固定カメラの映像では、全日空機と滑走路上の同じ地点へJTA機が来るまでに約25秒差しかなかった。 航空局によると、全日空機は那覇空港の滑走路を北から南向けに滑走していた。空自ヘリが滑走路南端付近を東側から西側へ横切って飛行したため、全日空機は逆噴射して滑走路の中間付近で停止した。 空自那覇基地によると、空自ヘリは輸送任務のために那覇から久米島に向け離陸した。同基地によると、操縦士は「滑走路で離陸待機していた全日空機への離陸許可を、ヘリへの離陸許可と認識して離陸した」と話しているという。 那覇基地の鈴木康彦基地司令は「重大な事故に直結する可能性があるものと受け止めている。再発防止に万全を期す」とのコメントを発表した。 航空事故調査官は3日夜に那覇空港に到着。今後、詳細な状況やJTA機が管制官の指示に従わなかった理由などを調査する。 全日空便は欠航となり、乗客は別の便で新千歳に向かった。
「考えられないミス」…空港管制官との交信焦点 読売新聞 - 2015年06月04日 07時38分 「考えられないミス」。那覇空港で3日午後、無許可で離陸した航空自衛隊のヘリが滑走路上空を横切り、全日空機の離陸を妨害したトラブル。
航空関係者からは、ヘリと管制官の間でどのようなやり取りがあったのかが焦点との見方が出ている。
元運輸安全委員会事故調査官で第一工業大准教授の楠原利行さんは、「一歩間違えば重大事故につながる事案」とした上で、「自分が離陸許可を待っているときに他機に許可が出ると、自分への許可と思いこんでしまうことは時々ある。ただ、操縦士は勘違いしたとしても許可内容を復唱して確認するのが普通で、とうてい考えられないミス」と指摘。元日航機長で航空評論家の小林宏之さんは「民間では離陸許可を2人のパイロットが互いに声を出して確認しているが、自衛隊ではどのような方法をとっていたのか。ヘリ側と管制官とのやりとりも検証が必要だ」と話した。

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