観劇レビュー&旅行記
【観劇レビュー&旅行記】を中心にFC2上で、私も思いを気の向くままに書いてゆきます。 政治・時事評論は 【JUNSKY blog 2016】 に引続き運用します。リンクの一番上に記載しています。


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Author:junsky07 私の旅行記や、オペラ・バレエ・ミュージカル・演劇等の観劇の感想などを気の向くままに書いてゆきます。



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【美女と野獣】 バックステージツアー に参加 マニアックで楽しめた!
2015年5月21日(木)

 本日開催された 「四季の会」 会員向けイベント
 【美女と野獣】 バックステージツアー
 に参加しました。

 写真禁止なので、ツアー中の画像はありませんが、
結構専門的な説明もあって、楽しめたし勉強にもなりました。




 参加者は6つのグループに分かれ、場内に設けられた6ヶ所の見学ポイントを
順次入れ替わりながら周ります。 一つのポイントでの制限時間は6分。

 この短い時間制限の中で、技術スタッフは自らの仕事のポイントを説明し、
質疑も受けなければなりません。

① 私たちのグループが最初誘導されたのは
  下手袖の舞台機構制御部 でした。


 まずは、キュー(QUE)ランプの説明
 下手・上手の上部に(おそらくLEDの)ランプがそれそれ2ヶ所あり
 それを目視してキッカケを合わせるそうです。
 ランプが点燈すると装置が動きますよと云う合図になり、消えると同時に
装置が動き出す(操作スイッチを入れる)ような決め事になっているとのこと。
 なお、そのランプだけではなく『インカム』(マイクとイヤホンのついたもの)
を舞台技術者全てが装着していて、音声でも通知できるようになっていて、
大抵の場合は音声(声掛け) と QUEランプ を併用しているとのこと。
 そして、音声(声掛け) と QUEランプ を使ってライトブリッジの昇降を
実演して頂きました。 そのライトブリッジにも赤いLEDが付いています。
このLEDは、QUEランプではなく、暗転時に舞台袖を出入りする際の目印を
して、俳優が激突したりする危険を防止するものとのこと。

 舞台機構のメイン操作卓は下手袖の上部ギャラリーにあり、操作者が
顔を出してイベント参加者に挨拶していました。

 舞台袖は、予想外に狭く、良くあれだけの豪華絢爛な変化に富む装置が
これだけのスペースに収納されているものだ! と驚き。 まさに職人技!

 舞台装置の横移動は電動のものと人力のものがあるとのこと。
 電動のものは、舞台に数々切ってあるスリット(スキマ)の下を移動する
『コマ』に舞台大道具側からクサビを打って固定することで、『コマ』と
一緒に移動する仕掛け。 タイミングベルトで移動させているようでした。
 その駆動マシンは、会館の床から15cm上乗せした仮設床の下に有り、
モーターから減速機からチェーンからタイミングプーリーに至るまで
15cm(アクリルパネルも厚さも引くと13cm位?)の高さに納まっている。
 

② 次に客席中央付近で舞台照明の説明

 照明のスタッフは6人。 ピンスポットに3人。 調光操作卓に一人
効果卓に一人、ムービングライトに一人だったか? (うる覚え)
 調光操作、効果照明、ピンスポット、ムービングライトを順次実演して
見せてくれました。 6分間の持ち時間しかないのに、これらを効果的に
テキパキと演じて頂きました。


③ 客席後方の音響ブースで

 音響は、実際にホールで鳴っている音を聞きながらコントロールするため
場内の客席を十数脚分潰して『オープン・ブース』を設けています。
 音響のスタッフは4人(?;うる覚え)。
 メイン卓に一人、ワイヤレスマイク担当が一人(二十数本とか)、
効果音担当が一人。 舞台袖でのチェック者が一人。
 音楽の出し方は、リズムとメロディが別データとなっていて、繰り返すリズムの
回数を変えることで、役者のキッカケを調整できるようになっているそうで、
万が一入りそこなったらリズムをもう1回増やすことでメロディの入りを
待つことができるようになっているとのこと。 
 リズムデータとメロディデータは、それぞれ2台のサーバー(合計4台)で
相互バックアップを行っていて、もし一方が不調になったら直ちに切り替える
ようになっているとのこと。

 なお、メロディの速度は変化を付けられず、役者がメロディに合わせる
ほかは無いそうです。

 ワイヤレスマイクは、目立たない紐状のものを頭部に医療用テープで
止めているとのこと。 衣装替えが多く、衣装に付けると着脱が面倒なうえに
衣擦れの音を拾ったりするので、頭部に装着するそうです。
しかし、この場合でも鬘の髪の毛が被って擦れ音などを拾う場合があり、
ワイヤレスマイク担当者が音量(ミュート)などで調整しているそう。


④ 客席中央上手側後方で、出演者との交流

 出演者が参加者から事前に寄せられた質問に答えることで交流するコーナー
この日は、ビースト役・ガストン役・ルフウ役・シリーガール役 4人の
豪華メンバー 揃い踏み。
 3つほどの質問に答える時間しかありませんでしたが、美容法を尋ねられた
シリーガールの出口恵理さんが、「シャワーじゃなく、風呂のお湯につかること。」
「ストレッチポールやテニスボールを使ったストレッチを行うこと」
 など、じっくり考えながら回答されました。
 なお、シリーガールとはガストンに夢中なお馬鹿な女(Silly girl) の意味で
もしかして 『尻軽女』 と掛けているのかも知れません(笑)!


⑤ 舞台に上がって、衣装の説明

  【美女と野獣】 では、魔法使いによって家具調度や食器に変えられた
『人間』 が重要な役柄なのですが、タンスやポットやナイフやフォーク等など
さまざまな日用生活用品が出てきます。
 特に『Be Our Guest』 のナンバーでは、何十人もの食器が出てきます。
見るからに重たそう!
 その食器の衣装などを並べて紹介されます。
 意外なことに見た目よりははるかに軽い造りになっているそうで、
殆どが 3kg ~ 5kg に抑えられているそうです。
 1995年の初演時は、今の3倍近くあって俳優が難儀したと云う裏話も。
どう見ても20kg位はあるようにみえる重厚なものでも5kg位だとか・・・
 なお、『タンス夫人』は別格で、やはり相当重いそうです。 


⑥ 舞台上手袖で、大道具の説明

 舞台上手袖では、綱元の説明があり、実際に幕(150kg程度)を昇降して
見せてくれました。 何と殆どの吊物機構が手動バランスウエイト方式でした。
 今でも、動きの自在さは、職人芸がコンピューター制御を上回ります。
 ここには、ベル(美女)の父親が開発した自動薪割り自動車も説明。
薪割りの操作はモリスのレバーでの操作に合わせてラジコンのプロポの
操作で行うとのこと。 参加者も、操作させてもらえました。
 モリスとベルの家の仕掛けの説明も。
 モリスが登場する時だけ、屋根の小さな風車が回るようになっているとのこと。

 

 他にも色々勉強になりましたが、この辺で。















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